自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

クサカゲロウ,卵から幼虫へ(続)

2016-08-14 | 昆虫

8月11日(木)。早朝のこと。ルーペで見ると,すでに孵化して殻にしがみ付くようにしている幼虫が目に飛び込んできました。びっくり! 大急ぎで撮影。鋭い顎(あご)はりっぱな武器です。


「これはすごい!」。慎重に画像に記録しました。

とくべつにりっぱに見える毛! これでからだを守っているのでしょう。まさに“毛虫”! 黒い点はやはり目だったのです。白いからだを写すときは,光源の位置を思案します。とくに純白の場合は。写している間もじっとしている幼虫に,ほんとうに仰天。


時間が経ってからレンズを覗くと,他の卵も次々に孵化していました。「わぁー!」と思わず声が出てしまいました。


卵の下部から出てきています。


ほぼ出終わりました。脚が直線状に伸びています。


脚を動かしました。すっかり出てしまうと,殻にしがみつきました。ほかの幼虫たちのようすもまったく同じ。それはそれは,ふしぎなふしぎな光景に見えました。


トリミングすると,もっと雰囲気がお伝えできるかも。


さらに時間がかなり経ってから,幼虫たちは柄を伝って葉に移動していきました。

クサカゲロウの生態がちょこっと見えてきました。新しいことを知ることはじつにたのしいこと。そして,うれしいこと。この気分をたっぷり味わいました。