元ラーメン屋店主のツイート集

ラーメン屋を10年経営し、今は閉店し、介護士をしています。

肉厚、歯ごたえ、大きいチャーシュー

2007年02月10日 | れいんぼ~情報
今まで2年強の間に、ラーメンのチャーシュー
の形、味、製法は何度となく変化させてきました。

スープや、タレ、香味油は数え切れないほど製法を
変え続けてきましたが、チャーシューはせいぜい10
回弱の改変しかしていません。

ラーメンにおけるチャーシューは何かを改めて考えて
みました。庶民的で素朴なラーメン1杯の中で、華や
かなポジションであるのは間違いないです。

スープや麺の重要性に比べると、無くてもラーメンと
して成立するが寂しい。質素なラーメンを豪華に演出
しているのがチャーシューとも言える。

チャーシューを食べるタイミングは、麺が半分ぐらい無
くなってからや、替玉までとっておいたり、後半の楽しみ
にしている人が多いと思います。

また、チャーシューの食べ方も、スープに浸ったチャーシュ
ー単体派、麺と一緒にチャーシューを頬張る派、
チャーシューをご飯に乗せて食べるなど様々です。

以前までは、チャーシューはラーメン内のオマケであっ
て重要だとは感じていませんでしたが、ラーメンの存在感
を大きく左右しかねない可能性を秘めた具である事に気づ
きました。

今までは小手先の技術で魚介味だったり、ピーナッツ風味
にしたり、ペッパーチャーシューだったりしましたが、
「王道を行く新道」をテーマに開発しました。

大きさからして今までより存在感を増し、今までより
厚みも増しました。今までよりボリューム感のある
チャーシューゆえ枚数は1枚です。

じっくりと、特製熟成ダレに漬け込み、表面をこんがり
焼きました。

ラーメンに盛り付け寸前には、温めたチャーシューを
使用します(1年前からやっています)

新チャーシューは、懐かしいけど、新しいです。

少し大きく厚めのチャーシューで、ちょっぴり幸せ気分
になれると思います。

新チャーシューが美味しすぎ、僕のつまみ食い急増中。
自己制御しなければ、在庫切れや、体重増量しちゃい
そうです。

取得しても資格扱いにならない検定

2007年02月10日 | 小ネタ
最近、地域振興を目的にした地元団体が主催する
ご当地検定がブームになっていて、ゲーム化もされています。

僕が住んでいる佐賀県唐津市でも先日、呼子町組合
が主催した第1回「呼子イカ検定」が行われました。

また、趣味の分野の検定も続々出来ていて、僕の姉は
全国の温泉巡りをしまくるヘヴィ温泉フリークなので
「温泉検定」なる資格を取得しました。

検定ブームで出来た、地域団体や民間企業が主催する
検定の殆どは、合格しても、就職、昇給、仕事の面で
のメリットは殆どありません。履歴書に書いても効果
がないような資格です。

では、何故この実質的に役には立たない検定が流行っ
ているかと言うと、中高年層が「学生時代のように目的を
持って勉強をしたい。」という理由が1番多いようです。

また、地域の事を今以上に知りたいという人や、雑学を
増やしたい人などのニーズで益々検定ブームになって
います。

僕も「洋楽検定」「映画検定」など興味があります。
検定勉強をしながら、どんどん知らない知識を吸収で
きるので挑戦してみたい気がします。

オタク産業も勿論目をつけ「ゲーム検定」「アニメ検定」
「アイドル検定」など何でもあります。

検定じたいは役に立たなくても、趣味を生きがいにして
いる人達に、社会が公平な評価をします。仕事上は意味の
無い分野であっても勉強した結果を世の中から評価され
る事で自信にも繋がります。

より趣味を深めたり、地域への興味が増す事は、結果的
に経済効果へと繋がります。

当店にテレビのレポートでご来店された、はんつ遠藤さん
が監修している「ラーメン検定」というのもあります。
受験料300円なので挑戦してみたいです。

検定の中には「幸せになるための結婚の法律検定」
「失敗しないための住宅ローン検定」
「美しい手紙の書き方検定」
「熱帯魚の飼い方検定」「犬との暮らし方検定」など
冗談っぽいネーミングの検定も多いです。