自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

紅葉ファミリーハイキング ~琵琶湖疎水を歩く(2)~

2017-11-28 | 旅行

昼食時,足元に積もった落ち葉の上に小さな昆虫を発見。コオロギに似た,ごく小さな虫です。帰って調べると,カワラスズのようです。後脚が斑模様と出ていました。体長5mmほど。観察していると,ときどきぴょんと遠くまで飛ぶのです。枯れ葉に似た体色は棲む場所を選んでいる証拠。石の隙間に棲息しているとか。このときは餌でも探していたのでしょう。

 

そこに現れたのがヒメフンバエ。 先のコオロギ似の昆虫を捕えようとしましたが,逃げられてしまいました。動物の糞を餌として生きているので,行動を見ていると面白いことに気づきました。あちこち行き来しながら,ある葉の下に潜り込みました。そっと,その葉を取り除くと小動物の糞が! まいった,まいった。

 

食事を終えて,出発。我が国最初のコンクリート橋の脇を通りました。

 

対岸に立つ記念碑には,「鉄筋コンクリート」を漢字で表示した記念碑が。

 

琵琶湖疏水の舟運最終地点,蹴上発電所前に到着。

 

それを脇に見ながら近くの日向大神宮に。多様に色づいたモミジが目をたのしませてくれます。

 

色の変化が自然の妙を醸し出しています。

 

発電所前に戻って全景を撮りました。台車は,積荷のある舟を乗せて段差のある下方に運ぶためのもの。もちろん,下からも舟が上げられます。

 

レールは台車が行き来した昔を物語っています。蹴上インクラインと呼ばれています。遠景には京都市街地が広がります。降りていけば,最終地点の南禅寺付近。

 

   (つづく)