自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

今冬のマンサク(12)

2020-02-20 | マンサク

コバチがいるのが目にとまりました。ヒラタアブコガネコバチかも。花の中から出て来たようで,からだに花粉が付いています。「どうかもう一度花の中に入って!」。

 

そう願っていると,なんとそのとおりに! 体長は2,3mmに見えました。この格好は受粉にぴったり!

 

頭を奥に突っ込んだので,レンズをぐっと近づけました。こういうときは警戒心がまるでありません。

 

長い間摂食していました。わたしは辛抱強く待ちました。時間が経って,出て来ました。なんとこんな姿に変身!

 

すると,また花の奥へ。うれしい!

 

からだには花粉がどっさり! からだを覆う剛毛が,花粉の付着におおいに貢献しているようです。

 

これらの写真は,わたしには生態に係る生々しい証拠写真に思えます。だから接写は愉快! 

 


地域ミュージアムで考える(92) ~両とんがり地球~

2020-02-19 | 日記

「とんがり地球ができたのだから,今度は円錐が二つ合体した地球,いいかえると両極が尖った“両とんがり地球”を作ったらどうかな」。曲面に囲まれた地球をつくりかけた続きに,イメージしたのがそれ。

善(?)は急げ,です。円錐同士の接着方法は後回しにして,とにかく地図から描いていきました。第一作については中心角を180度としました。

 

これをパソコンに取り込んで,修正。原図が出来上がり,北・南半球それぞれの円錐を完成。それを何とか合体させたのが下のとんがり地球です。

 

これをつくる最大の問題は,赤道部分をどう滑らかに接着するかです。だれがやってみてもある程度簡単に,しかもうまくできなければ意味がありません。こんな話をしていると,スタッフの一人が「クラフト工作の場合,二つの円筒をつなぐのに片方をぎざぎざにするので,そうすればよいのでは?」とアイデアを出してくれました。

わたしには初めてのことなので,そんなにうまくいくかなあと不安を感じながらも一度やってみることに。

 


今冬のマンサク(11)

2020-02-18 | マンサク

この日の最高気温は14.8℃。マンサクの花を見ていくうちに大きなハエ,小さなハエが数匹目にとまりました。その中で特異だったのはトリバガがいたこと。くわしい同定はできていません。出現期にしてはちょっと早すぎる感があります。

 

気づかれなかったようで,吸蜜に熱中していたのが幸い。じっくり撮影できました。

 

吻の動きが見たくて,レンズを近づけました。シャープには撮れませんでした。それでも吻に花粉が付いているのがわかります。

 

かなり長い時間とどまっていました。

 

めずらしい訪問者に出合いました。

 


今冬のマンサク(10)

2020-02-17 | マンサク

コバチです。花弁にいました。いかにも花に関心ありげ。

 

やっぱり! 花の奥に頭部を差し込みました。

 

しばらくいたので,たっぷり撮影できました。

 

こういう昆虫を記録できるのはうれしいですね。注意を払わなくては目に入らない程の小ささなのですから。

 

 


地域ミュージアムで考える(91) ~続々 とんがり地球~

2020-02-16 | 随想

とんがり地球を七つ糸に取り付けました。

 

これらを重ねました。虹色に見えるでしょうか。

 

しあわせの地球に入れると……。蓋を閉じたら中身は隠れます。

 

蓋を開けて紐を引き上げると,あらあら,とんがり地球がしあわせの地球から次々に飛び出して来る! 

 

すてきな贈り物になりそう。

 


ダンゴムシの生態を確かめたくて(1)

2020-02-15 | 生物

あるきっかけでダンゴ虫の生態をこの目で見たくなり,この春から飼育を試みようと思っています。生態には産卵やら孵化やら,脱皮やらいろいろあります。調べると飼育はとてもやさしそうなので,ミュージアムで展示飼育してもいいかなと思い始めています。

ほんもののダンゴムシではないおもちゃのダンゴムシの話です。ガチャガチャコーナーで大ヒットしたというダンゴムシがあります。発売当時は黒色だったのが,今ではバラエティーに富んだ品が揃っているとか。ほんものに実に似通ったつくりになっているらしく,開発者はずいぶん苦労なさったようです。

そんなものならまずはこれを入手したいと思い,ガチャガチャコーナーを見かける度に探してみました。しかし,まったくなし。

昨年末。大きなまちの大きな家電量販店に出かけたとき,そこならあるだろうと思って探しました。そこはその地方最大のガチャガチャコーナーのあるところらしいです。とにかく多くて,数百と思われる台がありました。係員が不在。自分で探すしかなし。期待していたのに,なし。

年を越して,地方の大きなまちのショッピングモールにミュージアムフェアで出張。偶然そこにガチャガチャコーナーがあるのが目にとまりました。マアないだろうなと思いつつ,とりあえず確認。数は数十といったところ。見ていくと,なんとなんと最後の方にアッター! ほんとうにびっくりやら,感激やら。

 

結局,二つ購入することに。

 

もうすぐ,ほんものを飼育観察する春がやって来ます。まずは,文献調べといきます。

 


’19 ~’20冬,虫の目写真シリーズ(22) ~ピラカンサスの実~

2020-02-14 | 植物

JRの線路脇。ピラカンサスが大きく育っていて,実をたっぷり付けています。これだけ実が生っていると,お見事というほかありません。なぜかヒヨドリたちの気配はなし。

 

晴れた日,これを主役に電車がやって来る風景を撮りたくて撮影準備。

 

しばらく待つと,その瞬間がやって来ました。電車が近づく音が大きくなって来ると,なんだか緊張。ファインダーを覗きながら,その瞬間を撮りました。安易な撮影にならないよう一枚に賭けます。

 

後日,カメラ位置をすこしだけ変えて撮影。遠景を入れました。

 

青もよし,白もよし,赤はもちろんよし,です。

 

ここはお気に入りのスポットになりそう。

 


’19 ~’20冬,虫の目写真シリーズ(21) ~続々 菜の花~

2020-02-13 | 

隣家の人が畑仕事をしている風景です。菜の花が咲いています。その花にとまっているのはツマグロキンバエ。菜の花が咲くのをたのしみにしているという隣人。なかなか風流です。

 

風景の主役はあくまで菜の花です。

 

早春の花は黄色。ひっそり咲いていて,それでいてちゃんと虫にアピールしています。なかなかよし,です。

 


今冬のマンサク(9)

2020-02-12 | マンサク

やはりこのブユが来ましたか。寒い日のこと。マンサクの枝に付く枯れ葉にとまってじっとしていました。じっと見ると,複眼に花粉らしいものが!

 

近寄って撮ると,やはり花粉だとわかりました。

 

前から撮ることもできました。頭部に花粉がいっぱい! たぶんマンサクのそれでしょう。

 

しばらくすると,葉の上を歩いて花に移動。そこで中を覗き込んでいました。

 

と思ったら,さっそく頭を突っ込みました。もちろん摂食行動に入ったのです。

 

出て来たところを撮りました。ブユはヒトの血を吸うというので,嫌われる虫です。冬は花で栄養を補給しているのでしょうか。このブユはヒトの血を吸う種なのでしょうか。

 


’19 ~’20冬,虫の目写真シリーズ(21) ~コブシ~

2020-02-11 | 植物

コブシの花芽が日を浴びて,つやつやと輝いています。春が待ちどおしいでしょう。晴れたこの日,花芽になったつもりで接写。この木を撮るのは今回初めてです。

 

横を走るJRの線路を電車が近づいて来ました。

 

翌朝,再び電車を入れて撮影。

 

そして昼過ぎ。

 

花が咲く頃,再び訪れて,大きな花と電車の組み合わせで春を撮ろうと思います。