河川敷にて。
ここはタケが生い茂っています。竹林の辺縁部には,あちこちイタドリが茎をヌーッとばかりに伸ばして立ち枯れています。こうした風景はよく見ること。
この日に見た茎には,実がどっさり付いていました。たわわに実るといういい方がありますが,そのことばにピッタリの風景です。
近くにある別の雌株。茎の長さは3mを超しているでしょう。これにも実が鈴生り。実には翼があって,風が吹けばすこしでも遠くに散布されるつくりです。
茎が高ければ,それだけ遠くに飛ばすことができるというわけです。納得。茎をできるだけ高くするために,茎は中空になっています。中空の茎が縦に裂けないように,節がいくつも準備できています。これも納得。
冬は,静かに草々の姿を思うのにふさわしい季節です。