徒然なる日々からの歳時記

徒然なるままに日々の歳時・興味を綴っております。

馴染みの柑橘「伊予柑」

2013年01月31日 | 日本酒・ワイン・酒・食材・旬
果物の中でもバリエ-ションが豊富なのが柑橘類。温州みかんを筆頭にかなりの種類がある。そんな柑橘の中でも,子供の頃によく食べた馴染みの柑橘の一つが「伊予柑(いよかん)」。

母方の祖母の実家が伊予柑を育てていて,毎冬ごとに送ってもらっていたのが理由だが,よく食べていたわりにはあまり知らない「伊予柑」・・,ちょっと調べてみました。

伊予柑は名前の通り,生産の8割以上が愛媛県という愛媛を代表する柑橘。なのですが,実は起源は山口県(現在の萩市),明治19年にとある園地で偶然発見されたそうです。ちなみに親の品種はちゃんと分かっていないとか。明治22年に愛媛県の松山市に導入されて,産地が形成されたことが伊予柑の始まり。伊予柑の中にも種類があって,一番有名なのが宮内伊予柑(普通の伊予柑の一株から見つかった優良な形質を持つ一枝を接木で育成),他にも大谷伊予柑とか勝山伊予柑とか(これらは今度は宮内伊予柑の枝から発見された:こういうある枝だけに芽・葉・花・果実などの形質が異なるものが生じることを「枝変わり」というそうです)結構種類があります。

甘さと瑞々しさが特徴の伊予柑なのですが,皮がむきにくい,手が汚れるなどの理由で最近は敬遠されがち,近年,収穫量も栽培面積も大きく減少(他品種へ転換)しているそうで,馴染みのある者としてはちょっと寂しい限りです。

・・ってな訳で応援です。

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コメント (4)
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