朝夕涼しくなりました。冬が一歩一歩近づいています・
朝ウォーキングしていて目にとまったのが,アメリカセンダングサの葉で休息するヤマトシジミ。近寄っても逃げません。明らかに体温が上昇していないため活動できないのです。これもモデルだと思い,写真に撮りました。
よくよく見ると,腹端に水滴が垂れ下がっていました。まん丸い,からだからすれば大きめの水滴。
これは排泄物,手っ取り早くいえば“おしっこ”“うんこ”でしょう。チョウが摂取するのは高い栄養価の蜜。蜜を消化すると,そこからはごく微量の老廃物物しか出ません。ヤマトシジミで排泄物を見るのはこれが初めてです。「どうか舞い上がらないで」と祈るようにしながら,拡大写真を撮りました。
水滴がやや濁っています。上述した老廃物が含まれているからです。レンズを通さなければけっして見えない世界です。
立ち止まって撮影したのが幸いしました。わたしには新鮮な場面です。生態にちょっと近寄れた思いです。