自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

”虫の目”でとらえたフユイチゴ

2019-01-16 | 植物

1月。冬に見る果実で,真っ赤なものは数少ないはず。その一つがこのフユイチゴです。とても小さいのに,なんと瑞々しく,そして鮮やかなこと! 見た目だけでなく,口にしたときも甚だ印象的なのです。たぶん誰にでも。完熟した甘酸っぱさといったら,それはもう並みのものじゃありません。 

 

 

わたしの活動拠点ともいうべき公園の,限られた箇所にぎっしり詰まって実っています。花の頃もよし,今は最高によし,です。花の時期は真っ白な花弁の清楚な姿が品の良さを伝えてくれます。ただ,他の草々と競争して生えているので大変だなあと思うのですが,今は違います。競争相手がなく,いかにも堂々と実りを誇っているようなのです。なんだか香りがしてくるような。

 

 

こういう実りの風景は今の季節ならではのものでしょう。見るだけでうれしくなります。 

 


ツクバネの実生栽培(7)

2019-01-16 | 植物

1月15日(火)。かわいい冬芽(葉芽)が付いています。昨年末まで葉が残った苗木がありましたが,今ではすべて落ちてしまい,春の準備が整っています。ありがたいことに,いくつかは枯れずに無事に育っています。高さはそれぞれ5cmから10cmまで。

いずれの苗も先の方は枯れているように見えますが,そうではありません。その証拠にごく小さな冬芽が付いています。下の方にはしっかりした冬芽があります。

 

上に,かわいい芽が二つ。

 

一つひとつの芽の特徴は樹種ごとにちがっています。ツクバネの個性はどう表現すればよいのでしょう。鱗片の先近くが赤褐色で,先端は尖っています。芽全体は紡錘形です。

 

もうすこし近寄って撮りました。芽の緑を見ると,生きているなあと感じます。

 

雌株があることを祈っています。今年は一年目の冬。雌雄を確認できるのは来年あたりでしょうか。