元ラーメン屋店主のツイート集

ラーメン屋を10年経営し、今は閉店し、介護士をしています。

様式美麺  25弾  クリムゾンキングの宮殿麺 2

2007年07月12日 | れいんぼ~情報
前項で「クリムゾンキングの宮殿麺」のコンセプトや、
ネーミングの由来なの話ましたので、そろそろ本題に
はいります。

簡単に言うと、坦々麺風の高級魚介風味ラーメンです。

通常のラーメンに、特製タレを溶いたのが今回のラーメ
ンです。

では、特製タレの原材料を公開します。

■ホタテ粉(ホタテ貝の干し貝柱を粉末化したもの)

■干し海老粉(干し海老を粉末化したもの)

■桜海老粉(桜海老を粉末化したもの)

■魚介醤油(3種の醤油、ナンプラーに、昆布、カツオ節、
      宗田節、サバ節でダシをとった自家製調味タレ)

■自家製ラー油(ブラックペッパー、ホワイトペッパー、
        生唐辛子、鷹の爪、八角、陳皮、桂皮、
        韓国唐辛子、粉末唐辛子、山椒、生姜、
        ニンニク、玉ネギ、マルチモーグ、
        ブラック・カルダモンを、ごま油で揚げて
        作った激辛新感覚ラー油です。)

■自家製チーマー醤(摩り下ろしたゴマと、熱したゴマ油を
          合わせたペースト)

■香辛料(八角、一味唐辛子、山椒、鷹の爪、ブラックペッパー
     ホワイトペッパー、陳皮、韓国唐辛子)

■XO醤(干し海老、干し貝柱の旨み凝縮タレ)

■甜麺醤(甘めの中華ミソ)

■コチュ醤(韓国の甘辛いミソ)

■豆板醤(中国四川省の代表的辛子ミソ)

■オイスターソース(牡蠣の旨みを凝縮したタレ)

■ブランデー

■日本酒

■バルサミコ酢

■みりん

■黒砂糖

■塩

と、多くの旨みがラーメンスープと絡み、コクたっぷり、
ピリ辛で刺激的な1杯に仕上がっています。

通常のラーメンにタレを混ぜるだけでは、ややこしい
味の喧嘩になるので、バランス良く仕上げる為に、味の
引き算をしました。

通常のラーメンより元ダレを5分の4に減らし、魚介香味油
を入れない事にしました。

ラーメンの味を残したまま、辛さを加えた「ファイヤー麺」
とは大きく異なり、「クリムゾンキングの宮殿麺」の味は
ラーメンの原型を殆ど感じない程に新味になっています。

様式美麺  25弾 クリムゾンキングの宮殿麺

2007年07月12日 | れいんぼ~情報
この新作メニューの解説は非常に難しいけど、
なるべく分かりやすく書きたいです。

まず、この「クリムゾンキングの宮殿麺」の
コンセプトは、前衛的プログレッシブ・モダン
アート・ラーメンです。

前衛的や、プログレッシブや、モダン・アートと
言うと、気難しい作品のイメージがありますが、
一言で言うと「驚き」です。

近年のモダンアートやプログレッシブ界は、訳が
分からない物も多いです。

例えば、ピアノの鍵盤に頭を擦り付けたり、お尻を
で鍵盤を踏んだり、ひじや足を鍵盤に叩きつけたり演奏とは
言えぬ滅茶苦茶な感情表現を芸術と言い張る人達がいます。

絵画の世界でも、キャンパスに絵の具を撒き散らしただけ
のものや、体中に絵の具を撒き散らし、大きなキャンパス
の上で暴れ狂うという常軌を異したものまであります。

また、凡人には到底理解出来ないような、タイトルと
作品の一致点を理解できない物もどうかと思います。
例えば「死の先」というタイトルで、真っ黒の板(絵?)
が価値ある作品と言える物なのか理解に苦しみます。

だから、僕は斬新さ、独自性(個性的)、遊び心という
意味でのプログレッシブであり、前衛的であり、モダン
アートであり、シュルレアリスムであり、抽象絵画であり、
フォーヴィスムです。大きくまとめて言うと、アバンギャ
ルドなラーメンが今回のラーメンコンセプトです。

要するに「クリムゾンキングの宮殿麺」は、古典的ラーメン、
保守的ラーメン、旧タイプラーメンへの対抗的ニュアンスも
あります。しかし、昔ながらの味、老舗の味、
継承しつづける味を僕が嫌っている訳ではありません。
むしろ、何代も続くラーメン屋さんには味を守り抜いて
ほしいですし、そういう店に感銘を受ける事も多いです。
しかし、僕はあえて、ラーメンの進化系、次世代系を開発した
かったです。

今回の「クリムゾンキングの宮殿麺」は、そう、キングクリム
ゾンの1stアルバム(LP)「クリムゾンキングの宮殿」か
ら、そのまんま引用しただけです。

1969年キングクリムゾンが「クリムゾンキングの宮殿」で
デビューした事により、ロックのスタイルが大きく解き放たれ
ロック=自由な表現(魂の叫び)という図式が形成されました。
要するに、ブルース・ベースのロックの枠に収まる事無く、
ラテン、スパニッシュ、アロハ、クラシック、ジャズ、民謡、
民族音楽・・・etc何でも融合でき、無限に表現法がある
のがロックだと教えてくれた、プログレッシブ・ロックの
元祖です。

僕には、そんな大それた偉業を成し遂げる事は出来ませんが、
キングクリムゾンにあやかりたいと引用させて頂きました。

長くなりましたので、次の投稿文につづきます。

新餃子のタレ

2007年07月12日 | れいんぼ~情報
爽やかフルーティな餃子のタレが出来ました。

カツオ節、サバ節、宗田節、昆布などの
魚介の旨みが凝縮された特製醤油タレと、
りんご酢を合わせた深みのある餃子タレ
が完成しました。

また、餃子に辛子味噌もつけます。
当店の辛子味噌は、豆板醤、豆鼓醤、コチジャンを
ベースに、ブラックペッパー、ホワイトペッパー、
山椒、粉末唐辛子などで作っています。


当店の餃子はラーメンスープを練りこんだ
コクたっぷりの餃子で、タレが不要な程
旨みが詰まっています。

そして、ラー油は度重なる改良の末行き着い
た重層型ラー油です。ブラックペッパー、
ホワイトペッパー、生唐辛子、鷹の爪、
八角、陳皮、桂皮、韓国唐辛子、粉末唐辛子、
山椒、生姜、ニンニク、玉ネギ、マルチモーグ、
ブラック・カルダモンを、ごま油で揚げて作っ
た激辛新感覚ラー油です。

餃子 + 餃子のタレ + ラー油 +辛子味噌

を同時に味わった時、癖になるような辛ウマ
餃子を味わえます。コクたっぷりで、後口爽やかな
餃子をお召し上がりください。

この一年でCDを買った人?

2007年07月12日 | 音楽・楽器
先日、KBCラジオ「パオーン」のリスナー
アンケートが「この1年でCDを買いましたか?」
というテーマでした。

FAX,電話、メールでリスナーからの意見を
求めるコーナーですが、結果に驚きました。

比較的若いリスナーが聴いている番組なので、
僕は「この1年でCD買っていない人なんているのか?
少なく見積もっても80%の人は買ってるでしょう」
と思いました。

しかし、集計結果では、1年以上買っていない人
44%で、CDを2枚以上買った人はたった33%
です。

規模が小さめの世論調査なので、全国調査や、年齢別
調査をしたら全然違う結果かもしれませんが、KBC
「パオーン」のリスナーではこうなりました。

音楽にお金を使いたく無い人や、昔買ったレコードに
しか興味を持たない人が一番多いです。

でも、携帯サイトの着歌や、インターネットのダウンロード
と、僕が今までやった事が無い新タイプの音楽ユーザーも
増えたようです。また、レンタル派がとても多く、DVD
同様に、CDはレンタルする物と決め、買わない派が多い
です。

また、有線放送、ラジオで音楽を楽しむ人も多く、好きな
音楽を聴きたい時に聴くのでは無く、流れてきた音楽を
聴くという音楽好きもいるようです。

僕は圧倒的にCD派ですが、昔のように一度にアルバム
30枚ぐらい買ったり、中古CD屋に毎日顔出したり
する事は無くなりました。今はせいぜい、多くて
一度に2万円内に留めています。