元ラーメン屋店主のツイート集

ラーメン屋を10年経営し、今は閉店し、介護士をしています。

お気づきでしたか・・・最近ご来店の方へ

2007年07月04日 | れいんぼ~情報
先月末からスープ製法を変化させました。

油分を徹底的に除いた前仕込みスープに新骨を加え
徹底的に煮つめ、ドロドロのポタージュ、シチュー
並のとろみが自然についたスープを1リットル、
新仕込みスープに加える製法にしました。

新仕込みスープの最終段階、1番ダシと2番
ダシの融合工程に、冷凍したドロドロ前仕込み
スープを加えます。

これにより、取りきりスープだけでは出せない
コクが加わります。

1年以上前までは、当店も「呼び戻し製法」を
採用していましたが、新旧のスープを混ぜ続け
る製法に疑問を抱き止めました。

しかし、豚骨ラーメン屋は殆どが「取りきり」
ではなく「呼び戻し製法」ゆえ、トンコツラーメン
の独特の風味と深みを出すには「呼び戻し」を
しなければいけません。当店のラーメンは、一般的
な博多ラーメン、長浜ラーメン、久留米ラーメン
と違うけど、あのニュアンスも欲しいです。

ただ、一般的な「呼び戻し製法」をしていたのでは
僕流でも何でもありません。通常の「呼び戻し製法」
は、前日の営業スープにガラと、水を加え強烈な火力
で煮ますが、当店は全く違います。

呼び戻し製法ではないけど、呼び戻し的な深みという
テーマで考えました。

要するに、最近のラーメンスープ95%に対し、思いっ
きり濃いスープ(そのままは絶対飲めないぐらい濃い
スープ)を加える製法です。

最近のラーメンをバージョンアップする目的であり、
味を根底から変えるものではいけないので、ここ
1ヵ月は加える適量を考え続けていました。

やはり、先月末から製法を変えた直後から常連さん
達に「大将、味変えた?今の方がうまいよ」
「ついに本領発揮かい?」なんて言われました。

ベースの味に変化はありませんが、深みが増し
ながらも、しつこさや、臭みがない新味をお召し
上がりください。

ゴットハード/ドミノ・エフェクト

2007年07月04日 | ♪ハードロック/ヘヴィメタル∮♭
先月発売されたゴットハード9作目の
スタジオアルバムを買いました。

スイス本国では、アメリカでのボン・ジョヴィ
並にヒットしています。日本に例えるとビーズ
です。まさに、国民的バンドで、長年第1線で
活躍し、曲を出せばヒットするバンドです。

しかし、ゴットハードが超ビッグなのはスイス
での話です。日本においては、知る人ぞ知るとい
うマニア音楽に留まっています。

フェア・ウィーニング、テン、ハーレム・スキャー
レム、テラノバとか、日本人の大衆に絶対ウケる
はずの音楽が、そこそこに留まるのは、プロモー
ション不足と、チャンスに恵まれなかったから
です。ボン・ジョヴィ、エアロスミス、クイーン、
ジャーニーのようにドラマとのタイアップ、テレビ出演の
チャンスさえあればハードロックでもウケます。

今の少年、少女だって、皆がヒップ・ホップ、
フォーク、R&B、ソウル、レゲイ、メロコア
が好きなはずありません。ハードロックを聴く
感性がありながらも、聴くチャンスが無く、
ハードロック好きになっていない人も多いと
思います。

ゴットハードもそうです。全世界でもっともっ
と評価されるべきバンドなのに、スイス以外での
評価は低いです。

昨年のライブDVDも持っていますが、ライブも
素晴らしく、CDではあまり好きじゃなかった曲
もライブでは名曲に化けていました。僕は、CD
に収録した曲を、ライブでそのまま再現するバンド
なんて興味ありません。ディープ・パープルの
「ライブ・イン・ジャパン」の「スペース・トラッ
キン」のように、スタジオCDで5分の曲がライブ
で30分の曲になるのは、やりすぎ感もありますが、
スタジオバージョンをアレンジし成長させるバンド
が好きです。そういう意味でもゴットハードは、
優秀で、自分達の昔の曲を格段に成長させ続け
ています。

ゴットハードのCDは殆ど持っていますが、今作
「ドミノ・エフェクト」はベスト3に入ります。
ゴットハードのレベルでベスト3というと、
新旧のハードロック界でも高ランキングされる
1枚と言えます。

何と言っても、スティーヴ・リーの歌声は
ハードロック界の名ボーカリストと肩を並べ
歴史に残るべき人間離れの歌唱力です。

■ロニー・ジェームス・ディオ
■ディヴィット・カヴァーデール
■ロバート・プラント
■ポール・ロジャース
■スティーヴン・タイラー
■フレディー・マーキュリー
■イアン・ギラン
■ジョーイ・テンペスト
■マイケル・ボルトン(元はハードロッカー)
■スティーヴ・ペリー
などと並ぶべき名ボーカリストです。

僕は「ホームラン」でゴット・ハードを知った
ので、ポップでキャッチーなバンドと思って
いました。しかし「ホームラン」がポップ路線
に偏っただけで、ゴットハードは元々ハードでエッジ
が効いたアグレッシブなバンドです。
今作「ドミノ・エフェクト」は近年の延長線であり
ながら、原点回帰的なニュアンスもあります。
すなわち、新旧のファンが納得出来る新作です。

「ドミノ・エフェクト」のような素晴らしいアルバム
を聴くと、ハードロック、ヘヴィ・メタルが好きで
良かったと思います。そして、メロディの卓越した
素晴らしさには「ほ~~~」と深く感動し、心に
響きわたります。

ゴットハードのような才能豊かなバンドを聴くと、
ハードロックは音楽界最強のジャンルである。と、
断言したくなってしまいます。

ハードロック/ヘヴィメタルは、うるさい音楽、
叫んでるだけ、演奏レベルが低いなんて世間から
偏見を持っていますが、ハードロックの本質が
全く理解されていない表面的差別でしかないです。
ハードロックはスピード
チューンばかりではありません。胸を鷲づかみ
されるような切ないバラードや、軽快なポップ
チューンもあります。エルトン・ジョンやビリー・
ジョエルや、ケニー・ロギンスのような曲も
ハードロック界には沢山溢れています。

広域でジャンル分類するなら、リンドバーグも、
ジギーも、ビーズも、アルフィーも、T-ボラン、
ワンズ、アクセス、イエローモンキー、エレファント
カシマシ、チューブ、大黒摩季、パールなども
ハードロックと言えます。変な偏見を持たずに、
自然にJ-ROCK感覚でハードロックを聴く
人が増えて欲しいです。

僕が好きなテラノバ等は、リンドバーグ、ジュディー&
マリー、プリンセス・プリンセスなど好きな人なら
自然と入ってきます。

ビーズファンなら、エアロスミス
やレッド・ツェッペリンやゲイリー・ムーア、ホワイト
スネークなど好きになるはずです。

X-JAPANファンなら、クラシックを基盤にした
イングヴェイ・マルムスティーンや、インペリティなど
好きに成れそうですし、ハロウィン、ブラインド・ガー
ディアンなども路線的に近いです。

ハードロックはとても柔軟性があるジャンルで、他の
ジャンルのいい所をどんどん吸収するので、ハードロック
がどういう音楽なのか一言では語りつくせません。でも、
最近、再ヒットしている、メガデス、オジー・オズボーン、
ボン・ジョヴィなど聴いてみてはいかがでしょうか?

そういえば、元メガデスのギタリストのマーティー・フリー
ドマンは、ここ数年テレビに出すぎですね。前は音楽番組や、
NHKの「英語でしゃべらないと」ぐらいでしたが、最近は
「チューボーですよ」や、トーク番組や、芸人とのトーク番組
に出ています。中学時代から知っている僕としては、外人タレ
ント化した事に複雑です。