徒然なる日々からの歳時記

徒然なるままに日々の歳時・興味を綴っております。

美しさについて考える 其の一

2006年12月11日 | ちょっといいとこ,いい景色
ブログ,少々さぼり気味で,1ヶ月前とかの出来事について書いていたりします・・・。

先月頭の連休を利用して,大阪の方に戻ってきました。お盆に帰ることが出来なかったので,久しぶりだったのですが,毎度の如くモモ姫の手荒い歓迎受け,2泊3日のんびり過ごす・・・,ことが出来ないのが貧乏性の悲しい性。

中日に一度足を運んでみたいと思っていた京都府美山町(現在は,南丹市という何とも味気ない市町村名に変わってしまっています)に行って来ました。

京都市内から国道162号をひたすら北上すると目指す美山町にたどり着けるのですが,ちょこっと寄り道。

今回はまずその寄り道の話。

皆さんは“スギ”という言葉を聞いて何を連想します。やっぱり花粉症でしょうか?吉野とか秋田,杉の産地の名前が浮かぶ人がいたら嬉しいですね。

寄り道の先は「北山杉資料館」。

京都市西北部の北山地方は,古くから杉の産地として栄えた場所,特に床柱等に用いられる高級建材「磨き丸太」の生産は全国的にも有名。節や傷のない磨き丸太を作るため,最も重要となる作業が「枝打ち」。植林から伐採までの間,何度となく繰り返されます。幹の上の方まで綺麗に枝打ちされた杉林の様子は,テレビ等で一度は見たことがあるのではないでしょうか。

寸分の狂いもなく,すらりと立つ北山の杉たちには,一本一本の木に込めた林業家の思いと「用の美」を感じました。
コメント
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