へちま細太郎

大学院生のへちま細太郎を主人公にしたお話。

のぶちゃんのつぶやき

2006-06-09 23:23:45 | ひるまのもめごと
俺は、あ、いや私はある私立中学で体育の教師をしています。

このたびは、僕のしでかしたことで、みなさんには大変ご迷惑をおかけしております。 穴があったら入りたい、そんな気分です。

しばらく反省します。 探さないでください。

けんちゃん、俺は…俺は…。

…………
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のぶちゃんがたずねた理由その2

2006-06-08 18:04:30 | ひるまのもめごと

最近、早く帰りたいと思う、独身貴族のけんちゃんだよ。。。
家に帰ったって、どうせ一人なんだけど・・・

さて、のぶちゃんが、縁もゆかりもない中島教授を訪ねた理由を温室の学生君にきいてみたところ、
「実は、前田先生にお見合い話があったんですよ」
と答えじゃないないか。
「何?見合い?
俺は、衝撃を受けた。。。
同級生のあいつに見合い話が来て、何で俺に来ない・・・じゃなくて、
「ど、どこの物好きがあいつに見合い話を持ち込んだんだ」
俺は、思わず怒鳴ってしまった。
「まあまあ、興奮しないでくださいよ」
学生は笑っている。その笑いが、別に怒鳴らなくたって、というものを含んでいることに気づいた。
「ね、誰?」
白いヤツが、学生の笑いの奥にあるものを読み取ったように、腕組みをして余裕たっぷりにきいている。

ま、まさか・・・

「そ、ご想像通りですよ。衣笠米穀店のお嬢さんが、前田先生にどうやら一目ぼれしてしまったようなんですよ」

「ひょ、ひょ、ひょええええええええええええ

き、衣笠米穀店の娘っていえば・・・

のぶちゃあん・・・。
失踪した理由が、俺、なんとなくわかってきたよ。。。
同情する、男として・・・。

俺もショックなので、つづく。。。

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のぶちゃんが、たずねた理由その1

2006-06-07 20:25:56 | ひるまのもめごと

目の保養がしたい、とつくづく思った独身貴族のけんちゃんだ。

はあ。。。。。。

中島教授の温室を飛び出した俺たちは、最初に覗いた温室から出てきた学生に声をかけられた。
「その顔だと、見せられましたね。パフィオ・ペディルム・ペンダントグッズ
*くどいようですが、こんな品種はありません。。。
学生の表情が笑っている。
「見たとも、なんなんだ、あれは・・・
俺が吐き捨てるように答えると、
「まあ、黙ってきいてやってくださいよ。教授の実らない初恋だったらしいですから」
「初恋っていったって。衣笠米穀店の奥様だろう?」
「おお初恋の面影を宿した愛しき君よ・・・だっけ?確かに、面影はなくもないなあ」
白いヤツは身震いをしている
「しかし、のぶちゃんものぶちゃんだよな。なんで、中島教授のところに行ったんだ?そっちの方が謎だよ」
俺は、首をボキボキと鳴らして頬をぺちぺちと叩いた。
気分直しだ
「ああ、そのことですか?」
学生は、くすっと笑った。
「何だよ、その意味深な笑いは・・・」
俺と、白いヤツは視線を交わし、学生に白状させるべく詰め寄った。
「それは・・・ですねえ」

と、いい場面で続かして・・・

すんません。。。

 

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愛しき君の名は

2006-06-06 23:43:44 | ひるまのもめごと
花はやっぱり外見だと認識する、独身貴族の俺の名前はけんちゃんだ。

彼女が欲しい…

「うげえええええっ
俺たちに向けられた植木鉢に植えられたモノは、小豆色赤紫色を混ぜたような何ともいえないような色をしていた。中央部が白く外に広がっていくにつれて黄緑がかってきている。が、それも小豆色赤紫色が混ざったような色が花びらから流れ落ちてくるような模様で毒されていた。袋は薄い小豆色で、入り口がひだひだで覆われている。絶対に、虫を食っていそうな袋と色だ。花びらの周囲は濃い黄緑。左右にのびた花びらは細く妙に縮れながら30cmは垂れ下がっていた。そんな花びらがいくつもいくつもついていた。
「パフィオ・ペディルム・ペンダントグッズというベトナム産の珍種を改良したものだ」
※こんな種類はありません。あしからずm(_ _)m
「蘭のパフィオ属はだいたい東南アジアから中国にかけて多い。ベトナム産なんかいいのがあるんだけどね。今は原種を採ることは禁止されているから、こういう珍種は実に貴重なものなんだ」
中島教授はそう説明すると、やおら花のひとつを手に取り、キスをした。 俺たちは口を覆って思わず顔を背けてしまった。
衣笠米穀店の奥様の顔を思い浮かべながら…
「でででで、で、のぶちゃんはそれからどうしたんですか?」
まだ花びらをちゅうちゅうしている中島教授に、やっとのことで尋ねると、
「さんざん脅かしたら、あの男、衣笠米穀店まで謝りに行く、と言って慌てて飛び出して行ったよ」
中島教授は、俺たちのことは忘れたようにパフィオなんたらに頬をすり寄せている。「愛しき初恋の君、面影を宿した愛する花よ、ああ小百合」
俺たちははじかれたように教授を振り返ったが、妖怪に出会ったような不気味さを覚えて、何も言わずに温室を飛び出した。

カンベンしてくれ~っ

つづく
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蘭は高いな不気味だな

2006-06-05 21:30:41 | ひるまのもめごと

俺はロナウド=憲一郎。ハットトリックは、はるか昔の中学時代に1回経験ずみ。

って、そんなことじゃないだろう。。。

のぶちゃんが、中島教授の大切な蘭を割ったらしい。どの程度の被害なのかは、想像もつかないが、とにかく中島教授を怒らせたらしい。
「まったく、たかだかナメクジが手に触ったくらいでビビりやがって
中島教授は、さも今目の前でのぶちゃんが蘭の鉢を割ったごとく、またピンセットを振り回し始めた。
あぶなくてたまらない。。。
「はあ、ナメクジねえ。。。」
俺は、いきなりナメクジが手ににょろっときたら、誰だってびっくりするだろうと思った。
「で、被害はどれくらい?」
白いヤツがおそるおそるたずねると、
「何、植え替えただけだから、鉢一個分だな」
と、あきれた答えが返ってきた。
「鉢一個分?」
「って、どれくらい?」
俺は、目の前の蘭の鉢を蹴倒したい気分になってきた
「さあてな。あれは、相当前からあったものだから、わからん」
って、それ、すでにどうでもいい値段じゃんか。
「花も葉も全然折れてはいなかったから、それじたいには被害はなかったんだけどな。たっぷり脅かしたら、ビビッてしまってなあ」
今度は、打って変わってにこやかだ。
なんか、面白がってねえか、このオッサン。
「もしもし、中島教授?・・・では、あなたは、何で怒りを覚えたわけですか?」
ほんとに蹴倒したい気分になるのを抑えて、中島教授の左手で肩を叩いた。右手は、こぶしが握られている。
「ああ、そうだ。。。あれは、衣笠米穀店の奥さんがまだ独身だったときに、彼女からいただいたものなんだなあ。僕は、今の妻と見合いをしたばかりの時で、彼女も衣笠米穀店の一人娘で遠縁の青年と婚約間近かと言われていた時だ。。。」
中島教授は、遠い目をして、昔の若き日を思い浮かべているようだ
衣笠米穀店って、昔は豪農で聞こえた大地主だった名家中の名家だ。まさか、そこの奥様と、この教授が大恋愛をしていたというのか?

しかし、あの奥様は・・・

白いヤツを横目で窺うと、顔面が引きつっている
衣笠米穀店の奥様を知っているからこそ、の表情だ。
中島教授は、目の前の鉢を取った。
「これが、私と彼女の若き日の思い出だ
教授は、鉢を俺たちに向って差し出した。

うげええええええええええ。。。。

ショックなので、つづく。。。



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のぶちゃん、鉢を割る

2006-05-31 21:14:45 | ひるまのもめごと

俺の名前は、ロナウジーニョ・けんいちろーだ。。。



で、20万円の蘭の花なんて、どうだっていい。俺は、大切な友人でもあるのぶちゃんの行方を聞きに来たんだ。
「確かに、20万円の蘭はたいしたことはない」
と、中島教授がこともなげに言った。
「このビニールハウスにある蘭は、値打ちものではないのだが、しかし、品種は最高のものだ。最高のものは、まずは100万円はくだらない」
100万円以上の蘭なんて、どんな感覚だ?
ここにある20万円「も」する蘭が、たいしたことはないだ?
「20万だなんて、俺の初任給と対してかわりないじゃないか」
色の白いヤツがぶつぶつと言っている。
「悪いが、扱いには気をつけてくれよ。肥料ひとつにしても、外には出せないんだからな」
「外には出せないって?」
聞き返すと、中島教授は鼻先で「ふん」と笑うと、
「お前は理科の教師のくせに何にもわからんのか。蘭というのは、その花を美しく咲かせるために、肥料を工夫しなくてはならない。この場合、他の愛好家たちをどれだけ出し抜くか、また、どんな肥料がよいのか、これは秘密にしておくものなんだ」
と、ピンセットを俺の鼻先に差し出してきた。
「俺、理科でも化け学が専門なんで・・・
と、後ずさりした。
「全く、近頃の教師も質がおちたもんだな。だから、貴重な蘭の鉢をぞんざいに扱って、割ってしまうんだ」
「割ったって?誰が?」
白いヤツが聞き返すと、
「あんたらがお探しの、間延びしたうどんだよ。全く、あだな通りのばか者だな」
と、ピンセットを振り回した。
「のぶちゃん
俺は、中島教授の右手をつかんで、ピンセットを振るのをやめさせた。
「ああ、そうだよ、全く、これだから、体育教師っていうのは・・・」
中島教授の偏見は後で追求することにして、やっとのぶちゃんの情報を聞き出すことができて、俺はほっとした。

って、ほっとしている場合じゃないんだけど、眠くなったので、続く。。。


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らんららん♪

2006-05-30 00:00:05 | ひるまのもめごと
デンファレの花が、蘭科だってつい最近知った。君子蘭は、ユリ科の植物。
よし、覚えたぞ
俺は、これでも理科の先生
けんちゃん号で長閑な田園を散歩すると、気持ちいいぞ~。チャリの天敵は、ザリガニとカエルだ。

蘭は、例えると彼女のような花…と、白いヤツがぶつぶつ言っている。
なあにが蘭の花だ。捨てられたクセに。

中島教授は、蘭のビニールハウスの奥にうずくまるようにして、何やら作業をしていた。
むんっとした暑さの中で俺が目にしたものは、うす気味の悪い袋のついた白っぽいびらびらした、植木鉢に植えられた大量の花らしきものだった。
「何だあ、こりゃあ、き~もちわりぃなあ」
俺は顔を近づけて、袋を覗きこんだ。
「誰だあ、罰あたりなことをほざいているのはっ
声のした方を見ると、どこの農家のおっさんかと見間違えてしまう作業着姿の中島教授が、ピンセットを持った右手を振り回していた。
「馬鹿者パフィオは、れっきとした蘭だっ
「こ、これが蘭?」
蘭の花といえば、カトレアとかそんなものしか浮ばない俺は、思わず花をよく見ようと手を延ばしたとたん、
「触るんじゃあないっそれは10年前のコンクールで優勝した品種だ。株分けしたものとはいえ一鉢20万はする代物だ」
と、われがねのような声で怒鳴りつけてきた。
「げっこれが20万っ
俺は白いヤツと顔を見合わせて、また花を見下ろした。
「これが20万ねえ・・・」
袋を指ではじこうとして、再び教授にどやしつけられた。

あ、日付がかわるからつづく ・・・と思ったら、間に合わなかったので、書き直そうと思ったけど、やめた・・・。

てきとーだな、俺も・・・
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孟宗学園大学

2006-05-27 22:09:56 | ひるまのもめごと
けんちゃん復活
指はまだ痛いけど、頑張って書くぞ。

藤川のバカが勝手なことを書きやがって・・・。
俺までヤンキーなナンパ男に見られてしまうじゃないが。

けっ

俺は色の白いヤツと一緒に、大学に向かった。
大学の規模は大したことはないが、この学園はもともとは男子の農学校・商業学校と女子の家庭学校がスタートだっただけに、園芸学部・商学部・家政学部をメインに文学部がついている。
敷地の大半を大学が占めており、山一つが園芸学部だ。
俺は大学の一番奥の園芸学部のビニールハウスに向かった。中島教授はたいていここにいる。先日、片山教授に中島教授がのぶちゃんを見かけた、と情報を聞き訪ねてきたわけだ。
建ち並ぶビニールハウスの一つを覗き、
「中島教授はいらっしゃいますかあ」
白いヤツが中に声をかけた。作業をしていた学生がひょいと顔を上げ、
「あ、近藤さん、しばらく見ないですけど、細太郎君は元気ですか?」
と、にこやかな笑みを向けた。
「元気だよ、たぶんね
と、白いヤツはひきつりながら応えた。まだ仲直りしてねえのか、コイツは…
「また遊びに連れてきてくださいね」
と、その学生は白いヤツの表情を気にする様子もなく、
「教授の学食のツケですか?先日、野菜を届けた時に払いましたよね」
と、帽子を取って汗を拭った。そういえば、じんわりと暑い。ビニールハウスだから仕方ないが、1日いたらたまらねえなあ。
「それは大丈夫。そうじゃなくて、別件。教授は?」
「今日は、蘭のハウスにいますけど」
俺と白いヤツは学生に礼を言って、蘭のハウスに向かう。
ちなみに、うちの園芸学部の野菜は無農薬栽培で、学食はすべてここの野菜を使用している。茶の栽培もしているから、常にうまいお茶が飲める。サラダも最高にうまい。パンやクッキーは、家政学部の手作りだ。
管理栄養士がきっちりと献立をたてているから、一人暮らしには恵まれた環境なんだな。
さて、中島教授はどこかな。
次回は、素晴らしい蘭を拝めるぞ~。

つづく…。
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酔っ払っいだよ~

2006-05-26 23:46:51 | ひるまのもめごと

阪神が負けたのと、指が痛いので…おやすみ(ノ_・。)

まぢいてえ…。

あ~カラスだ。なんでカラスがあっ。。。
鳴いてる
鳴いてる
かあっ
かあっ
あ~、カラスが1匹、カラスが2匹…。

けんちゃん、うなされてるなあ★

子猫ちゃんたち、週末だよ。ヒマだったら僕と遊ばない?
あ?引っ込め?
うっせえんだよ。
全く、俺、出るたんびにこれだよ。

。。。

俺が藤川だあ

のぶちゃん、出てこいやあ

けんちゃんもこ~いっちゃんも、酔っ払って寝ちまった。

つまんないから、寝ようっと。。。

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チャリどろぼーの言い訳

2006-05-25 11:32:09 | ひるまのもめごと

けんちゃんが職員室のドアに激突して、突き指した
と、そんなわけで、代わりに、はあい、僕の子猫ちゃんたち、藤川だよ~
みんな、お待たせして、ごめんね。

しかし、ドアに激突して突き指だなんて、どんなぶつかり方したんだ。。。
第一関節、腫れていないけど、痛みがあるんだと。で、パソコン打てないんだって。
見得はって湿布してないんだよ。。。
悪いけど、やっぱり男のケガは、喧嘩、それもタイマン。
これ以外になにがあるんだ?

・・・

あ、隣にいる匿名希望も意味の無い東山先生に叩かれた。。。

ケーキ屋ケンチャンどんどこ号(どんな名前だ・・・)を盗んだ犯人をぶちのめしちゃったので、タコ壺保健室に運び込んだ。
ものの見事に青タンを顔面に作り、鼻血を止めるために脱脂綿を鼻に突っ込まれたチャリどろぼーは、ここいらでは見かけたことがないが、俺にはかすかに見覚えがあった。

誰だっけ・・・こいつ・・・

「全く、何で俺様のチャリ盗んだわけ」
けんちゃんは、ベッドの脇に座ってどろぼーに声をかけた。
「悪いが、あれは有名チャリで、盗まれてもすぐ通報されて、速攻犯人確保、無事チャリは戻ってくる、というのが自慢なんだ」
「悪趣味なことでも有名なパン屋のけんちゃんどんじゃらほい号だし、それを盗むおまえも相当な悪趣味だぞ」
と、俺が付け足してやったら、けんちゃんに肘鉄を食らわされた。
どろぼーは、ふ~っと息を吐くと、
「盗んだんじゃありませんよ、頼まれたんですよ」
と、言うじゃないか。
俺はムカついたね。どこの世界に他人のチャリを勝手に乗って、
「頼まれた」
という言い訳があるか。んで、
「てめえ、吹かしてんじゃねぞ、こりゃあ。。。」
と、えりくびをつかんでもう一発殴ってやろうとしたら、止められた。

・・・

すんません、ほんと、すんません。。。

「誰に頼まれたの?」
匿名希望もへったくれもない東山先生が、青タンに氷を当てながらたずねると、
「背の高い、肩にからすをとまらせた男の人ですよ」
と、答えが返ってきた。
「か、からす~?」

なあんだそりゃ。。。

おっと、授業だ。
次は、えーと、3の2のリーディングだ

またね、子猫ちゃんたち。。。愛してるよ~




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