自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

’19 ~’20冬,虫の目写真シリーズ(20) ~モンキチョウ~

2020-02-09 | モンキチョウ

2月9日(日)。晴れ。最低気温-1.4℃,最高気温6.5℃。ずいぶん冷え込みました。

強い日差しがある昼前,たまたま菜の花畑の脇を通りかかりました。黄色の花が印象に残り,撮影。

 

撮影中にチョウが飛来。びっくり。それが運よくも近くの地面に舞い降りました。近寄って確認すると,なんとモンキチョウではありませんか。こんな時期に出現するなんて,信じられません。

モンキチョウは翅の側面を太陽に向けていました。この姿勢なら,からだの横から日を浴びることになり,一定の体温を保つのに都合がよいのでしょう。写真に写った影はレンズです。接写なので,太陽の位置から写り込むのはしかたなしです。というより,この記念すべき一コマを残すことのほうがずっとたいせつです。

 

撮った直後チョウは舞い上がり,遠くに行ってしまいました。目で追っていると,また戻って来て,別の地面に降りました。「やったー!」。恐る恐る近づいて行きました。いました,いました。。前と同じようにからだの横側を太陽に向ける格好でいます。

やはり体温の低下をなんとか防ごうとしているようです。そっとそっと近寄って,「舞い上がらないで!」と祈る気持ちでシャッターを押しました。今度はレンズが写り込まない位置から撮れました。舞い上がらなかったら,もっと近寄れていたのですが。

 

撮った瞬間,舞い上がってどこかに去って行きました。今頃成虫でいるモンキチョウだなんて,信じられません。自然からのプレゼント! とにかくすごい出合いでした。