元ラーメン屋店主のツイート集

ラーメン屋を10年経営し、今は閉店し、介護士をしています。

Vinnie Moore 「Collection」

2007年02月22日 | 魂のギタリスト聖典
僕は超絶ギタリスト系のロックが好きです
が、イングヴェイ・マルムスティーンや
クリス・インペリテリみたいにとにかく疾走
しまくる速弾きも大好きです。

また、超絶テクニックのオンパレードな
スティーヴ・ヴァイやエディ・ヴァン・
ヘイレンも大好きです。

感情がこもった泣きのゲイリー・ムーアや
ジョニー・ウィンターも圧巻です。

唯一無二な個性のジミー・ペイジやジミ・ヘンドリ
クスも大好きです。

ジャンルの垣根を越えた、スティーヴ・モーズや
エリック・ジョンソンなども凄いです。

進化しつづけるジェフ・ベックやジョー・サトリアー
ニの冒険心には脱帽です。

ギターの限界を超えた、ウリ・ジョン・ロートや、
アラン・ホールズワースや、ジョン・ペトルシー
の凄さは言葉で言い表せません。

キリが無いので、ここらで本題に入ります。

ヴィニー・ムーアのベスト盤を購入しましたが、
このアルバムに匹敵するギターインストアルバム
を今まで聴いた事がありません。

ヴィニー・ムーアは、フュージョンタイプの曲では
リー・リトナーっぽいプレイをするし、クラシカルな
速弾きではトニー・マカパイン並ですし、
プログレッシブ・ロックっぽい曲ではスティーヴ・ハウ
やロバート・フリップもゾッとしそうな演奏です。

1つの演奏スタイルを貫くギタリストも好きですが、
ヴィニー・ムーアのように表現力が豊かな、オールマイ
ティスタイルには驚かされます。

タンゴ、カルメン、ブルース、スパニッシュ何でも
ござれです。

大抵はオールマイティ系ギタリストは、各ジャンルを
浅く広くのタイプか、多少は得意不得意が偏り
ます。
学校のテストで例えると、
国語78点、数学80点、理科75点、社会79点、
英語81点もしくは、
国語94点、数学12点、理科100点、社会98点、
英語0点タイプが多いです。

しかし、ヴィニー・ムーアはオール満点だと思います。
完全無欠です。ジャズでも、クラシックでも、ロカビリ
でも、その分野の1流ギタリストと並ぶ、もしくは
それ以上の演奏を聴かせてくれます。

ヴィニー・ムーアのテクニックや表現力がどんなに凄く
ても、僕にとってリッチー・ブラックモアが1番に好きな
気持ちは不動のままです。リッチー・ブラックモアは
他のギアタリストとは別格です。

赤頭巾ちゃん御用心

2007年02月22日 | 音楽・楽器

昨日は、散々戦隊ヒーロー物の「スーパー戦隊全主題歌集」
のCDを聴きまくりました。特に、影山ヒロノブの歌に興
奮し、影山ヒロノブの歌声を心行くまで堪能したく、
数年ぶりに「LAZY」(レイジー)のCDを引っ張り出し
てきて聴きました。

この「レイジー」とは今思うと凄いバンドです。「レイジー」はアマチュ
ア時代は、ハードロック路線バンドだったのに、レコード会社
はアイドルバンドとし和製「ベイ・シティ・ローラーズ」として路線
変更を強制し売り出されました。でも並のアイドルでは無く、
ギターの高崎晃は「レイジー」後に結成した「ラウドネス」で
ジャパニーズ・ヘヴィ・メタル界の帝王に君臨し、未だに
高崎晃の人気は根強い。この「レイジー」での甘く、ポップ
な爽やか軽快ポップソングから想像出来ない程、エグイ
極悪歪みサウンドでジャパメタブームを巻き起こしました。

また、ドラムの樋口宗孝は、高崎晃と共に「ラウドネス」
を結成し、ジャパニーズ・ヘヴィ・メタル界で最も崇拝され
続けているドラマーです。

僕は生で、樋口宗孝と高崎晃の演奏を体感しましたが、
元アイドルとは信じられない強烈なヘヴィメタルに終始
興奮しっぱなしで、ライヴ後数日は興奮おさまらない
感じでした。

解散寸前の「レイジー」は、「ラウドネス」的なカラー
が多少あったものの、アイドルバンドでした。

多分、本当にやりたい音楽と、仕事としてのアイドル
にギャップを感じ、おふざけ曲も多いのだと思いま
す。昭和ムード歌謡みたいなダサダサ曲や、ベイ・
シティ・ローラーズ色で塗り固め、ワザとダサイ
アイドルを演じていたと思います。

だから、初ヒット曲「赤頭巾ちゃん御用心」なんて
タイトルだけで笑ってしまいます。また、歌詞が
笑えます。影山ヒロノブがイキイキ・ノリノリに
底抜け明るく歌っているから、ますます笑えます。
高崎晃の厳つい顔を想像しながら聞くと、笑わず
には聴けません。

「赤頭巾ちゃん御用心」のサビの歌詞を抜粋して
みます。

♪赤頭巾ちゃん御用心 用心しなけりゃだめさ
狼が牙とぎ ねらいを定めているよ赤頭巾ちゃん
御用心 僕が守ってあげるよ命がけ
かわりに 君のハートがほしいよ ♪

アイドルの立場を遊んでいる、ヘヴィメタル
バンドマン達です。

レコード会社から勝手に決められたアイドル路線
とは言え「レイジー」は手抜きバンドでは無いです。
センスのいい軽快ポップは、耳触りが良く、痛快な気分に
なります。

僕はこういった音楽も好きです。本家本元のベイ・シティ
ローラーズも大好きでした。

高崎晃や樋口宗孝の魅力は発揮されていませんが、
影山ヒロノブは初々しく荒削りながらも、素晴らしい歌声
です。