自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

ツワブキを愛する昆虫たち(続)

2017-11-25 | 昆虫と花

秋の黄色はわたしたちヒトの目にも印象に残りますが,昆虫たちにも同様のようです。次から次へと訪れる虫たちを観察していると,そのことがよく理解できます。

ツマグロキンバエなど,最たるもの。じつに感度がよさそう。からだに付いた花粉は,ツワブキの歓迎ぶりが窺えます。

 

オビホソヒラタアブがやって来ました。こんなに小さいからだなら,一つの花でさえいくら摂食しても食べ切れません。小さなからだに付着した,たくさんの花粉が印象的です。

 

ホソヒラタアブは常連。その右にごく小さなハエがとまっています。目に付かない小ささ! 

 

眼の大きなキゴシハナアブの登場です。花の色がしっかり目に入って来そう。毛にはたくさんの花粉が!

 

アシブトハナアブ です。ハナアブのなかまは花があればどこにでも出没します。とくにキク科が大好きなよう。

 

ハエのなかまです。送粉にはずいぶん貢献しているようで。でも本人がそれを知ろうはずもありません。

 

 キンケハラナガツチバチです。わたしに気づいて舞い上がりましたが,わたしの頭上を旋回して再び戻って来ました。黄色がシグナルなのでしょう。

 

超接写をすると,こんなに花粉が付いていました。

 

虫が来るところには,いつもクモの存在があります。ササグモがじっと獲物を待ち受けています。

 

ハナグモは花の中央にでんと構えています。小さ過ぎて,訪花昆虫たちには識別できないでしょう。この脚で絡み捕らえられると,なかなか逃げられそうにありません。 

 

花の色に技あり,作戦あり,といったところです。

 


ヒメアカタテハの産卵(4)

2017-11-25 | 昆虫

11月22日(水)。十一日目。早朝。

卵A。確実に変化が進んでいます。からだが薄っすら見えかけています。

 

卵B。ぼんやりした影が見えます。

 

卵C。これもぼんやりとした影が。変化はじつに遅々とした感じ。 

 

卵の高さは0.7mm。この世界をカメラレンズで覗くのですから,驚異の世界といえばそうかもしれません。

11月23日(木)。十二日目。早朝。

卵A。昨日とほとんど変わっていないようです。

 

卵B。これも変化はありません。

 

卵C。はっきりした変化なし。