himadawaが作ったキャンピングカーで美しい星空を求めて

暇つぶしと老後の楽しみにと、DIYで製作するキャンピングカーの過程と運用、天体写真撮影のblogです。

M81, M82 ボーデの銀河

2021年03月27日 | 天体写真

春になると何度も撮影するのですがなかなか納得が出来ないボーデの銀河です。

3月14日熊野で、屈折のFC100にQ1.6エクステンダーを付けて1184mmで撮影しました。

TITLE:M81,M82ボーデの銀河
DATE:2021-03-15
TIME:03:17...03:39
撮影場所:熊野
カメラ:EOS Ra
鏡筒orレンズ:FC100-DF
コンバーションレンズ:takahashi EX Q1.6X(50.8)
焦点距離:1184mm
F値:F11.8
露出時間:60s
撮影枚数:20コマ
フィルター:none
ISO:25600
気温:7℃
赤道儀:Vixen SXD2
オートガイド:PHD2 ASI 120MM-mini
ガイド鏡:50x200mm x 1.5EX = f300mm
画像処理:St9でFlat+コンポジット、Lrで仕上げ 、約50%トリミング    

M82の赤いフィラメントも多少出たのですが、もう少し解像してほしい思っています。

 

 

そういえば、昨年の今頃に同じ熊野で撮影したボーデの銀河の画像があることを思い出したので再処理してみました。

TITLE:M81,M82
DATE:2020-04-24
TIME:23:22..02:16
撮影場所:熊野
カメラ:EOS Ra
鏡筒orレンズ:HD800
コンバーションレンズ:none
焦点距離:2032mm
F値:F10
露出時間:180s
撮影枚数:18コマ
フィルター:none
ISO:12800
気温:6℃ 
赤道儀:Vixen SXD2
オートガイド:PHD2 ASI 120MM-mini
ガイド鏡:50x200mm x 1.5EX = f300mm
画像処理:St9でFlat+コンポジット、Lrで仕上げ 、約90%トリミング  

M81の銀河の構造とその中の星々、M82の赤いフィラメントが見えるようになりました。

当時の処理した画像は、こちらです。熊野で M81, M82 ボーデの銀河 - himadawaが作ったキャンピングカーで美しい星空を求めて (goo.ne.jp)

違いが凄すぎて恥ずかしいですね。

M81とM82は視角的に近くに見えるだけと思っていましたが、二つの銀河はM81銀河団と呼ばれる同一の銀河団に所属し、お互いの銀河の中心核は15万光年しか離れていないそうです。数千万年前、M81とM82は接近遭遇し、M82は巨大なM81の重力の影響を受けて変形させられているとのことです。