こんばんは、へちま細太郎です。
朝、部活に行こうとしたら、いきなり藤川先生に拉致られた。
「どこ行くんだよ~」
ぼくは必死になって抵抗する。
「いいとこ連れていってやる」
「いいってば」
見合いをすっぽかしてぼくを拉致するのは、これで2度めだ。何でこんなメに…と車の前で抵抗していたら、そこにりょうこちゃんが通りかかった。
「細太郎くん、どうしたの?」
と、不思議そうにぼくと藤川先生を見比べる。
「ん?」
ぼくとりょうこちゃんの照れ臭さそうな様子をみた藤川先生が、何やらピンときたらしく、
「君も来い」
と、ぼくらを乗せて車を走らせた。
「誰?」
小声でりょうこちゃんが尋ねてきた。
「バカ殿」
「え?この人が?」
「聞こえてるぞ、バカ野郎」
藤川先生は、一般道から高速に乗り、東京方面へと車を走らせた。
「どこへ行くんだよっ」
「るせ~、高速は1000円だ」
と、やけくそになりながらぐんぐん飛ばす。
「こわい」
りょうこちゃんのつぶやく声がする。
「大丈夫だから」
ぼくは必死にりょうこちゃんを慰める。
渋滞もなんのその、うんこのような形をしたものが乗っかったビルを右手に見て、さらにさらに車は都心を走り抜けた。
ほんと、どこいくんだよ~。
泣きたいのはぼくの方だ…。
朝、部活に行こうとしたら、いきなり藤川先生に拉致られた。
「どこ行くんだよ~」
ぼくは必死になって抵抗する。
「いいとこ連れていってやる」
「いいってば」
見合いをすっぽかしてぼくを拉致するのは、これで2度めだ。何でこんなメに…と車の前で抵抗していたら、そこにりょうこちゃんが通りかかった。
「細太郎くん、どうしたの?」
と、不思議そうにぼくと藤川先生を見比べる。
「ん?」
ぼくとりょうこちゃんの照れ臭さそうな様子をみた藤川先生が、何やらピンときたらしく、
「君も来い」
と、ぼくらを乗せて車を走らせた。
「誰?」
小声でりょうこちゃんが尋ねてきた。
「バカ殿」
「え?この人が?」
「聞こえてるぞ、バカ野郎」
藤川先生は、一般道から高速に乗り、東京方面へと車を走らせた。
「どこへ行くんだよっ」
「るせ~、高速は1000円だ」
と、やけくそになりながらぐんぐん飛ばす。
「こわい」
りょうこちゃんのつぶやく声がする。
「大丈夫だから」
ぼくは必死にりょうこちゃんを慰める。
渋滞もなんのその、うんこのような形をしたものが乗っかったビルを右手に見て、さらにさらに車は都心を走り抜けた。
ほんと、どこいくんだよ~。
泣きたいのはぼくの方だ…。
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