自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

ヤマトシジミの“おしっこ”“うんこ”

2017-11-01 | 昆虫

朝夕涼しくなりました。冬が一歩一歩近づいています・

朝ウォーキングしていて目にとまったのが,アメリカセンダングサの葉で休息するヤマトシジミ。近寄っても逃げません。明らかに体温が上昇していないため活動できないのです。これもモデルだと思い,写真に撮りました。

 

よくよく見ると,腹端に水滴が垂れ下がっていました。まん丸い,からだからすれば大きめの水滴。

これは排泄物,手っ取り早くいえば“おしっこ”“うんこ”でしょう。チョウが摂取するのは高い栄養価の蜜。蜜を消化すると,そこからはごく微量の老廃物物しか出ません。ヤマトシジミで排泄物を見るのはこれが初めてです。「どうか舞い上がらないで」と祈るようにしながら,拡大写真を撮りました。

 

水滴がやや濁っています。上述した老廃物が含まれているからです。レンズを通さなければけっして見えない世界です。

立ち止まって撮影したのが幸いしました。わたしには新鮮な場面です。生態にちょっと近寄れた思いです。