へちま細太郎

大学院生のへちま細太郎を主人公にしたお話。

朝からおしゃべりタイム

2012-02-28 08:49:47 | へちま細太郎

おはようございます、へちま細太郎です。

中島教授が中学・高校に抗議しても、今度は、
「保護者の要望です」
の一点張りで、高校先取り授業が行われ、ぼくらは頭が痛かった。
「やっぱり、県立受ければよかったかな」
と、後悔先に立たず。
「失恋のショックは大きいねえ」
数学のプリントと格闘しながらしんいちがクスリと笑った。
「しょうがないよな、相手がきょうすけじゃ」
「あいつはいい男だもんなあ」
たかのりとみきおも調子にのって言う。
「俺も男なら選ぶかもな」
たかひろはずずっとジュースをすする。
「落ちて二人ともうちに来たりして」
一番考えたくないことを…。
「いいじゃん、孟宗一チョコもらえる男を振ったんだ。それを見せつけてやれば」
「おまえ、りょうこより、野茂の方が似合ってるぞ」
突然、たかひろに面と向かって言われ、
「ふざけるな、あんな男女のどこに魅力がある」
ぼくは必死に抵抗するも、
「うん、ぼくもそう思うけどな」
としんいちまで言い出して、非常にムカついた。
「といっても、あのおっさんの嫁さんになるんじゃ、しょうがないよな」
「気の毒だけど、そっちもあってるよ」
「昔ならよくある話だろうけどね、未成年じゃ、淫行だよ」
「正式に結婚なら淫行じゃないべ」
「いや、それよりあのバカ殿が、ガキ相手にできるのかな」
ぼくも、そう思うんだけど、それはそれで野茂より藤川先生が気の毒に思う。
「う~ん」
朝から学校のカフェで、授業をサボりまくってロクでもない話をしているぼくらでした。
やれやれ、また呼び出しだなあ。。。


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