ひでんかの”雅でない”日々

庶民の"ひでんか"の日々はちっとも雅じゃないけれど、いろんな人達と楽しい毎日を過ごしています

治療方針

2013-06-19 23:14:34 | ひでんかの「日々の徒然」

「今後の治療については明日の午後になってから」
ということで
「明日もいらっしゃいますか?」
「先生のお話しを聞けるのでしたら、お時間を合わせます」
と答えると
「では4時くらいに」
ということで、今日は3時半に病院に到着。
父は透析に行っていて部屋には居ませんでしたので、4時までは売店を覗いたり、食道のメニューをチェックしたり(?)の「病院探検」
4時に病室に戻ると、看護師さんが
「先生が捕まらないので、病室でお待ちください」
とのこと。

「そんなことでしょう」
と部屋で待っていると、先生が1枚の紙を持って現れました。
「まずは、ものすごく、ザックリと説明させていただきます」
先生が持ってきた紙には、体の図(血管)が書かれていて、
「この部分とこの部分に動脈硬化が見られます」
と書き込んだ部分を示します。
「この部分(骨盤の中あたりだそうです)の動脈硬化が一番深刻で、このせいで足に血が流れていません。
ですので、最初にここの治療を行います。
手術をして全部血管を出してから悪い部分を取って新しい血管に置き換える方法もありますが、患者さんのお歳を考えると、お腹を開けるのは負担が大きいので、足の付け根からカテーテルを入れて、ステントという金属を詰まって居る部分に置いて拡げる方法を取ります。
・・・」
足からのカテーテルがうまく通らなかった場合は上からも入れる。それらが失敗した場合は、右足の付け根の血管から左足の付け根までバイパスを作る。
最後の手段は、やはり手術。等々
と、考えられる手術中の事故や後遺症等々の説明をサクサクして
「一番早い日程で、来週26日の午後になります」
「ハイ」
「と、ここまでご理解いただけましたら、こちらにサインをください」
と、先ほどの図が書いてあった紙をパラっと拡げると、なんと裏が

「手術承諾書」と「説明をちゃんと聞きました」の確認

になっていました。
(なんてシステマチック!!)
「患者さんには、まだお話ししていませんが」
とのことでしたが、こちらとしては
「よろしくお願いします」
と言うしか無く、父が帰ってこない間にサッサと2人で署名・捺印して完了。

さすが外科の先生(?)
質問にも即答されますし、説明が端的で良いなぁ~、と思っていると
「あんなにさっさと説明されると、きっと本人には理解できないわね」
と言う母。

では、と、父が透析から戻るまで待って
「来週、カテーテルをやるそうです。承諾書にはサインしました」
(カテーテル治療はご存じだと)
「そうかわかった。どうせ、こっちは麻酔で寝てれば終わっちまうんだ」
「いえいえ、局所麻酔です」
「え、全身じゃ無いのか?」
「はい」

昨日、病院に着いてから度々
「自分はもう十分生きた。だから別に、明日死んでもいいんだ。
個室が空いてなかったら空くまで待ってればいい」等々、口にしていて、今日も似たようなことを言うので
「別に、もう死んでもいいんだったら
「何もしなくていいです」
って言いましょうか?
そのかわり、放っておいてもさすがに明日直ぐには死なないので、死ぬまで、どんどん足は痛くなるけど...」
と言うと
「痛いのはダメだよ」
とのこと。
(な~んだ、結局、死にたくないんでしょ?!?)

とりあえず、透析の回数を増やして、感染防止をしながら来週のカテーテル治療までは様子見です。

コメント
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