元ラーメン屋店主のツイート集

ラーメン屋を10年経営し、今は閉店し、介護士をしています。

ヘヴィメタルとオーケストラ

2007年09月06日 | ♪ハードロック/ヘヴィメタル∮♭
一般的にロックとオーケストラの競演を初め
てしたバンドは「ビートルズ」と言われてい
ます。しかし、それは「ビートルズ」の知名
度の高さゆえ生じた誤解です。

本当はオーケストラとロックの初融合は
「ムーディー・ブルース」です。「ビートルズ」
より数年前にやっていました。

でも、「ビートルズ」や「ムーディー・ブルース」
がやった事は、バンドの演奏に厚みを出す効果と
して使用しました。

だから、近年HR/HM界でブームのシンフォニッ
ク・メタル路線とは全く違います。シンフォニック
メタルについては後程詳しく書きます。

クラシック音楽スタイルのオーケストラ演奏と、
ロックスタイルのロックバンド演奏が融合した本当
の意味での、クラシックとロックの融合を初めてした
バンドと言うと「ディープ・パープル」に成ると
思います。

「ディープ・パープル」から「ロッド・エバンス」と
「ニック・シンパー」を解雇し、「イアン・ギラン」と
「ロジャー・グローヴァー」を加入させた
第2期「ディープ・パープル」
の第1弾作は「ロイヤル・フィル・ハーモニー・オーケス
トラ」です。「ジョン・ロード」が「ディープ・パープル」
結成以前から長年夢に持っていたプロジェクトでした。
「ジョン・ロード」自身が、オーケストラのパートも全ての
譜面を書いた力作です。同時期のオーケストラ競演作
「交響詩」の方が「リッチー・ブラックモア」の演奏は素晴ら
しかったけど、この「ロイヤル・フィル・ハーモニー・
オーケストラ」の方が楽曲は素晴らしかったです。

「ディープ・パープル」の1969年の「ロイヤル・
フィル・ハーモニー・オーケストラ」の内容が、
1999年にスティーヴ・モーズ加入の
第9期「ディープ・パープル」で再演されました。
その模様は「イン・コンサート・ウィズ・ザ・
ロンドン・シンフォニー・オーケストラ」に収録され
「ロニー・ジェームズ・ディオ」と「ディープ・パー
プル」の競演には涙ものです。確か「ロジャー・グロー
ヴァー」のソロ作で以前「ロニー・ジェームズ・ディオ」
が歌った曲とバラードの2曲参加でした。

その後「EL&P」(エマーソン・レイク&パーマー)や
「ピンク・フロイド」などのプログレッシブ・ロック勢
がこぞってオーケストラ競演作を作りました。

オーケストラ全曲参加は一時期減りましたが、ギグなどで
のサプライズでオーケストラが数曲参加や、アルバムに
1,2曲参加程度のオーケストラ起用はハードロック/
ヘヴィメタル界では然程珍しくなくなりました。

後期「レインボー」が来日公演で披露してくれた
「治療不可」でのベートーベンの第9番「合唱」のオーケ
ストラ競演は素晴らしかったです。(CDでしか持っていま
せん)

初期「レインボー」の流れを汲む様式美スタイルで、
「イングヴェイ・マルムスティーン」がネオ・クラシック・
メタルのスタイルを築き上げました。「イングヴェイ・マル
ムスティーン」登場後、「イングヴェイ」フォロアーが
山ほど出現し、ジャーマン・スピード・メタル勢も勢力を
挙げ、80年代後期はギター速弾き戦国時代でした。

プログレッシブ・ロック期からクラシックの旋律、技法を
ロックに癒合する流れはあったものの、大胆な強烈インパ
クトで融合した「イングヴェイ・マルムスティーン」が
ついにオーケストラと競演した作品が
「エレクトリック・ギターとオーケストラのための協奏
組曲 変ホ短調「新世紀」」です。ドラム、ベース、キーボ
-ド、ボーカル無しの「イングヴェイ・マルムスティーン」
をソリスト、作曲家として作られた、クラシック色満載の
楽曲で「イングヴェイ・マルムスティーン」が弾きまくっ
ていますが。僕は正直ガッカリでした。どれだけ凄い作品
が出来るか、楽しみでしたが、ふたを開けると、過去の
使い回しです。過去の「イングヴェイ・マルムスティーン」
の楽曲のいいとこ取りでしか無かったです。でも「新日本
フィルハーモニー交響楽団」との競演をした日本公演の
ライブ・ビデオは結構楽しめました。

「新日本フィルハーモニー交響楽団」はロックに理解が
あるオーケストラですね。「ディープ・パープル」と競演
したり、ブラームスの曲をロックアレンジしたりしていま
す。クラシック評論家の話では、「新日本フィル」は、
指揮者や、楽団員にはロックバンド出身者(軽音楽部)も多
く、普段はロックやポップスやジャズを聴く人も多いらしい
です。以前まではロックサイドから、オーケストラ側に
依頼して競演が実現していましたが、今はオーケストラ側か
らロック側に依頼をするケースも多いようです。オーケスト
ラ側は古典曲ばかりより、異なるジャンルとの競演で演奏の
幅を広げ、今までクラシックに無関心だった客層をも取り込む
裾野を広げる目論見があるようです。

クラシック演奏家にはハードロック、ヘヴィメタル好きが本当に
多いです。以前、ヘヴィメタル雑誌「炎」にクラシック演奏家が
沢山出てインタビューを受けていましたが「ヘヴィメタルのメロ
ディがクラシックとの出会いでした」みたいなのが多かった。

有名な話ですがテノール歌手の「錦織腱」(紅白歌合戦で「荒城
の月」を歌った人。「荒城の月」も「スコーピオンズ」が日本公演
でやっていたから選曲したらしい)が歌うキッカケになったのは
「フレディー・マーキュリー」の歌声に惚れ込んだからです。
要するに「クイーン」の熱狂的ファンだったのです。

クラシック・ギタリストの福田進一(村治佳織の師匠)も
ジミ・ヘンドリクスの熱狂的ファンです。その影響なのか
村治佳織のクラシックリサイタルには、ヘヴィメタルTシャツ
を着た、ロン毛、金髪の兄ちゃんも数多く見に来ていて
「ブラックサバス」「スレイヤー」「パンテラ」「メタリカ」
とかのCDをファンからプレゼントされたらしいです。

話が横道に反れましたので、強引ながら戻します。

ギター仙人「ウリ・ジョン・ロート」が復活し、スカイギターという
たまげるような凄いギターを使って「天空伝説」という
アルバムを発表しました。これぞ、待ちに待っていた
ロックとクラシックが一体化した集大成的な作品でした。
後に、あらゆるスタイルで「ウリ・ジョン・ロート」は
数々の作品を生み出しました。今のロック界で最も
オーケストラに合うギタリストです。

「イングヴェイ・マルムスティーン」や「ウリ・ジョン・
ロート」がフル・オーケストラとやっているなら俺らも・・
と「スコーピオンズ」「ロイヤル・ハント」「ノストラダ
ムス」「スティーヴ・ヴァイ」などがこぞってオーケス
トラ との競演をしました。

そして、最大のオーケストラ・ヘヴィメタルの幕開けに
なったのは「メタリカ」の「S&M」です。スラッシュ
メタル界の帝王がオーケストラと競演したのは凄いイン
パクトでした。

今まで、なんとなく余所余所しいオーケストラとの競演
作が多かった。例えるなら、喧嘩に明け暮れているチン
ピラが、大豪邸に招待され、破れた服のまま、豪華な
ディナーの晩餐会で富豪達に囲まれ、インテリな会話
についていけない状態が多かった。

でもさすが帝王「メタリカ」は違った。「お前らの
流儀なんか知った事か!俺は俺でやっていく。お前ら
は俺についてこい」って感じです。バックにオーケス
トラがいなければ、完全に通常の「メタリカ」スタイ
ルのままでした。スラッシュ・メタルとフル・オーケ
ストラが合うなんて思ってもいなかったら、これが
たちまち大ヒット。

そして、それに触発されたのか「レイジー」もオーケ
ストラと競演。

悪魔メイク「KISS」もオーケストラと競演。

その流れなのか「 ウィズイン・テンプテーション 」
「エデンブリッジ」「エンペラー 」「アングラ 」
「ブラインド・ガーディアン 」「ナイトウィッシュ 」
など大々的にクラシック・フル・オーケストラや
ソプラノ歌手、ストリングス、合唱団などを入れる
メタルバンドが出てきました。

その系統では「ラプソディ」や「チュリサス」が好き
です。

最近の「BURRN!」を見ると、皮パンツに上半身裸
のマッチョマン、ロン毛集団が髪を振り乱し、ヴァイオ
リン、チェロ、コントラバス、ヴィオラなどを弾いてい
るヘヴィメタルバンドのライブ模様が写っていました。

ハードロック/ヘヴィメタルは、これから何処に行く・・
ヒップホップとヘヴィメタルの癒合よりはいいです。

「ACアダプター」という言葉が通じない

2007年09月05日 | 小ネタ
「ACアダプター」って何か分かりますよか?

今日は全く話が通じなかったです。

ギターアンプは電池を消耗しすぎるので、コン
セントから電気を引くようにACアダプターを
ホームセンターに買いにいきました。

50代ぐらいの女性店員に
僕「9VのACアダプターはありますか?」

店員「???え?もう一度いいですか?」

僕「9VのACアダプターを探しています」

店員「何ですか?それは」

僕「・・・・・コンセントから電気を引き
  電化製品に通電させるコードです」

店員「ああ・・・はいはい・・こちらです」


電柱にかかっている電線みたいのを指ささ
れた。


僕「いえ、これは違います。コンセントに
  差して電気を引っ張る以外に言いよう
  が無いのですが・・」

店員「コンセントプラグの部品ですか?」

僕「いえ、コンセントに差し込むプラグと、
  家電品に差すジャックが一体化した物です」

店員「え?じゃ、これですか?」

電球のソケットを指さされた。

店員「あの?何の電化製品にお使いになる部品
   でしょうか?」

僕「ギターアンプです」

店員「ギターは電化製品じゃないですよね。」

僕「いえ、エレキギターのアンプに使う一般的
  なアダプターです。アンプ用じゃなくても
  いいです。」

店員「アンプて何?言っている意味が分からな
   いから、ちょっとお待ちください」

と、店員さんはちょっとキレていた。

   
そして、店員さんがインターホンで
「電化製品担当の方、5番売り場にてお客様が
お待ちです」と店内放送をされました。

20代の若い店員さんが小走りしてきて一安心。

その女性店員さんは事もあろうに、若い店員に
「このお客さんが何か探してるようだけど、
何を言っているのか、何を探しているのか、
さっぱりわかんないのよ。あんた、ちゃんと
聞いて後よろしくね」と立ち去っていった。

若い店員さんに
僕「9VのACアダプターを探してるんですけど・」

店員「アダプター?どういった場合に使う物
   でしょうか?」

ウワーこの人もか・・・何故、通じない・・・

僕「コンセントから電気を引き、ギターアンプに
  通電させる物です。イメージとしては、携帯
  電話の充電器の大きいバージョンです」

店員「携帯の充電器でしたら、携帯ショップに
   行かれたらいかがでしょうか?」

僕「いえ、例として携帯の充電器を上げただけで
  家電品に電気を引く物です」

店員「具体的に家電品は何ですか?」

僕「さきほど言いましたが、ギターアンプです」

店員「ギターはうちでは売っていません。
   楽器屋に行かれたらいかがですか?」

僕「いえ、ギターアンプに電気を引く物です
  が、他の家電品に引くACアダプターでかまい
  ません。」

店員「ACアダプターて初めて聞きますので、そう
   いう特殊な器具は、秋葉原みたいな部品屋
   が立ち並ぶ所でしか売っていませんよ」

僕「全然特殊じゃありません。一般家庭に、いく
  つもあるような物ですよ」

店員「私は知りませんし、ココにはありません。」

僕「あると思うんですが、無ければ取り寄せて欲し
  いんですけど・・」

店員「メーカーはどこですか?」

僕「メーカーは覚えていません。でも、何処のメー
  カーにも対応する互換性がいいACアダプター
  があるはずです。」

店員「問屋に聞いてみます」

しばらく電話をして、

店員「お探しの9ボルトのアダプターがありました」

僕「じゃ、注文をお願いします」

店員は問屋に注文をした。


すると40代ぐらいの店員が近寄ってきて
「お客様いかがなさいましたか?」

僕「9VのACアダプターを探していましたが、店に
  は在庫が無いようですので、今注文して頂き
  ました」

40代店員「ACアダプターは品切れでしたか?
 只今ご確認いたしますので、しばらくお待ち下さ
 い」

その40代の店員は、手にACアダプターを持ち
「不手際でご迷惑をおかけしました。在庫はありま
した。」との事。

僕が想像していた物より高性能で(スイッチで7段階
にVを調節できるタイプ)したが、今日欲しかったの
で、それを買いました。


でも、何で店員さん達はよく調べもしないで「無い」
なんて断言するのかな?自分が分からなければ、早い
段階で他の店員に聞くべきです。

そもそも、僕にとっては常識的な物だったACアダプ
ターが、ホームセンターの家電品担当者にも通じな
かった事に驚きました。




CoCo壱番

2007年09月04日 | 唐津の大衆食名店
唐津市に「CoCo壱番」が出来てから、食べに行った
のは今日で2回目です。

福岡に住んでいた時は「いってつ」「拉麺帝国」
「吉野家」に並ぶ頻度で「CoCo壱番」に行って
いました。週2ぐらいのペースです。

今はメニューにありませんが、1300グラムの
カレーは楽々達成し無料になりました。
多分、10分ぐらいで完食し「あーこれなら、
3000グラムはいけそう」なんて思ったもの
です。

でも、唐津市に「CoCo壱番」がオープンした直後
にお祭り騒ぎの店に友人と3人で行って以来、
なかなか行きたい気分になれなかったけど、今日
は何となくカレーが食べたくて行きました。

ロースカツカレー600グラム、2辛、ナストッ
ピングです。

今まで300回ぐらい「CoCo壱番」に行っていま
すが2辛で食べるのは4回目ぐらいです。ここの
カレーは普通でも結構辛いです。普通の2倍の辛
さの2辛は結構、悶絶系カレーです。

10辛を食べる人が信じられません。

3分の1まで食べるまでは「辛い、うまい」と
同時に感じられたけど、最後あたりは辛さだけで
うまいと感じれないほど舌がビリビリ痺れました。

1キロ以上全力疾走した人のように、大量の汗が
噴出し、水をガブ飲みしまくりました。

帰り際、雨が降ってきたので、喫茶店で2時間ぐ
らいマスターと世間話をして帰りました。


ハードロックのバラード曲

2007年09月04日 | ♪ハードロック/ヘヴィメタル∮♭
ハードロックのバラードは壮大で、エッジが
効いたものが多い。バラードでもハードロッ
カーらしい香りがある物が好きです。
バラードと言えど、ロックの魂が込められて
いない物にはあまり興味が持てません。

ハードロックバンドはだいたいは、アルバム
に2曲前後しかバラードナンバーを収録してい
ませんが、激しき情熱ほとばしるアルバムに
極上の美しいバラードが入ると、単品のバラー
ドそのものより感動が何倍にも高まります。

だからハードロックはシングル盤よりも
アルバムを通して聴いて頂きたいです。

でも、バラードに定評あるバンドはバラード
ベストを作っていて「スティーヴ・ヴァイ」
「ゴットハード」「ミスター・ビッグ」は
素晴らしかったです。

MTVの「エリック・クラプトン」の影響で
アンプラグド・ブームになっていた時期は
多くのハードロックバンドがアンプラグド
ライブをしました。

その中でも「ボン・ジョヴィ」(ブートレッグ)
「ドッケン」「ファイアーハウス」「ホワイトス
ネーク」等が特に素晴らしかったです。ハード
ロックナンバーのバラードアレンジなどもあり
原曲のファンは新たな息吹きを与えた楽曲に興奮
と感動をしたものです。

アメリカにも人気が高いハードロックバンドは
沢山いますが、歴代のビルボード(全米)で
No.1に輝いたハードロックバンドというと
多くはいないです。

例えば、アルバムチャートで言うと、「レッド・
ツェッペリン」「クイーン」「デフ・レパード」
「ジャーニー」「AC/DC」「クワイエット・ライ
オット」「ガンズ&ローゼス」「ヴァン・ヘイレ
ン」「ボン・ジョヴィ」「ディープ・パープル」
ぐらいです。

シングルチャートだと「クイーン」「トト」
「ヴァン・ヘイレン」「ガンズ&ローゼス」
「ボン・ジョヴィ」「ハート」「ホワイトスネ
ーク」「ミスター・ビッグ」「エクストリーム」
ぐらいです。

しかもバラードで全米1位になった時は、ハード
ロックスタイルの曲では無く、バラードでヒット
したケースが多いです。特にアメリカでは一発屋
になってしまった「ミスター・ビッグ」の「トゥ・
ビー・ウィズ・ユー」や、「エクストリーム」の
「モア・ザン・ワーズ」は、本来のバンドスタイ
ルと全く違う路線で成功したがゆえ他の曲のヒット
には結び付きませんでした。

要は、ハードロックバンドが全米1位なんて快挙
を果たす時には、バラードでの快挙という場合が
多かったのです。

そこで、ハードロック界が生んだ名バラードを10
曲選んでみました。

■バンド名 / 曲名

■ボン・ジョヴィ/オールウェイズ
名バラードが多いバンドですが、僕はダントツこれ

■レインボー/レインボー・アイズ
レインボーの楽曲全てが音楽界の宝です

■ディープ・パープル
/ソルジャー・オブ・フォーチューン
後の「ホワイトスネーク」路線がすでにあった

■エアロスミス/クレイジー
ビデオクリップがまた感動的です。エアロ臭さがた
んない1曲です

■ジーノ/アイ・ワールド・ダイ・フォー・ユー
人類史上最高峰のドラチック・メロディメーカー

■クイーン/アイ・ワズ・ボーン・トゥ・ラヴ・ユー
僕がメロディックやシンフォニックな音楽を好きな
のは間違いなくクイーンの影響

■サバイバー/ザ・サーチ・イズ・オーバー
「サバイバー」「ジャーニー」等プログレ色もある
ミディアムテンポなハードポップは大好きです

■チープ・トリック/ザ・フレーム
ハードロックバンドの多くが来日公演で日本武道館
に立てたら感激するのはチープ・トリックの影響

■ホワイトスネーク/ヒア・ゴー・アゲイン
全米No.1に輝いた世界が認めた名曲。「ホワイトスネ
ーク」が「ディープ・パープル」を超えた逆転ホーム
ラン曲

■フェア・ウォーニング/フォロ・マイ・ハート
日本では90年代最もブレイクしたハードロックバンド。
元ジーノのメンバーで作ったドラマチックなバンド






ヘヴィメタルのネットラジオ

2007年09月04日 | ♪ハードロック/ヘヴィメタル∮♭

レッド・ツェッペリンが大好きなお客様から
「ポッドキャスト」のURLを貼るようにお願い
をされていましたが、忘れていました。

ちょっと遅くなりすいませんでした。

http://www.castella.jp/

このサイト内の一番上「ポッドキャスト・サーチ」
に「ロック」と入力し、検索すると沢山のロック
系番組が出てきます。

一番上の「キャプテン和田の劇的メタル」とい
う番組でメタル系の新曲など紹介しています。
バックナンバーも聴けます。


自己満足の為に「ラーメン」を作っていません

2007年09月04日 | ラーメン総合研究所
あるラーメンフリークの常連のお客様と話を
しましたが、僕のブログで誤解を与えてしまっ
たようなおで、その事について書きます。

同様の誤解を受けているお客様
もいらっしゃると思い、今回は僕の本心を洗い
ざらい書いてみたいと思います。

そのラーメンフリークの常連のお客様には、
ブログにてきちんとした釈明文を書く際に、お
客様の言葉を引用させて頂く了承を頂いており
ます。

僕のいつの文面からの誤解なのかは不確かですが
お客様が「あなたは自己満足の味の追求だけで
お客の事なんてどうでもいいんでしょ。店は
道楽の道具でしょ」と言われました。

正直言ってショックです。そんな風に思われて
いたという事に驚きと共に、誤解を与えた自分
の言動に反省いたしました。

確かに僕はお客様の意見やアドバイスは参考程
度で、お客様の意見を導入する事は極わずかです。

でも、それが悪いとは全然思っていません。お店
を運営する上で、それは大切だとすら思っています。

1人1人のお客様には常々感謝していますが、お客
様の意見を店の運営に取り入れていたら滅茶苦茶に
なります。例えば、僕がいい意見と思わなくても
ニーズに答えようと意見を導入し上手くいかなかっ
た場合は「あのお客様のせいで失敗した」と言い訳
をし、人を恨まないといけません。

お客様は思いつきの気軽なアドバイスでも、店の
運営者としては営業生命を左右する事態になりかね
ません。

だから、僕は自分の納得できる営業方式で営業し、
失敗しても全て自分の判断上起こった事と、何の
言い訳も出来ない状態で日々営業したいだけです。

店主が満足出来る形で営業している事を自己満足の
商売と受け取られたら、そうかもしれません。でも、
風見鶏のように、あっち向いたり、こっち向いたり
して営業不振になれば、悔やんでも悔やみきれませ
ん。

例えば味についても、好みは人それぞれです。
濃い味、薄味、こってり、あっさり、香り立つスープ、
無臭スープ、後味スッキリ、余韻を楽しめる味、
麺の固さ、麺の太さ、具材の種類など、千差万別の
好みで八方美人の味付けは不可能です。万人ウケを
目指していたら、結局は特徴も、個性も削ぎ落とし
た、平凡、単調で面白みの無いラーメンしか作れま
せん。

自分が一生懸命にもがき、苦しんで、現時点で作れる
最良の物を出している自信があるからこそ、安易な
意見に心揺れる事はありません。

こう書いてしまうと「釈迦に説法」と、僕がお客様の
事を書いているかのような新たな誤解を与えかねませ
んが、そうではありません。

お客様には、店の運営、調理方法などには気を使わず
に、ただ僕の作ったラーメンを食べて頂きたいだけ
です。

僕がラーメンを作る上で一番考えている事はお客様で
す。僕の満足感はお客様の反応から生まれる物です。
「おいしい」と思って頂けて、初めて「ラーメン」
「様式美麺れいんぼ~」「僕自身」の存在価値が
生まれます。

現時点で「正しい」と思っている事が、半年後、
1年後も「正しい」と思っているかは分かりません。
でも、今は「やるべきことをやり続けている」だけ
です。

当店のイメージについても書きます。

当店を「味を変え続け、新作を出し続ける店」と思っ
ている人が多いと思います。でも、僕は「味を
変えないかん」「新作をつくらないかん」なんて
プレッシャーは全然ありません。

当店は、もっとピュアなスタイルです。
「こうやった方が、もっと美味しくなる」
「新作のアイデアが浮かんだ」と、思った時に
味の改良や、新作の開発をしているだけです。

変える必要が無い時に変えたり、変える事で
味が劣化するような事はしません。

僕は「味を変化させ続けている」のではありま
せん。味を磨き上げているつもりです。でも、
正直言って、この言葉には何の説得力もありま
せん。この3年間で何度と無く「もうこのスー
プの味はいいや。やーめた」と、白紙に戻し
1から構築し直した事もあります。元ダレや
香味油、具に関しても、ギョーザ、チャーハン
も同様にやってきました。でも、1つだけ曲げ
ていない事があります。作り手としての基本
姿勢です。「今、当店に来て頂いているお客様
に納得していただける方向性」です。

当店が「しょっちゅう味が違う店」というイ
メージだと、お客様は安心して来店して頂け
ません。開店から2年ぐらいは大きな改正を
し過ぎた感もあり僕も反省すべきですが、今の
当店は、意味のある味の改良(向上性を高める
調整)をしています。常に課題は山積みですが
何とか1つ1つの課題をこなしています。恐ら
く研究は一生続くと思いますが、常に「今」が
一番の状態で提供し続けていきたいです。

僕にとって作曲と、絵を描く事と、ラーメンを
作る事は同じスタンスです。作曲、絵を描くの
は仕事でも何でもない趣味だから、ラーメンを
作る事と並べたら冒頭の「自己満足のラーメン」
という意見を認めたと思われるかもしれませ
ん。意味合いはだいぶ違うけど、無理をしない
ナチュラスな表現という意味では類似していま
す。作曲も絵を描く事も、心の趣くままなフリ
ースタイルです。理論がどうこう、テクニック的
にはどうこうなんて関係ありません。気まぐれな
風任せ的な物です。ラーメン作りも、無理をして
考えるのでは無く、一度感性の大海に出たら
後は感性の趣くままに流されます。何百万、何千
万通りのラーメンの作り方から、今の自分に合っ
た製法、味へと到達する感じです。でも、作曲、
絵と決定的に違う点は、僕のラーメンの向こう
にはお客様がいる事です。お客様が受け入れて
くださる味作りという芯さえ守っていたら、他
は僕流に任せて頂いています。



ついでに、味を一切変えない店について書いてみ
ます。味ムラが少なく、年間通してブレない味
作りの店が単純に毎日毎日一緒の作り方をしてい
ると誤解している人が多いけど、全く違います。

味がいつも変わらない店は、凄く高度な事をやっ
ている店です。大きく分けて、夏と冬は、煮込み
時間、塩分濃度、食材の分量、調味料の分量を
変えないといけません。夏も冬も同じ分量、製法
で同じ味には絶対になりません。

気温、湿度、天気の違いで製法はもちろん、保温、
保存などの方法も大きく変わります。僕ですら
毎日、1週間先の天気、湿度、気温をチェックして
います。だから、唐津市地区で「お天気チャンネル」
が打ち切りになり困っています。インターネットで
チェックする日々です。

夏と冬は食材質も大きく異なります。ラーメン業界
では夏場を「魔の季節」と言い「夏枯れ」(客が激減)
「電気代が数倍」(クーラー代で冬場の4,5倍)
そして一番の問題が「食材の質低下」です。
醤油ラーメンや塩ラーメンの店も当然ながら使う、豚骨
などは冬場とは比べ物になりません。夏場は豚の体力が
落ちる為、豚肉の皮下脂肪(脂身)は落ち、豚が水を
ガブ飲みする為、骨の旨みも弱いです。貧弱な豚骨で充
分な旨みを出すのは至難の業です。鶏も痩せています。

そんな条件下でも年中同じ味を提供できる店は、調理
技術、センスはもちろん、五味(酸、苦、甘、辛、鹹)
をバランス良く調整できる天才です。経験、技術力、
職人の勘も然ることながら、天性のラーメン魂を感じ
ます。



ここで終われば非難も受けずに、きちんと釈明した事に
なるかもしれませんが、立川談志のCDを毎日聴いている
せいか、最後に毒舌を吐いて終わります。

「今売れている物を真似しろ」なんて事を言う、ブーム
後追い店が僕は大嫌いです。

ある店を成功に導き、今もそこの責任者になっている
知人が「商売はブームに敏感になれ。アンテナを張り巡ら
せて最新のブーム、次来るブームをしっかり見逃さず、
ブームの波を乗りこなせ。ブームに乗り遅れて成功など
無い。」と、言っていました。彼は、実績もあり、経営
コンサルタント的な事もやっているようですが、僕から
すると「何言ってんだか。下らない」としか思いません
でした。参考程度に聞き入れる気にすらならない。

自分自身のポリシーも、プライドも、確固たる方向性も
無く、金銭的な損得勘定だけで刹那的な一過性ブーム
を追い続けるなんて馬鹿げています。利益一辺倒の
生き方の先に何があるんんだか・・・。

社会問題「引きこもり」を考える

2007年09月02日 | 店主の人生哲学
今という時代の影響なのか、日本は精神性の障害を
かかえた人が非常に多いです。優等生、エリート、
権力者など社会的地位があっても関係ありません。
昨日まで健常者だった中高年でも突然、精神病に
なる事があるようです。

子供だろうがお年寄りだろうが年齢も関係なく、
突如、分裂症、気分障害、統合失調症、不安障害
などに陥り、それが引き金で不眠症、拒食症、
アルコール依存症などに成る場合も多いようです。

僕は精神障害の知識など全く無いので、素人考え
でしか無いけど、社会問題になっている
「引きこもり」「不登校」「無断欠勤症」
(対人恐怖症、脱力症)に
ついて僕の勝手な意見を書いてみます。

一般的によく言われる「格差社会」「結果主義」
「学力至上主義」「競争社会」「ノルマ」など
幼少期から人と比較されながら育てられる世の中
です。子供の為なのか、子供をアクセサリーみた
いに自慢する世間体なのか分かりませんが、教育
ママみたいな人も急増しています。そういう
教育ママ、エリート一家みたいな所で育った人は
遊びや、テレビも規制され、夏休みも塾の夏季
講習で10時間近く勉強したりする場合もありま
す。子供も親の期待に応えようと頑張り、ある
程度成果を出すと、学校の成績だけで、他人を
評価するような歪んだ子供になりがちです。
成績が優れている事を人間的に優れていると
錯覚するのです。学力の良し悪しが全てという
考えは非常に危険です。

まだ自分が井の中の蛙に成れている内は、優越感
を感じれていいかもしれませんが、自分よりも
成績がいい人が現れた際、向上派と、崩壊派に
分かれます。ライバル意識を燃やし、さらに頑張っ
て勉強する人。負けた事で強い劣等感を持ち
やる気を喪失し、ますます成績低下で更に劣等感を
持ち、成績が平均以下まで落ち込むと自暴自棄に
なってしまいます。

でも、親の顔色伺いの為の勉強や、テスト対策の
為の勉強などが身につくはずもありません。やら
されている義務感からは探究心、好奇心など生ま
れるはずもありません。明確なビジョン、理念、
目標、具体的な夢などがあやふやな子供時代に
子供らしい自由を奪って、勉強サイボーグにして
しまうのはかわいそうです。

あまり友人、知人の実例をあげるのは適切じゃな
いとは思いますが、僕は近い範囲で数多くの実例
を目の当たりにしています。学生時代の優等生が
どれだけ自暴自棄になったことか・・・。
同級生で、引きこもり、ニートは滅茶苦茶います
し、自殺者もいます。

でも、僕は勉強の事だけで、脱力系若者が増加す
る現象にはなっていないと思います。勉強は1つ
の要因にしか過ぎないと思います。

いつの時代も勉強を全くしない人はしないです。
僕もその傾向にありましたが、学校や親が口うる
さく言っても、周囲が勉強頑張りムードでも、
やらない人はやりません。そういう人は、少々の
挫折ぐらいで挫けたりしません。悪く言うと図々
しい神経を持っているのです。

「引きこもり」は「社会の負け組」的なマイナスイ
メージが浸透していますが、僕は必ずしもそうとは
言えないと思います。

「引きこもり」になる人の大半は対人恐怖症に
堕ちいっていますが、対人恐怖症は別名「優秀病」
とも言います。ナイーブな性格で、大人しく、
自己主張を控え、恥ずかしがり屋で、
感受性が豊かで、心配症で、物事に悩みやすい性格で、
真面目な場合が多いです。

不真面目、いい加減な人、悪人、不道徳な人などが
蔓延る世の中で「引きこもり」になるタイプは
世の中を浄化する救世主にもなりうる人材です。

「引きこもり」を肯定化するつもりはありませんし、
社会不安を招いているのは事実です。でも「引きこ
もり」救済、社会復帰に政治家が力を注ぐ以前に
「何故、引きこもりになったのか?」と、根底を
追求しなければ、改善化はしません。

僕なりに考えた1つの憶測論を発表します。

人間が生きる上で「道徳」「モラル」「ルール」
「規則」「憲法」「しつけ」は必要です。でも、
それらが正しいという事を理解しているがゆえ
苦しみ、もがく人々もいます。人間は本来、型に
はめられるのを嫌うものですが、型にはめられる
事を「常識」と受け入れ苦に感じないばかりか、
型にはまっていないと落ち着かない人もいます。

「モラル」「ルール」などが欠如すれば社会混乱
が起きるので統制を保つ上では絶対必要です。
でも、それは社会的な都合であり、個人の欲求を
押さえつける事でもあります。自然の欲求を
社会に適応するように制御させる「決まり事」に
適応できない人が出てきても不思議じゃありませ
ん。

性格がバラバラな集団(国民)を1つにまとめる
のは無理です。欲求を抑えられず「ルール」に反
すると、はみだし者になります。

でも「引きこもり」になるタイプは、自己否定を
し劣等感に襲われます。欲求弾圧をする「ルール」
に対して「社会のルールに疑問を抱く自分に否が
ある」と思い、社会に合わせた自分にならなけれ
ばいけないが、社会に合わせたくない。と、思う
のかもしれません。自分は他人と違うという事へ
の不安がストレスになり、将来にも希望が持てな
いのだと思います。

「引きこもり」の多くは、挫折型のドロップアウ
ト引きこもりが多いです。要は、夢破れたり、
会社などでの対人関係が上手くいかなかったり、
働くという事に意味を見出せなかったりしている
人に多いです。元々が自信満々だったり、プラ
イドが高かったり、優等生だった人は打たれ
弱いです。社会に合わせようとする努力が心労
で大きなストレスが蓄積された結果、逃げるし
かなかったり、社会との関わりを絶つ手段に出る
のでしょう。

「引きこもり」を親が許し、放任主義で様子を
伺うパターンが多いけど、それは親の責任を果た
していないと思います。

「引きこもり」になってすぐは、誰にも会いたく
ない。という心境で、親に対しても「ほっといて
くれ」という心境だと思います。

でも、親なら、いくら子供が嫌がろうとも、何日
もかけてでも話し合い、解決策を一緒に模索しな
いといけない立場です。

ほっといた所で「引きこもり」になった人は喜ばな
いし、解決しません。「引きこもり」になった人は
心に深い傷を負っているはずだから、それは
ほっといたら悪化する一方です。

「引きこもり」は部屋でじっと過ごし、働かない
事で社会に負い目があり、親に心配かけ生活費を
出してもらっている負い目もあり、時間だけは
いくらでもあるから悩むと思います。
「自分は社会の役に何にもたっていない」
「俺の存在価値は何だ」
「俺なんか生きてる価値あるのか?」
など、ネガティブ思想で、どんどん自己嫌悪で
自分を追い詰める前に、家族が救済すべきです。

積極的に自分に自信を持ち生きる事が素晴らしい
事や、やりがいが持って将来に希望の光が差すよう
な生き方を「引きこもり」が見つけるように
バックアップしなければ立ち直りのめどがつきません。


と、僕の憶測、想像などを入り混ぜながら、今の
社会問題について考えてみました。ちょっと
シリアスに成りすぎたかもしれません。


裸の大将 山下清

2007年09月02日 | テレビ番組
僕は物心ついた幼稚園時代から「裸の大将」を
見ていました。

「裸の大将」は唐津でロケが行われた事もあり
ずっと親しんできたドラマでした。

山下清役は芦屋雁之助のイメージで固まってい
たので、ドランクドラゴンの塚地で務まるのか
不安でした。

しかし、今日の「裸の大将」を見終えてみると、
塚地がハマリ役に思えました。芦屋雁之助の
完コピ的な感じでしたが、長い歴史があるドラマ
だけにアレンジが加えられず、忠実にコピーを
出来ている塚地は凄いです。

ドランクドラゴンのコントでは、秋葉原のオタク、
アイドルの親衛隊など特殊な濃いタイプを演じる
事が多かったので「裸の大将」でも、やりすぎる
感がある過剰演技にならないかと思っていました
が、芦屋雁之助演じる山下清らしさが出ていて
とても良かったです。

三谷幸喜の笑えるエピソード

2007年09月01日 | 小ネタ
三谷幸喜のエッセイ「オンリー・ミー」を
2回読みましたが「まあ、これも夏のいい思い出だ」
というタイトルの話は笑い転げました。

原文を読んで欲しいけど、簡潔にあらすじだけ書い
てみます。



三谷幸喜が大学2年の頃、母が経営する喫茶店で
1日店長になった。要は、母が用事があった為
三谷幸喜が1人で喫茶店の営業をする羽目になった。

メニューの殆どの料理は作った事が無い為、この日は
ホットコーヒーとアイスコーヒーのみの営業に切り替
えた。10席の店でも多すぎて、2つの席は「予約席」
の札を出し使用不可にした。

それでも慣れない接客で舞い上がり、たった2種類の
客のオーダーが覚えられなかった。それに客が多く
近所の酒屋に駆け込み、ネスカフェのインスタント
コーヒーを買ってきて、こっそりお湯に溶かした
コーヒーを出し続けた。1杯、1杯ドリップ式で淹れ
る手間を省く為です。

それでも、お客をさばききれず、
「ご注文はアイスコーヒーのみにさせて頂きます」
とマジックで殴り書いた張り紙を店内に貼った。

恐い見た目のおじさんから「ミルクかき氷」と
注文受けると「ありません」の一言が言えず
注文をとり厨房に戻った。

当然、かき氷なんて作ることも出来なく
て、厨房で時間潰しをした。

しばらくし、勇気を振り絞り
「機械が壊れて、今は無理です」と謝る。
その客から怒鳴られたことで
ナイーブだった三谷幸喜は神経がずたずたになった。

夕方になっても忙しく、家族連れや、カップル、
外国人家族などが来て、オーダーがいっぱいになっ
た時、三谷幸喜は力尽きた。

カウンターに戻り、裏口から逃げた。

注文したままの客が沢山いたが、もう知ったことで
は無くひたすら走り、電車に乗り、浅草に行った。

その後、店で残された客達は、店員が蒸発した
不思議な体験として記憶に刻まれたであろう。
■■


こんな無責任なエピソードは今まで聞いた事が無い
です。母親から任せられた店で、インスタント
コーヒーを出したり、客でいっぱいの店を逃避
するなんてありえません。そんな、ありえない事
をやっている三谷幸喜は日常からコメディです。