常念が見える部屋から

ここから北アルプス常念岳が眺望できます。
季節の移ろいに写真を添えて発信します。

年末交通安全運動はじまる

2007年12月11日 | 常念100景

今日から年末交通安全運動が始まった。
通勤主道路に臨時指導所を設置し、交通安全を呼びかけた。
警察官が車を1台づつとめ、安協役員がチラシとテッシュを配って安全運動を啓蒙する。
いろんな運転者がいて「寒い中ご苦労さん」とねぎらう人、ものも言わず不機嫌にアクセルを踏み込む人等様々である。
係官によれば交通事故が増加傾向にあるという、せめて身近に交通事故の無いことを願う。
交通安全運動が終われば新年である。
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吉祥

2007年12月10日 | 季節の便り
吉祥草

一面に霜枯れて、この時期に外で咲く花はごく少ない。
花ざくろの脇の小さな草むらに今年も咲いた。
注意深く観察していないと気づかずに散ってしまい寂しい思いをすることがある。
咲いた花を見た人にだけ吉祥を招くという。
今年も後二十日ばかり、どんな吉が訪れるか楽しみだ。
この家に暮らしていても、この花の存在を知らない人もいる。
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焚き木とり

2007年12月09日 | 季節の便り
ヒヨドリジョウゴの紅い実


台所の土間に漆喰で固めたかまどがあって、ごはんは薪を使って焚いた。
枯れた松葉を焚き付けにして、太い薪に火を移すことは簡単なようで大変難しい。
母の煙にむせる咳が聞こえた。
たまには頬を膨らませ火吹竹を吹いて母を手伝ったこともあった。
たきつけや薪はそれぞれの家が山から運んだ、炊事、暖房は山の木がその源泉であった。
師走に入ると、一冬の燃料を備えるために、家族は総出で山から焚き木運んだ。
初冬の林は魅力にあふれ、子供達は手伝いをそっちのけで遊びほうけた。
この季節 薮に絡んだヒヨドリジョウゴが妖しく子供達を誘った。
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小鳥を誘き寄せる

2007年12月08日 | 季節の便り
楽に柿を取る道具

不埒な考えなど毛頭ないけれど、庭に小鳥を誘き寄せるには仕掛けが必要だ。
仕掛けといっても細工などいらない、熟柿を木の枝に引っ掛けて置くだけで様々な小鳥が集まってくる、雪の朝など門前市をなす賑わいである。
柿は高い枝に沢山熟れている、しかし木に登って採るには体重が増えすぎた。
そこで楽に柿を取る道具を作った。
道具といってもチンパンジーが考える程度の道具である。
長い竹竿の先を割って、柿を枝ごとを絡め取る、それだけの道具だけれど、大地に足を踏ん張ったまま面白いように取れた。

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冬の訪れ

2007年12月07日 | 季節の便り
秋の名残が残る木立

シーズンを迎えて、町内の要所々に融雪剤が配置された。
冬の必需品である。
降雪が多いときは除雪後に散布する、粒剤はプチプチ音を立てながら雪を溶かし、固く凍った路面をざくざくとしたカキ氷状にしてしまう。
正体は塩化カルシュームらしいがその威力はすごい。
最近配置された融雪剤の袋を見るとNACLと印刷されていた。
アレッ何時から食塩に変わったのだろう?



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すすきの救命具

2007年12月06日 | 季節の便り

枯れたススキの穂は暖かい、綿の代わりに布団に詰めたら極上の羽根布団にも勝るだろう。
不確かな記憶なのだけれど、太平洋戦争の末期 特攻隊の救命具に詰めるためにススキの穂を集め、学校に持っていったような気がする。
もしかしたら 冷たい海に漂う兵士から連想した私のフィクションなのかもしてないが、歳を経てからこの原風景に出会うと、突然眞のことのように思い出す。


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落葉松 幼木

2007年12月05日 | 季節の便り


戦後 成長の速さと旺盛な需要が牽引して、落葉松造林が一気に進み山林は落葉松で埋め尽くされた。
しかし 近年需要の激減と安い外材により、事業としての造林業は生存できないところまで追い詰められてしまったといわれて久しい。
ようやく最近になって 県内産の落葉松需要が好転し、林業にも幾分明るい兆しが見えてきたという話が聞こえてくるようになった。
そんなわけでもあるまいが、拡幅した林道の斜面に、実生で育った落葉松の幼木が黄葉して存在を示していた。
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朝霧

2007年12月04日 | 季節の便り

朝霧は平地を埋め尽くして、更に上へ上へとその量を増やし続ける。
松本の市街地も、低い山並の向うに広がる安曇野も、濃い霧の底に沈んだ。
まもなくこのあたりは乳白色の小さな粒で覆い隠されるだろう。

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午後の雑木林

2007年12月03日 | 季節の便り
立派な角を持った雄鹿が立っている夢を見た。

初冬の午後は短い。
気がつけば黄昏がそこまで迫って、木立の影がどこまでも長い。
こういう陽だまりに沈んでいると、すべてがどうでもよくなる。

口語短歌全国大会の投稿歌が初入選した。
長野日報賞をいただいて大変うれしい。
 そよ風のように来て嵐のように去った 軒下に残された捕虫網
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大蛇

2007年12月02日 | 季節の便り

つい近年まで耕作されていた農地の変わり果てた姿である。
畑に残った肥料を吸ってま、たたくまに成長した大蛇である。
民話によれば、大蛇(オロチ)が村里を襲ったという。
その民話を彷彿とさせる野藤の大木である。
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