常念が見える部屋から

ここから北アルプス常念岳が眺望できます。
季節の移ろいに写真を添えて発信します。

パパイヤ黄葉

2007年12月21日 | 季節の便り
寂しそうなパパイヤ

パパイヤに低温障害と思われる現象が出て、葉が黄葉して落ち始めた。
地球環境保全思想が、原油高騰の追い風で我が家にも定着しつつあるが、その影響かもしれない。
「寒ければ一枚余分に着ろ」と孫に言うようなわけにはいかない。
さてどうしたものか思案しつつ、しばらく様子を見ることにする。
おりしも親元から「パパイヤが結実して3センチほどに成長した」という明るいニュースが届いた。
やっぱり年季が違うと脱帽し、来年の目標が明確になった。
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停電

2007年12月20日 | 季節の便り
パインは元気

知人がすんでいる町で、事前予告の通り深夜3時間の工事停電があったという。
真夜中の停電だからと気楽に考えていたらしい。
しかし 寒さで目が覚めた、当たり前のことだけれど、あらゆる暖房が停止し、耐え難い寒さが襲ってきた、寝具を増量しようにもその在処が思い出せない。
周りにある衣類に蓑虫のように包まって通電を待ったということだ。
凍結防止帯、冷凍庫の食品類、電気タイマー、停電リセットが必要な器具など、その後遺症は大きかったらしい。

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2007年12月19日 | 季節の便り
葛の鞘

葛の花が小さな獣のように変わって鞘を鳴らしている。
いよいよ年の暮れ、昨夜 谷間の山奥の温泉でこじんまりした忘年会が終わり、外に出ると雪が降り出していた。
雪は山を下りるしたがって霙に変わり、やがて雨になった。

葛の花(8月)


葛花は穂先に向かって咲き移る その紫の移ろいの確かさ
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長寿県

2007年12月18日 | 季節の便り
美しい環境

長野県は長寿県で知られる。
様々な努力が積重ねられて、2005年度 男性1位、女性5位という結果になったのだと思われる。
その要因の一つとして、長野県は総合的医療環境が整っている事をあげる人が多い。
総合的医療環境が整った背景には、極めて恣意的で根拠には乏しいけれど、進取の気鋭に満ちた医療機器業者の活躍も大きかったと思っている。
我田引水のそしりは免れないが、同感の意を表してくださる医療人も、決して少なくはない。
気にかかるのは、最近その医療環境に、いくつかのほころびが見えるようになった事である。
特別視され、聖域とされた医療を、変革の潮流から隔離することはもはやできないことなのだろう。

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南の国の植物たち

2007年12月17日 | 季節の便り

ハワイ原産のマカデミアナッツが今年20センチも成長して、葉の縁に並ぶ鋭い棘が、柊とは比べ物にならない圧倒的な物量で迫って来る。
潅水時も注意深く接近しないと獰猛に反撃されてしまう。
しかし 寒冷地で南国の植物を育てる楽しさに比べたら物の数ではない。
マイナス7度の外気を尻目に、部屋は熱帯のホテルの雰囲気をかもし出す。

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蕎麦を打つ、食べる

2007年12月16日 | 季節の便り
花の頃

昨日蕎麦同好会の新蕎麦会があって、道具も腕もプロ並と自認する面々が集まった。
今年の作柄は鹿の食害というアクシデントに見舞われた外はほぼ順調で、昨年に比べて総収量は多少落ちたものの、実りが良くそば粉換算では増収となる見込みとの報告があった。減収増益ということだろう。
約2時間で3.5キロの二八蕎麦を打ち上げた。
総勢15名 蕎麦と酒・焼酎の相性が良く、賑やかな内にほぼ全量を平らげた。
ウワバミソウを舐めたいほどの満腹感で風花が舞う中を帰った。




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2007年12月15日 | 季節の便り

梅はまだ硬いツボミだけれど、選定した小枝を部屋に飾ると正月には開花する。
ツボミが日毎に膨らんでくるので1年で最も暗い季節にホッとさせられる時がある。



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こがき(小柿、まめがき)

2007年12月14日 | 季節の便り

久しく見ることがなかったコガキを近い場所に見つけた。
コガキは石油樹脂が溢れる以前 柿渋採取用にどこの家にも植えてあった。
柿渋がどのように使われていたか詳しい記憶は無いが、渋を塗った和紙は防水効果があり貴重品であったと思われる。
厚ぼったい渋団扇は、つい最近までそこでバタバタ音を立てていたように思い出す。
冬、何回も霜に曝され、枝で干し固まった黒い小さなコガキは美味しかった。
見つけたコガキは、接木された柿の台木から芽生えたもので、昔ながらに実をたわわにつけていた。
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いつわり

2007年12月13日 | 季節の便り
カクタス 希望

今年の漢字は「偽」に決まったとテレビが流していた。
子供の頃は「嘘をつくと閻魔様に舌を抜かれる」「嘘つきは泥棒のはじまり」と嘘は固く戒められていた。
しかし 現実には真実をはぐらかすことが重要な処世術になっている節がある。
偽りを言わないまでも、具合の悪いことを隠す事も偽りであろう。
偽りを悪玉として、これら全て白昼に曝したら、世の中が押し並べて安泰になるかというと多分その逆になりそうな気がする。
家や会社や地域社会で物事をすべて正直にぶちまけあったら怖いことになりそうだ。
そこで気がついた「偽」には良偽と悪偽があることに。
さらに気がついた、「偽の良偽」と「偽の悪偽」があることにも。
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ラオスってどこ

2007年12月12日 | 季節の便り
霧の朝の常念

松本ワイズメンズクラブが主催するアジア賞作文コンクールに、アジアからの留学生から36編の作品が寄せられた。
多くの力作の中で、信州大学経済学部に学ぶラオス留学生の作品が印象に残った。
作者は「日本に来て自己紹介の機会がふえた、しかし多くの場合返ってくる言葉は「ラオスってどこ」という質問でした」と冒頭で述べる。
恥ずかしいけれど私も知らなかった。
「自国のことを知られていないことにがっかりしましたが、今は知らないなら教えてあげましょうと思えるようになりました」と結んでいる。
字数制限のため短かく要約された文章を読んで、一度は訪れたい国のトップにラオスをノミネートすることにした。


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