1月4日(金)。公園にて。学校園が休みなので,家族連れでいっぱい。虫の目レンズを携えて歩いていると,なんとベニシジミが! ベニシジミの越冬態は幼虫なのに,成虫がまだいたのです。きっちり記録しておきたくて,慎重に接近していきました。
セイヨウタンポポの花に移動したあと,また別の葉に。ただし,遠くから離れずに一定の範囲で動く様子。
そのうちに,スイバの株に着地。そこで歩き始めました。「もしかすると産卵行動なのかな」と感じました。しかし,こんな冬に産卵するのか考えると,ありそうもありません。
ところが産卵したのです。下写真はその証拠になるでしょう。もしかすると,枯れ草に産付したかもしれません。この確認は後日することに。
ベニシジミは次々に移動して行きました。結局,確認できた産卵行動は二度でした。
こんな冬季に産卵しても,たぶん孵化しないでしょう。なのに,成虫は産卵に全力を注いでいるのです。種の保存に向けた行動は本能的なものです。その本能のスゴサをついつい感じました。