常念が見える部屋から

ここから北アルプス常念岳が眺望できます。
季節の移ろいに写真を添えて発信します。

夏のイルミネーション

2008年08月11日 | 季節の便り

無精なのか、ものぐさなのか、沙羅の木にクリスマスのイルミネーションを括りつけたまま3年を数えた。
灯りを消して、季節の折々にそっと点灯してみる。
雪に反射する色灯りは温もりを演出し、熱帯夜の葉影に点滅する光には涼しさを感じる。
暑い国の夜に、鮮やかな光が街路樹の根元からてっぺんまで点滅していたことを思い出した。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

お盆がくる

2008年08月10日 | 季節の便り
ギボシ


お盆が来る前に、お墓と家の内外の掃除は欠かせない。
荒れ放題の庭に、人の手が入る数少ない機会でもある。
普段草陰に隠れてつい気付かずにいる、小さな花々に出会ってはっとする時でもある。
突然現れた、石垣の雑草に埋もれたギボシの高貴な紫にときめいた。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

チリトテチン

2008年08月09日 | 季節の便り
いたどり

イタドリが潅木のような薮になって花盛りである。
5月にルバーブをジャムに加工したらすこぶる好評であった。
そこでイタドリの新芽で同じ物を試みた。
結果は、空腹な鹿でも食べないようなチリトテチン的な物で終わった。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

タマアジサイ

2008年08月08日 | 季節の便り
タマアジサイ


アジサイが猛暑に息絶え絶えとしている頃、樹陰のタマアジサイは、美しい本物の花を咲かせている。
飾り花ではない証拠に、蜜蜂が夢中で蜜を集めている。
目を凝らすと、小さな花の一つ一つが繊細だ。
こんな美しい紫から吸い上げられる蜜はどんな色をしているのだろう。
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カラスウリ

2008年08月07日 | 季節の便り
カラスウリ

残雪の常念を映した田んぼに、もう青い穂が出そろった。
きっと早稲種なのだろう。
穂波の上に張り巡らされた雀除けのテープが、床屋の看板の様に風でくるくる回って見える。
夜中に、開け放した窓から吹き込む冷たい風で目を覚ますと、盛んにコウロギ鳴いていた。
何回取り除いても再生するカラスウリに根負けして、つい繁茂を許してしまった。
夜咲いて昼間に萎れる一夜花は、花弁の裾をシュレッダーにかけたように咲く。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

メイ芝の洋傘

2008年08月06日 | 季節の便り
材料(メイ芝)


作品(洋傘)


メイ芝はコーモリ(洋傘)グサとも呼ばれて、夏の畑仕事の手伝いをさぼって、遊ぶ材料だった。
数本の穂先を茎に結わえて、束ねた部分を摘み、茎にスライドさせると、洋傘を開閉するように、ハートの形が伸び縮みする。
極めて単純な遊びながら、単純さ故の難しさがあった。
まず数本の穂先が同軸上にある材料を探すこと、バランスよく束ねること、勿論束ねる紐もメイ芝の穂である。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

山小屋の灯

2008年08月05日 | 常念100景

槍ヶ岳山荘の灯は、ここから100ミリの反射望遠鏡ではっきり確認できる。
現在の山荘はどんな仕掛けで、この灯を灯してているのだろうか。
あの明るさからして、石油ランプやローソクの光でないことは確かである。
灯は仄かでなければいけないし、風に揺らめかなければいけない。
しかし 環境に優しく、安全でしかも経済的に考えたら、太陽光発電によるLED照明かもしれない。
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

七夕の近い頃

2008年08月04日 | 季節の便り
ヤブ蘭


サンゴ礁の海に咲くようにヤブ蘭が咲いて、夏は少しづつ陰りを見せ始める。
昼間の最高気温は、これからまだ更新が続くだろうが、朝の空を見上げると秋を思わせる風情があちこちに待機している。
7日は七夕である、里芋の葉に転がる水銀の様な露を集めて墨をする。
笹の葉に結んだ願い事が気恥ずかしくなったのはいつの頃からだろう。
子供たちがいなくなって、最後の七夕から二桁の年月が過ぎた。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夏の球技大会

2008年08月03日 | 季節の便り
芙蓉 朝の涼しい風を受けて


9時から夏の球技大会があって狩り出された。
開始から気温が上昇し11時30分の閉会には31度であった。
試合ではつい熱中するから体に良くない。スポーツ飲料で体を冷やしながらなんとか持ちこたえた。
大会は午後3時から始る納涼慰労会を打ち上げて終わりとなる。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

えのころぐさで遊ぶ

2008年08月02日 | 季節の便り
ネコジャラシ

この形状から多方面に利用価値が広がりそうに思うけれど、実は子猫をじゃらす位にしか使えないから、この名前がついたのだろう。
畑の雑草として嫌われる。
除草剤を散布した放置畑にいつの間にか一面に生えて、子犬が群れているようだ。
そっと近づき、抜いた穂先を首筋から背中に放り込んで「毛虫だ」と言って驚かせた。
放り込まれた時の、くすぐったい感触が、大げさにむづ痒くよみがえる。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする