元ラーメン屋店主のツイート集

ラーメン屋を10年経営し、今は閉店し、介護士をしています。

ヘヴィ・メタル・サウンドハウス

2007年04月06日 | ♪ハードロック/ヘヴィメタル∮♭
今はディスコとは言わずクラブと言うのですかね?

僕は踊りに行った事が無いので、よく分かりません
が、まだディスコやダンスホールと言っていた
当時の話をします。

80年代にアメリカで流行った、ヘヴィメタルを
流すディスコの形態をヘヴィメタル・ライターの
伊藤政則と広瀬康が日本に持ってきました。
それが「ヘヴィメタル・サウンド・ハウス」です。

最初は「ツバキハウス」というディスコの毎週
恒例イベントで伊藤政則主催で行われていました。

時代と共に、「クラブチッタ」「GB」と場所
を変え、90年代に終わりました。

ヘヴィメタル・サウンドハウスは、一般のディ
スコと形態が違い、基本はヘッドバンキングと
エアーギターです。要するに、ギターを弾く
真似をしながら、ガンガンに首を振る店です。
悪酔いしそうな店ですが、ヘヴィメタル・コス
プレがブームになり、ステージ衣装の完全
コピーなんてのがチラホラ見られたようです。
中には、高額な特注で忠実にステージ衣装を
コピーする人がいたようです。

パッとしない学生も、うだつが上がらない社会
人も、ヘヴィメタル・サウンド・ハウスでは
ロックンローラーになれた。

巷のディスコのように、ナンパ目的、チーク
タイムで急接近という、男女の交流の場で
はなく、ヘヴィメタル愛好者の交流の場だ
ったらしいです。有名な曲では、お客全員
で大合唱という一体感もあったらしい。

酒飲んで、馬鹿みたいに大暴れして、叫び
まくり、スッキリし現実社会に戻るという、
健全な息抜きの場だったらしいです。

ヘヴィメタルの知らない情報は、ヘヴィ・
メタル・サウンドハウスに行けば手に入る
というぐらい、コアなヘヴィメタル・マニア
の集う店だったらしい。

また、広瀬康や、伊藤政則の特権で、まだ
発売前の曲や、CD化がまだされていない曲、
日本未発売曲などもヘヴィ・メタル・サウンド
ハウスでは聴けたらしい。

ガンズ&ローゼス、モトリークルー、ラット、
ドッケン、ポイズンなどのLAメタル全盛期
にはキワドイカッコをした女性客が多かった
らしいです。半裸状態の女性達は、たちまち
噂になり、ヘヴィメタルを全く聞かない男達
も大勢詰め掛けるように成ったらしい。

女性が集まる店には、男が集まるというのは
男の悲しい性です。

ヘヴィ・メタル・コスプレイヤー達は、店を
去っていき、90年代にはヘヴィメタルTシャ
ツを着ている程度になり終わりました。

僕が東京に住んでいて、その時代に成人だ
ったら、間違いなくドップリとはまっていた
店ですね。

今は、CD屋、グッズ、バーなど、ヘヴィメ
タル限定の店というのは消滅していますね。
福岡市城南区のヘヴィ・メタル・バー
KEN’s ROCKも先月で閉店したよう
ですし、寂しいです。

伊藤政則さんは、「ヘヴィ・メタル・サウンド・
ハウス」というHPで、ヘヴィメタル最新情報
を続々配信されているので、ヘヴィメタルに
興味がある方はご覧ください。