朝 夜来の雨が上がって、一面視界を遮るミルク色の霧に包まれた。
しっとりと潤いのある庭に立つと、睫毛に吸い寄せられるように小さな水滴が付着して、冷気を感じて頭髪にあてた手のひらがぬれた。
枯葉が残る紅葉の枝の先々まで並んでいる水滴も霧の化身なのだろう。
霧に包まれて道に迷う事を「霧にまかれた」という、霧にまかれて山の向う側の集落にたどりついたという話を何度も聞いたことがある。
もしかしたら狐が先導したのかもしれない。
防災訓練
午後「防護柵」工事
朝 夜来の雨が上がって、一面視界を遮るミルク色の霧に包まれた。
しっとりと潤いのある庭に立つと、睫毛に吸い寄せられるように小さな水滴が付着して、冷気を感じて頭髪にあてた手のひらがぬれた。
枯葉が残る紅葉の枝の先々まで並んでいる水滴も霧の化身なのだろう。
霧に包まれて道に迷う事を「霧にまかれた」という、霧にまかれて山の向う側の集落にたどりついたという話を何度も聞いたことがある。
もしかしたら狐が先導したのかもしれない。
防災訓練
午後「防護柵」工事
起工式
最初のアンカー打込みにハンマーを振り上げる牧田町会長
施工講習会
雨の中 害獣防止ネット工事が起工した。
初日は講師により施工方法の講習が行われた。(中央は講師)
2.5メートル間隔で、支柱を支えるアンカーを80センチ打込む、アンカーに2メートルの支柱を差し込みボルト止めする。
支柱に、編み方の違う2種類の金属ネットをは張る。
講習を終わって「思ったより簡単」という人と「これは大変だ」という人がほぼ同数。私の感想は後者である。
講習が終わるころ雨が強くなり本日の作業は中止となった。 前途多難な幕開け
寒冷地と呼ばれるここで、枇杷が越冬し、花を付け、果物が収穫できる。
今年も枇杷の花房が沢山付いた、陽光を遮る山の樹木が年々成長し、冬の日照時間が制限される中での事実である。
開花を待ちきれず、黄色雀蜂が房の周りを飛び回っている。
肉食系の雀蜂が花に通うのは飢えているからだろう。
昨年は日参してきたムクドリに大半を荒らされてしまった。今年は防鳥ネットを張ろうと思っている。
手間をかけても花を守ろうとするのは、寒冷地で完熟した枇杷の美味しさを知ったからである。
朝の気温は零度近くを指していた。
農作物の取り入れを早く終わらせないと凍ってしまう。
午前中勤務を休んで、大根と葱の取り入れを済ませた。
ついでに取りやすい位置の柿をもいだ。
雪が積もると庭に沢山の小鳥が集まって来る、
木に残しても小鳥のえさになるけれど、大きな鳥に独占されてしまう。
無風快晴 絶好の農作業日和である、アルプス連山は薄く雪化粧した。
テレビに映る北国は激しく雪が降っていた。
本州の高冷地はこの秋一番の冷え込みで、温かさに慣れてしまった老躯は戸惑いを隠せずおろおろした。
タイヤを冬仕様に履き替えてしまえば覚悟が決まるのだが、まだその気になれずにいる。
暖気候のなせる業か、栽培技術によるものなのか、カミサンの育てた大根が素晴らしい作柄で、計量すると1本3kgあった。
1日100グラムづつ食べても1本食べつくすのに一カ月を要する。
今週の土 日 第60回長野県縦断駅伝競技会が開催される。
各地区から選抜された強豪15チームが、二日をかけて長野市から飯田市まで、晩秋の信濃路217.6キロメートルを駆け抜ける。
孫の星矢君が「塩尻市、東筑摩郡、木曽郡」連合チームの中学生代表で出場すると連絡があった。
初日の19日 第3区(3.7k)を走る。
JR篠ノ井線の姨捨駅は展望のよいことで知られる景勝地である、眼下に善光寺平が広がり、千曲川がうねりながら光って見える。
第3区はこの姨捨駅直下、戦神で名高い八幡神社をスタートし、戸倉上山田温泉入口まで競う。
全コースがテレビ中継される、長野県版箱根駅伝である。
「星矢 狙え 区間記録賞」「映れテレビに」
生憎 獣害防護柵の設置日と重なり応援には行けないし、テレビも見られない、きっと頑張ってくれるだろう。
潅木を切り払う
完成した緩衝帯 緩衝帯の中央に高さ2メートルの金網フェンスを巡らせる。
いよいよ檻の中の生活が始まる。
出張などで作業に参加できなかったが昨日記録担当者としての役目を遂行した。
昨日 東陽町YMCAセンターワイズメンズクラブの会合があった。
始発電車で行って地下鉄東西線に乗り換えた。地下の地理に不案内で目的地に着くまで不安だったけれど、乗ってみたら判りやすい表示に助けられて無事着いた。
会議後の懇親会に出席し、一泊して始発で松本に帰った。
中央線沿線は秋が深かった。
茶の花
鹿児島空港の近くで、綺麗に刈りこまれた茶畑に誘われてその畦道に立った。
茶畑がないの山国育ちであるからこんなに近寄って見るのは初めてだ。
触ってみると思ったより堅い葉の蔭に、清楚に花が咲いていた。
知覧武家屋敷を巡る道筋に沿った石垣の上の植え込みはお茶であった。
静かな佇まいの中に溶け込みように茶の花が咲き、地面に丸い茶の実がいくつかこぼれて転がっていた。
新しい花が咲いて、それを見届けてから実が落ちるのだろう。
同行の誰かが茶の実を拾っていた、聞くと「お手玉」に入れると良い音が出ると、少女のような答が返ってきた。
早速数個を掌に包んで振って見た、風の音、海の音、子供達のざわめきにも似た音が聞こえた。
その人は、昔の手遊び「お手玉」が今 静かな小さなブームになっていると付け加えた。
茶畑