自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

ラッキョウの花と昆虫たち

2017-11-10 | 昆虫と花

今,畑ではラッキョウが花盛りです。小さくって,ちりちりっとした花なのに,赤紫の鮮やかな花弁ゆえにひと際目立ちます。

 

一年前はそこを訪れる昆虫を見かけませんでした。今年はちがいます。たくさん目撃できました。昨年は結局天候がよくなく,わたしが畑に行ったときに巡り合えなかったのでしょう。今年は,ぱぁーっと晴れ渡った暖かな日に行ったからだと思います。陽気に浮かれ,昆虫たちがすっかり勢いづいたからにちがいありません。この点,昆虫も人もよく似ています。

翅の裏側の波模様からすると,ウラナミシジミのようです。

 

吻を曲げて渦巻にした瞬間です。

 

シジミチョウは花を変えて吸蜜に勤しんでいました。

 

畑から去ろうとはしませんでした。ラッキョウがお気に入りのようで。複眼に生えた毛が見えます。眼にとって相当の意味があるのでしょう。一説には花粉で眼が汚れないようにというのがありますが,さてどうなんでしょうか。 

 

イチモンジセセリはどこにでもいます。ここにも。幼虫の食草はイネ。辺りには稲田が広がっています。

 

 

ヒラタアブのなかまはいくつかいました。警戒心が強かったので,このときはクロヒラタアブを撮影できただけ。口吻が柱頭を舐めています。このクロヒラタアブの複眼も毛がいっぱい。

 

 

蕊につかまり,吻でペタペタ舐めています。おいしそう! 

       

      (つづく)