鹿児島歴史みてあるき  ~ 外城・四季・フォト ~

     2007年から始まった薩摩藩・麓(外城)巡りの記録。各地を訪れた四季折々の風景。日々の暮らし。

2007 頴娃・石垣集落の風景 02

2007-11-21 | 薩摩地方

石垣のつづき

石垣川のたもとに建つお寺

 

石垣川をわたるとその先に指宿の豪商「濱崎太平次」の足跡が残されていた

指宿の豪商「濱崎太平次」の別荘跡地

建物はその後別人により建てられたもの。石垣の船着場には琉球や大阪から船で運ばれた物資や荷物が陸揚げされ、ここから各方面へ運ばれたそうだ。石垣地区は物資の集散地として栄えたため自ずと商店街が発達。上の石垣川の川縁に豪商の蔵が建ち並んでいたらしい。地元の歴史に非常に関心をお持ちの方でした。

屋敷の門構えが残っているのをみると心躍るのは私だけでしょうか

 

下の写真は元頴娃町長の旧宅。築130年

 

板壁などはその後に改築。この付近に焼酎の蔵元があり蔵が並んでいたそうだ

お話を伺った方にどうぞどうぞと勧められ、内部を見学させてもらう。家の管理を任されているとのこと。

 

 

この先にも古い蔵のあるお宅があった

 

石垣の多い地区です

 

 

石垣川の対岸にも別のお寺がみえる

 

石垣川の河口。港町の面影はありません

 

JR指宿枕崎線の鉄橋

 

頴娃町からの帰り


2007 頴娃・石垣集落の風景

2007-11-21 | 薩摩地方

頴娃町の石垣川河口に物産の集積地、港町として栄えた石垣という集落がある

頴娃町のなかでもっとも商店が多かった街だそうだ。商店街を歩いてみる

 

商店街を歩くと古い商家の建物がよく残っている

 

 

石垣商店街の角に3軒続きの古い商家が残っていた

 

 

地元の方に聞くとかつての豪商のお店だそうだ

 

 

 

店じまいだがこちらの建物も古そう

 

 

商店街から路地に入って散策してみた

 

石柱の門が残っている

 

 

こちらの民家の建物も古そうだ

 

漆喰の倉が残っている

 

高台の坂の向こうに古い洋館が見える

 

坂を下るときれいな石垣や生垣の残る一角にでる

 

 

 

 

 

倉庫として使われたらしい

 

石垣は40年以上も前、父親が小学校教員時代に住んだことのある場所。頴娃町のなかでもっとも商店が多い街だったと図書館で知る。頴娃の中心でもないのになぜだろうと思ったのが訪ねた動機です。


2007 頴娃・晩秋の風景

2007-11-21 | 薩摩地方

頴娃は「お茶王国えい」として有名。薩摩半島の南に位置する

頴娃の代表的な風景がお茶畑

茶の摘み取り時期になると赤い屋根の乗用型摘取機が活躍する

遠くに開聞岳を望む

そろそろ漬物用の大根を干す季節。頴娃の風物詩の一つ

手前の野菜は収穫前の大根


2007 指宿・濱崎太平次

2007-11-21 | 薩摩地方

仕事で薩摩半島の南端、指宿市を訪れた。

指宿市は小学校時代(丹波小学校)に過ごした街。

指宿駅をまっすぐ港へ向かう途中の湊地区。風情のある場所が残っている

 

 

 

 

この地区は独特な石垣で囲まれている。この石垣も山川石の一種だろうか

 

NTT(電報電話局)の敷地内に幕末の豪商「濱崎太平次」の生誕地の碑がある

濱崎家は寛政年間の『長者番附』で、大阪鴻池や大阪平野屋、伊勢三井八郎などと肩を並べるほどの富豪だった。その後の八代目濱崎太平次は、幕末の薩摩藩を財政面で支えた人物。NTTの敷地が濱崎家の敷地だったとみるべきでしょう。この地区の歴史を調べてみると面白い発見がありそう。

電話局通りの名前が残る。35年前と風景がかわっている