自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

メドハギと,キタキチョウの卵と(3)

2016-08-07 | 昆虫

8月1日(月)。その後,メドハギの株を鉢に植え,そこに幼虫を数匹おいて飼うことに。ところが異変が生じました。個体数が減っていくのです。謎が解けた今日,残りの個体数がたった1つになっていました。減った理由は“ハンター”ハチの仕業だったのです。狩りの真っ最中を目撃したとき,びっくりしました。そんなことなら,はじめからネットで覆いをしておくべきでした。

夕方,残った幼虫を枝とともに,水を入れたコップに挿しておいたら,ほんの1時間ほどして前蛹になりました。なんだか様子が変だなと思っていたら,コップの縁に行って,そこでぶら下がっていたのです。


帯糸が,からだが落下するのを防御しています。揺りかごのようです。 

 
この後の変化は見逃せません。

8月2日(火)。午前6時。なんと,もう蛹になっていました。早い,早い。からだには,脱がれた皮がまだ付いていました。透明感のあるからだが,他の昆虫の蛹とちがって際立っています。蛹化して間もない様子です。