2017年6月4日(日)
息子が参加した忍野高原トレイルレースに同行しました。
息子がこのレースに参加するのは昨年に引き続き2度目。
レースはロングコース(約36.1km)
ミドルコース(約25.4km)
ショートコース(約13.9km)で行われますが、
仕事が忙しく、ほとんど練習が出来なかった息子は
ミドルコースにエントリーしました。
息子がレースをしている間、忍野八海や東円寺の見学も考えたのですが、
忍野八海は何度も行っているので、
ショートコース(約13.9km)を歩いてみることにしました。
ショートコースなら標高差が300m位なので、
私でも歩けるかもしれないと思ったからです。
校庭では地元特産品などの販売、
協賛メーカーも多数出店していました。
中学生ブラスバンド部員の演奏はランナーを
力づけてくれたことでしょう。
ミドルコースのスタートは7時50分。
時間ぎりぎりに会場近くの駐車場についたので、
息子はゼッケン等を受け取ると、
準備運動もせずに、集合場所に移動しました。
息子のスタートを見たあと、
私達は忍野中学校の前の、細い川沿いの道を歩き始めました(8時過ぎ)
ショートコースの方々が走ってきました。
歩くのを止めて応援をしていると、
近くの方がサイダーとお菓子を勧めて下さいました。
おばあちゃんの私が、おばあちゃんというのも可笑しいですが、
「おばあちゃん、美味しかったですよ」
ありがとうございました。
こんなのどかな道を3㎞近く歩きます。
ランナーが道を間違えないよう、一定間隔毎に目印があり、
所々にスタッフの方が立ち、声をかけてくれます。
野生化したコンフリーの花(写真上段右)が休耕地やあぜ道を彩り、
民家の庭や畑ではアヤメやルピナス等の季節の花が美しく咲き誇っていました。
野の花も微笑みたくなるほど可愛らしく、
こんな田舎に住んでみたいな~と思ったほどでした。
地元の方に富士山の絶景ポイント(写真3段目右)を教えていただき、
少し戻って写したのですが、富士山は雲がかかっており
すそ野しか見えませんでした。
山道に入りました。
この先3㎞強、ずっと登りが続きます。
前にはショートコースに参加した最後尾のグループの方たちがおり、
そのあとにはしっかりと関係者の方がついています。
このグループの方たちはしばらくしてリタイアしたようです。
追い抜く時に話声が聞え、中国人グループとわかりましたが、
怪我や病気の様子はありません。一体どうしたのでしょうね。
ビニールを結んだ目印(写真左下)が、200mごとにあるので
絶対に道を間違えることはありません。
分岐点などではコース以外の道には入らぬよう、ロープが張られ至れり尽くせりでした。
フタリシズカ マムシソウ
ヤマツツジ
良い香りがするので見上げるとミズキの花も・・・
標高1232mの立ノ塚峠の給水所に着きました。
ここからは別ルートからのロングコースのランナーと合流します。
ロングランランナーが次々とやってくるので、
その都度、道を譲るために立ち止まり、
「こんにちは~頑張って下さい」等と応援しました。
「ご迷惑をかけて申し訳ありません」
「ありがとうございます」と、たいていの方から返事がありますが、
中には荒い呼吸が聞こえるだけで、黙って走って行く方もいます。
いっぱい、いっぱいなのでしょうね。
歩くだけでも大変なのに、よく走れるものだと感心するばかりです。
ここでもコースを歩くスタッフさんを見かけましたが、
ゴミを拾いながら歩いているようです。
偉いですね。
名も知らぬ花ですが、ひっそりと咲く姿に心打たれます。
(追記)
ギンランだそうです。
tonaさん、ありがとうございました。
ミツバウツギ
立ノ塚峠から二十曲峠までは、数ヶ所、上りはありましたが、
ほとんどが下り道。
不覚にも、二十曲峠直前で転んでしまいました。
自分ではそれほど疲れているとは思わなかったのですが、
疲労で足の踏ん張りが効かなかったようです。
体は正直ですね。
ところが、私が起き上がったと思うや否や、
今度は夫が2度も転倒。
心配して声をかけると靴のせいにしていました。
二十曲峠に到着。
ここにも給水所があり、親切なスタッフさんに写真を撮っていただいたり、
オレンジや茶まんじゅうをご馳走になりました。
二十曲峠からの富士山は岡田紅葉という写真家の写真で有名だそうです。
ここでも富士山の全景は見えませんでした。
ヤマガクアジサイ(多分)
白い花の木は高木で、下からしか写せません。
とても綺麗な花でしたが、名前を調べることもできなくて残念。
赤い花はタニウツギ。
やっと田園地帯に出ました。
スタート時の3kmはあっという間でしたが、
帰りの残り3㎞は非常に長く感じました。
川の土手に咲くニセアカシア・白花の大木。
近くに低い木もありましたが、コボレダネから育ったものと思われます。
ニセアカシア・赤紫花
午後1時頃スタート地点に戻りました。
この日一日の総歩数は28221歩(ウォーキング終了時で25156歩)
これが現在の私の限界でしょう。
これ以上歩いたら足腰を傷めそうです。
もし来年も息子が参加し、私の足がまだ大丈夫のようなら、
二十曲峠から石割山、平尾山、太平山を回って下りるコースを
歩いてみたいものだと思いました。
尚今年のロングコースは石割山のどこかが崩落したらしく、
コースがだいぶ変更したようです。