自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

”虫の目”でとらえたイタドリ

2019-01-25 | 植物

河川敷にて。

ここはタケが生い茂っています。竹林の辺縁部には,あちこちイタドリが茎をヌーッとばかりに伸ばして立ち枯れています。こうした風景はよく見ること。

この日に見た茎には,実がどっさり付いていました。たわわに実るといういい方がありますが,そのことばにピッタリの風景です。

 

近くにある別の雌株。茎の長さは3mを超しているでしょう。これにも実が鈴生り。実には翼があって,風が吹けばすこしでも遠くに散布されるつくりです。

茎が高ければ,それだけ遠くに飛ばすことができるというわけです。納得。茎をできるだけ高くするために,茎は中空になっています。中空の茎が縦に裂けないように,節がいくつも準備できています。これも納得。

 

冬は,静かに草々の姿を思うのにふさわしい季節です。