野柳海岸の奇岩群
野柳は初回訪問とばかり思っていたけれど、特異な風景の中を歩く間に少しづつ記憶がよみがえってきたが確証までは至らなかった。
帰国して古いアルバムを手繰ると1983年頃会社の研修旅行でこの地を訪れている証拠を見つけた。
現在は整備され名声高い観光地となり、各種の施設とあいまって、広い駐車場は大型バスで埋め尽くされていた。
当時は砂埃が舞う駐車場でバスを降りると、土産を売る大勢の人に囲まれた、ガイドさんからは絶対に買ってはいけない、買ったらバスに戻れないという。
彼等のテリトリーは駐車場の中だけで、海岸に出る事はしなかった、人影のまばらな海岸は別天体を思わせる空間が広がり、初めての異国をゆっくり堪能した。
しかし、帰りも売り子の集中攻撃を受けた、ポケットに絵葉書を強引に突っ込んで買えと迫られる人もいて、ようやくの思いでバスに避難した事も思いだした。
台湾では全く変わらない景色と、30年という短い間に大きく変わったものが見えた。
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