こんばんは、へちま細太郎です。
今日はみんなで須庭寺に様子を見に行った。
敵状視察ってやつだ。
「何用かな」
須庭寺の副住職のヤンキー坊さんは、僕ら5人を何しに来たんだ、とばかりにじろじろと眺め回した。
「また、仏像磨きに来たんだ、どうせ掃除してないんだろ」
「生意気な」
ふん、と鼻をならして、完全にバカにした態度だ。
「藤川家の菩提寺だっていうのに、埃だらけだってきいたよ、罰当たるよ」
しんいちは、中を覗く。
「それに、お坊さんは藤川先生の親戚だろ、ヤンキーだし、ますます罰当たるんじゃね?」
たかひろが副住職さんの僧衣をひらひらさせる。
「拙僧に触れるな」
さも嫌そうにたかひろの手を払いのけ、
「そんなに磨きたきゃ、好きなだけ磨かしてやる」
と、どすのきいた声を出し、
「ただし、真夜中だ、肝試しも兼ねてやらしてやる」
と、再び鼻で笑うと今度は高笑いをあげて去って行った。
「ほんと、やなやつ」
いつの間にか本堂に入り込んでいたたかのりが、中から副住職の後ろ姿に中指を差し出していた。
う~ん、たかのり、いくら何でもそれはまずいだろ。
今日はみんなで須庭寺に様子を見に行った。
敵状視察ってやつだ。
「何用かな」
須庭寺の副住職のヤンキー坊さんは、僕ら5人を何しに来たんだ、とばかりにじろじろと眺め回した。
「また、仏像磨きに来たんだ、どうせ掃除してないんだろ」
「生意気な」
ふん、と鼻をならして、完全にバカにした態度だ。
「藤川家の菩提寺だっていうのに、埃だらけだってきいたよ、罰当たるよ」
しんいちは、中を覗く。
「それに、お坊さんは藤川先生の親戚だろ、ヤンキーだし、ますます罰当たるんじゃね?」
たかひろが副住職さんの僧衣をひらひらさせる。
「拙僧に触れるな」
さも嫌そうにたかひろの手を払いのけ、
「そんなに磨きたきゃ、好きなだけ磨かしてやる」
と、どすのきいた声を出し、
「ただし、真夜中だ、肝試しも兼ねてやらしてやる」
と、再び鼻で笑うと今度は高笑いをあげて去って行った。
「ほんと、やなやつ」
いつの間にか本堂に入り込んでいたたかのりが、中から副住職の後ろ姿に中指を差し出していた。
う~ん、たかのり、いくら何でもそれはまずいだろ。
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