常念が見える部屋から

ここから北アルプス常念岳が眺望できます。
季節の移ろいに写真を添えて発信します。

花の季節

2009年04月08日 | 季節の便り
牡丹

お城の堀端や小学校校庭の桜が少しずつ咲き始めた。
週末はお花見でにぎわうことだろう。
桜は咲くまでがいい。
早朝トラツグミの鳴声を聞いた。

「夜明けの森で啼くトラツグミ 海女の磯笛のように破れた口笛のように」
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綿毛

2009年04月07日 | 季節の便り
蕗の塔


赤い煉瓦の庁舎の前庭に並んで開拓時代の話を聞いていると、柳の大木から風に吹かれた綿毛が空を飛んで頭に降りかかった。
確か札幌の6月頃だったと思う。
いつでも綿毛は空想をかき立てる、もうすぐ蕗の綿毛を付けた小さな落下傘が飛ぶ季節がやってくる。

「桑 麦 白菜 葡萄を経て畑は枯野ぼうぼう 常念の稜線に茜色射す」
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梅は一日の難逃れ

2009年04月06日 | 季節の便り
小さな梅園

今年も梅の花付きは良いようだ。
「梅は一日の難逃れ」というお題目があって、我が家では毎朝梅漬けを欠かさない。
梅漬けを食べると一日の難を振り払う力が備わるということらしい。
ついでに福も振り払っていたかもしれないが・・
この小さな梅園で、その一年分を賄ってまだあまりある。
剪定や下草刈りなど日常の丹精の賜物であると自分ではかたくなに信じている。
「乾いた落ち葉を踏んで雑木林を歩けたらいい 枯葉に埋もれてもいい」

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清明

2009年04月05日 | 季節の便り
木瓜

どんよりとした曇り空だけれど、梅が咲いて桜が咲くまでの一呼吸の間、どこもかしこも明るい気に満ちている。

「春の彼岸は外交的で明るいから何でもうまく行くような錯覚をした」
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桜草だより

2009年04月04日 | 季節の便り

暖かさが戻って桜草は順調に育っている。
昨年頂いた、カッコウソウも小岩桜も、新芽の数を増やして仲間入りした。
我が家の風土が合っているらしい。
以前どこの庭先にも春を告げる桜草が咲いたものだけれど、近頃見かけなくなった。
強い外来の雑草に駆逐されたのかもしれない。
気のせいか 薄緑の葉も、その中から直立する花茎も、その頂に咲く可憐な色彩の花々もどこかはかなげである。
 「十枚と思っていたハコベの花びらは五枚だった新しい発見」

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石垣島のハイビスカス

2009年04月03日 | 季節の便り
ハイビスカス

冬の間、いくつも蕾が付いたハイビスカスだけれど、ガラスの向こうの冬景色に気おくれして未熟なまま落ちた。
ようやく窓の外に緑が見えて、黄色や赤い花が咲きだした事に安堵したらしく、小ぶりながらも鮮やかに一輪咲いた。

 野良仕事を終えて手を洗う時 指先に残るフキノトウの青いうつり香
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春は必ず来る

2009年04月02日 | 季節の便り
オキザリス

2009年版「未来山脈選集」が届いた。
選者に選んでいただいた37首が載った。

「陽だまりに黄梅が咲いた 春は必ず来るという確かな安心」
コメント (1)
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JR松本駅前

2009年04月01日 | 季節の便り
レンテンローズ

松本駅前に立って通行人にティッシュを配り献血協力を呼びかけた。
「御苦労さま」という一言が返ってくると素直にうれしいものだ。
横を向いて通り過ぎる人、無視する人達にもそれぞれの理由はあるのだろう。
松本駅前が訳もなくすっきりしたと思ったら、横断地下道が消えていた、地下道の階段を上り下りするより、少し待っても平らな歩道を信号に従って歩く方が歓迎されるらしく、最近の地下道は魑魅魍魎の住み家になっていたらしい。
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