ユナイテッド９３

皆の脳裏にシッカリ残っている悲劇
２００１年の９．１１の映画です。

この映画を見終わった時、汗ビッショリになり、
しばし立ち上がる事も出来ない程のショックを
受けました。脱力感で、ボーっとしてしまいました。

あの日、センタービルに突っ込んだ旅客機２機、
ペンタゴンに突っ込んだ旅客機１機、そして
墜落した最後の１機を描いたのが本作です。

この墜落した１機については、米軍が打ち落とし
た噂もありましたが、この映画が真実でしょう。

映画後半の、乗客が、もう絶望的で死ぬ確率は
ほぼ１００％と自覚した状態でも、最後まで
望みを捨てず、飛行機を取り戻そうとハイジャック
犯と戦う死闘戦の緊迫感は、臨場感アリアリで
ＤＶＤ鑑賞者までも映画の世界に引き込む
リアリティでした。

最後に墜落するのは、皆知っていると思うので
ラストシーンも話しますが、コックピットまで
乗客が乗り込んできて、ハイジャック犯が
妬けになり墜落させます。急降下し、どんどん
地面が近づいて、地面に激突するシーンとか
「あーーーあああああーーーあああーー落ちる」
と声が漏れてしまいます。

あの時の乗客の心理状態や、恐怖を擬似的に
体感出来るとは凄い映画です。

日本以外全部沈没

普通は「つまんなそうな映画」と思えば見ない。

でも、度を越した「激つまんなそうな映画」
となると、気になってしまいます。

この「日本以外全部沈没」が見る前から
「つまんない」のが十分伝わってくるのに
手が伸びてしまう映画です。

まず、アルマゲドンみたいなラストだった
大ヒット映画「日本沈没」を見ていないと、パロ
ディは楽しめません。

アメリカ沈没から始まり、全世界が次々と沈没し
世界中の難民、ＶＩＰが日本に押し寄せてきます。
海外の大富豪だった人も、本国の金の値打ちが
暴落し、ホームレス化していきます。

外国人移住者は仕事がなく、女は５０円で体を
売って日銭を稼ぐようになります。

日本に対して高圧的だった米、中、韓、露の
元大統領達は、安泉純一郎総理大臣にペコペコ
とゴマすって、何とか高身分を保っていました
が、日本人が最強人種で、各国の大統領も
日本人には頭が上がらない状態でした。

外国人の増加で治安が乱れまくった為、外国人
整理で、次々と海外追放をしました。すなわち、
島流しの死刑です。

うまい棒が１０万円になり、うまい棒窃盗で
死刑になったりしました。

最後は、金正日（キム・ジョンイル）まで出て
きて、日本を占領しようとしていると、日本も
結局は沈没してしまいました。

この映画のＣＧや特撮は、２０年前の戦隊ヒーロー
ものよりチャチです。近年、これだけ安っぽい
ＳＦはそうそうないです。大学の映画サークル
の方がまだスケールの大きな映像を撮れそうです。

この、ショボショボの映像もギャグという事な
ら納得いきます・・。

ブローク・バック・マウンテン

このＤＶＤパッケージからも、タイトルからも、
何となく良さそうな映画っぽいイメージが沸いて
きます。しかも、アカデミー賞主要部門獲得という
称号があるから見ない訳にはいかないです。

結論から言います。僕は苦手なテーマですが、
感動する人も多いと思います。

広大な大自然での男２人の過酷なバイトから
話は始まりますが、雰囲気が物凄くいいです。
「北の国から」のもっとスケールアップ版です。

山の中での羊飼いのバイトシーンは、いい雰囲気
だと思っていたら、その男同士が肉体関係を持った。

すごく気持ち悪い、男同士のキスシーンから始まり
濃厚な濡れ場です。

ただ、女っ気ない山の中での、一時的な気の迷いを
描いたシーンと思っていたら、そのホモシーンが
この映画のメインです。

要は、許されざる、世間から忍ぶ恋を描いています。
お互い偽装結婚をしていながらも、友人同士の魚
釣りを装い、男同士愛し合うという気色悪い映画
です。ホモの愛の形に嫌悪感を持ってしまい、どう
もこの映画の良さは分からなかった。