hiroの花便り

我が家に咲く花や日々の暮らしを綴っていきたいと思います

ヤツデ(八手)は縁起の良い木だが、葉や茎には少量の毒がある

2025-01-14 | 花・ガーデニング

ヤツデ(八手)は、「八」という、末広がりで縁起が良い数字が
植物名に使われているので、縁起の良い植物に違いないと確信し、
千両と共に、お正月用の生け花に利用したのですが、
活けてから2週間ぐらいで、千両がぐったりしてきました。
千両は毎年2月半ば頃まで赤い実を楽しめるのに、
おかしいと思い、もしや毒が?と思い、ネットで調べてみると
予想通り「天狗の木」と言われ、縁起が良い木には
違いなかったのですが、葉、根、茎には、少量の毒性
(ヤツデサポニンという物質)が含まれていることが分かりました。
昔はこの毒性を利用して、汲み取り式トイレの蛆虫用殺虫剤を
作っていたとのことでした。
葉には薬用成分も含まれており、去痰、リウマチの痛みに
効き目があるそうですが、有毒成分を含むため、
医師などの指導無しで内服してはいけないとのことでした。
我が家でヤツデの花が咲くのは一昨年に続き2度目。
初めて咲いた時は、花後すぐに剪定をしてしまったので実を見ることは
できませんでしたが、
ヤツデの実は、冬から春にかけて、花期が終わると育ち始め(最初は緑色)、
年の春、5月頃にやっと黒く熟すそうです。
なぜ、熟すまでにこんなに時間をかけているのかというと、
子孫を増やすためには、種子を鳥に食べてもらうことが必要なので
鳥の繁殖期に合わせているのだそうです。
我が家のヤツデも鳥さんが実を食べ、
硬い種子を庭に落としてくれたおかげでしょうね。

自生ヤツデの花。

半分ぐらいは花瓶に飾りましたが、まだこんなに沢山咲いています。
花色は写真で見るより純白、とても綺麗です。
(2025/01/11撮影)

ヤツデの葉

ヤツデ(八手、八つ手)は、ウコギ科ヤツデ属の常緑低木(高さ約3m以内)
葉は、20cm以上もある大きな葉で、ツヤがあり、厚手です。

葉の形が人の手に似ていることで、「お客さんを招く」「お金を招く」とされ、
昔から縁起の良い木と言われ、西に植えると「家からお金が出ていかない」
「お金が貯まる」といわれているとか…。

風水では、ヤツデのような葉っぱの大きい植物は、
邪気が入るのを防いでくれるので、魔除けになるのだそうです。
(2025/01/13撮影)

こちらの千両はヤツデを処分したところ、ほぼ回復したので
現在は千両だけ飾っています。
(2024/12/28撮影)

こちらの千両は萎れたまま回復しなかったので
花はすべて処分しましたが、2週間は楽しめたので良しとしましょう。
(2024/12/28撮影)

千両、万両だけで活けたのは今も元気です。
(2025/01/13撮影)

コメント
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