自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

超接写がたのしい秋(11) ~ヤマトシジミの孵化①~

2017-11-30 | 昆虫

11月,ヤマトシジミの孵化が続きます。卵が狭い範囲にかためて産み付けられたのが,観察に幸いしました。まことにラッキー!

この卵は葉の表側に付いたものです。幼虫は蓋部の周囲をくり抜き終えました。頭部の様子がよくわかります。からだは横に寝た格好です。体節のしくみにかなっています。 

 

「さあー! 出るとするか」なんて意志決定しているかも,です。

 

からだを乗り出して,そうして下向きに出て行きます。このアングルだとわかりづらいのですが,かなりからだを曲げています。

 

出終えた幼虫は卵のすぐ脇にしばらくいました。

 

大急ぎで横から撮りました。毛並みがおもしろいほど感じとれます。

 

前方からも撮っておきました。 

 

間もなく,幼虫はその場を去りました。こんなふうにからだをもたげたのは,大地に飛び出て心地よいからなのでしょうか。 

 

 

超接写であることが,ものさしの目盛りでおわかりいただけるでしょう。

 

 

撮影後トリミングして拡大写真を得るのとはちがって,拡大しての撮影なので苦労が多いといえばそのとおりです。