『ジャコウアゲハ観察記(その324)』で,花を食する幼虫について取り上げました。今回は,それと似た例で,ウマノスズクサの子房を食べる例をご紹介しましょう。
子房が膨らんで結実するのをたのしみにしているところへ,ごく小さな幼虫がやって来て,それを食しているのを目撃。
地上部なら食草のどこでも食べ尽くす幼虫のことですから,当たり前なのですが,この小さなからだにして大した食欲です。
熟する子房の中に,種の子どもが詰まっているのが見えます。たまたま見た光景ですが,生態を見るうえで貴重な材料になります。