常念が見える部屋から

ここから北アルプス常念岳が眺望できます。
季節の移ろいに写真を添えて発信します。

特産葡萄デラウエア

2012年05月07日 | 季節の便り

芽吹き

枯れ木のような枝の節々から、薄紅をさした新芽が一斉に活動を始め、種なしデラの棚下は緑色に変わった。

枝の1本1本がまんべんなく棚の支線に結びつけられている、これは農家の大切な冬仕事である。

これから天候を見ながら収穫の8月まで葡萄農家は農作業に追われる日々が続く。

花房が伸びて開花し受粉したころ、上を向いて一房一房を着色した薬液に浸すジベ処理をする、勿論全て人力である、これにより種子の発育が停止する。

薬剤の着色は、未処理の房を見分けるためである。 終日にわたる上向きの作業は苦行だという。

処理が終わった緑の葡萄粒は日毎に成長し、米粒が小豆になって、まもなく大豆大になり、更に成長して紫の葡萄色に変わる。

収穫まで後三ヶ月位だろうか

実りのころ農道を通ると甘い香りにむせるほどである。

間もなく来るであろう初秋の香を吸い込む時、世の中何かがきっと変わっているのだろう、変わらない方がいいと思ったり、変わって欲しいと願ったりする。

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 新緑 風と光と | トップ | 葡萄若葉の天麩羅 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

季節の便り」カテゴリの最新記事