自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

冬,“虫の目”でとらえた虫たち ~キイロナミヒラタアブ~

2019-01-02 | 昆虫

12月31日(月)。寒風が吹くウォーキング道にて。今日の最高気温6.5℃。道端にはセイヨウタンポポがあちこち咲いていて,綿毛もあっちこっちにあります。

一本の綿毛にキイロナミヒラタアブがとまっているのが目に入りました。ただし,同定には自信がありません。この寒い中,とてもふしぎな光景に思われました。活動しようと思えばなんとかできる気象条件なのでしょう。

じっとしているので,もしかすると死んでいるのかもしれないと思いました。しかし,前脚を複眼方向に伸ばす特有の動きをしたものですから,生きているとはっきりわかりました。まずは接写から。 

 

 

ぐっと近寄って撮りました。どんな事情からここに着地したのでしょう。

 

 

反対側からも撮りました。

 

おしまいに,虫の目で。ワーキングディスタンスは1cm。ここで幸運なことに,雲間から日差しが! 右手一帯の田には麦が育っています。それが一面の緑を醸し出しているのです。この写真を撮った瞬間,どこかに飛び去りました。なんとか一枚残ったー! ほっ!

  


ヒメアカタテハの幼虫,その後(11)

2019-01-02 | 昆虫

12月27日(木)の続き。午後2時。動きはあるのですが,どうも蛹化につながりそうもありません。

 

午後6時近く。ぶら下がってから36時間以上が経過しているでしょう。変化はなんとゆっくりしていることか。偶然,このとき大きな動きが目に飛び込んできました。からだが真っ直ぐに伸びて,頭部の皮が裂け始めたのです。ついにこの瞬間を目撃!

 

もっと大きく撮りました。

 

もっともっと大きく撮りました。感動的です。

 

わたしにとって,いつまでも残り続ける画像になるでしょう。この後の様子については次回に報告します。