【2012年3月28日 記事】
保健室コーチングアドバンスコース北陸1期の 感想第2弾です。
第1弾はこちら
今回も 本当に学び続けてこられた方だからこその深い洞察と気づきを感じます。
スキルが機能するための深いレベルの状態管理 さらには
スキルを使わなくても勝手に変化が起きることを体験されています。
人間が 変化成長していくために たくさんのスキルは必要ないということを 体感していただくこと
そして 本当に大切なことを現場で継続し続けることができること
今日は アドバンス生2名の感想をアップします。お二人とも 継続して学び続けてくださっている方です。
【アドバンスコース感想】
<Eさん>
◎あっという間の、6日間でした。自分の中で、確実に変化が起きています。
感じたままを書きます。
「養護教諭授業塾」「基礎講座」「ベーシックコース」「アドバンスコース」と回を重ねるうちに、自分の無意識の部分が、どんどん刺激されるのを感じていました。ずっと前から、いつも心の中で、もやもやと感じている感覚です。
一生懸命なのに、空回りしている、自分が満たされない、心さびしい感覚。
自分以外のことは、はっきり見えるのに、自分自身のことはもやもや・・・ず~~っと封印してきた気持ちが、見え隠れし、はっきりしてきました。
「自分を出していいんだ 。自分自身を受け入れる。」ということです。
自分自身の生きづらさが、本当に軽くなりました。
自分にOKを出せたので、もっといろんなことにOK出せます。
今ごろ??と思いますが、私にとっての「大事な今」なのです。(辛い事実に向き合っていますが、私の心は、穏やかです。)
そして、第一に自分の思考の癖が、はっきりわかったことが大きいですね。
いつもいつも、相手や状況に、どっぷりアソシエイトしてしまう悪い癖に、最近自分が気づき、自制する自分がいます。人の話を聞いて、ぐったりして家に持ち帰ってしまう疲労感が、だんだん無くなってきました。
いろいろなワークを通して、偏った自分の癖に気づき、いろんなタイプの人とワークを重ねるうちに自分の心の持ち方=状態管理が、とても大事なこと、思いは、現実を引き寄せることを、学校や私生活を通して、実際に感じることができました。
もっと早く、先生と出会いたかったとはじめは思っていましたが、今だから、出会えたのかと思える今日です。毎日押し寄せてくる生徒をみて、まず自分を見つめ自分自身を受け入れる。関わろうとする相手を信じる。
・・・・そう思っただけで、不登校の子は今日の修了式に仲間と参加し、教室で通知簿をもらい、教室移動の手伝いをしました。確実に変わろうとする彼女の意思を感じます。何も変わらない時間ですが、自分が変わったように思える時間です。
車間距離をとりながら、自分の人生のハンドルをにぎる。いろんなルートを検索しながら、目的地に着く。子どもたちにも、伝えていきたいです。ありがとうございました。アドバンスのみなさんに出会えたことにも、本当に感謝です。また、会いましょうね
【桑原より】
E先生は 私と同年代。肝っ玉母さん的な情の深い、感性豊かな先生です。初めてお逢いしたのは平成21年度に開催した 養護教諭授業塾2でした。その講座でも非常に感性豊かな反応をされていたことを思い出します。そして 保健室コーチングを北陸福井で 基礎講座を開催した時からアドバンスコースまで E先生は 熱心に学んでくださいました。50代にもなりベテランと言われる域に入ると「もう新しいことは無理」「これまでのやり方を踏襲したい」という方が多い中、E先生は、最後の最後まで ご自身とむきあっておられました。一見豪快に見えるその奥底にある繊細な感受性が養護教諭さんとして子どもたちの信頼をうけるというメリットの反面、ご自身の中にある未完了の課題とリンクすることで得体のしれない「何か」に苦しんでいらっしゃったのかもしれません。そんなE先生が 本気でご自身とむきあっていかれる姿は 後輩でもある他の受講生さんの奥深い部分にも少なからず影響していたと思います。それが 「私もがんばってるんだから」というようなものではなく、ただただ真摯なその姿に、周囲が影響されているという感じでした。E先生が、ご自身とむきあわれ たくさんの気づきを得られることで 関わっている不登校傾向の子どもさんが みるみる変化していく。このことを E先生のシェアでお聞きするたびに、本当に対人支援とは まさに 支援する側の状態管理なのだと感じました。E先生、本当にありがとうござました。
<HYさん>
「四文字熟語を3つ書いてください。」から始まり、私には苦痛の第3講開始になりました。3つの意味を知ると、現職教育などの際にはいい“ネタ”になることは確認できましたが、私は国語が苦手だあ~と再確認することもできました。
今までのワークの際には、先生の説明でどうにか理解して行動に移ることができたけれど、視覚変換のワークのときは、先生の説明を聞いただけでは全くわかりませんでした。ワークを始めてもわかりませんでした。
クライアント役になってもコーチ役になってもわかりませんでした。コーチング研修を受講し始めて、初めての体験だったかもしれません。こんなこともあるんだと思いながらも、モヤモヤした状態で終わってしまいました。
こねこね玉手箱で右手と左手を合わせたとき、素直にひとつの固まりにできませんでした。先生にSOSを求めたとき、「自分を大切にしてこなかったんだね。」と言われ、過去からの記憶がよみがえってきました。
自分の人生、なにげなく過ぎてきた数十年。もう少し早くNLPに出会っていたら、どのような自分になっていたかな。と、考えてしまいました。それも運命。今の自分に自信をもって進んでいきたいと思いました。
3年生が卒業して来室者がめっきり減り、ワークを試す機会がみつかりません。廊下や職員室で生徒を観察していると、自分とそっくりな生徒が何人もいることに気づきました。その子たちが来室したときには、こちらがアソシエイトしないように対応していこうと思います。
保健室コーチングに出会って、少しずつですが変わっていっている自分を感じています。しかし、今までの自分がまだまだ占めているのも確かです。研修で学び取ったことを自分の身になるようこれからも繰り返し、積み重ねていきたいと思います。気づかせていただきありがとうございました。
【桑原より】
Yちゃんは、本当にユニークで、Yちゃんから出てくる質問は 時に 本質をついていて クライアント役の人が ドキッとすることもしばしばでした。常に自分を飾らないYちゃん。自然体で にこにこして 場を盛り上げてくださいました。体感覚が強いゆえに、時折 入りこむ「負のスパイラル」が、回を重ねるごとにその復活が早くなり、落ち込みそうになる瞬間に戻すこともできるようになっていかれました。毎回 毎回 おちこみながらも 桑原の叱咤激励に しっかりついてきてくれました。きっとご本人が気づいている以上に 内面的な変化は大きいのではないかと感じています。自分の軸が外れる瞬間に気づき、自分の状態を保つことでセッションそのものに大きな変化が出ることを身を持って体験されました。チャレンジ精神が旺盛で 学んだことを 実践してはその楽しい報告をメールしてくださいました。学びの本番は 毎日の現場でおきる1つ1つのできごとであることを 認識され チャレンジしていかれる姿に心からエールを送ります。ありがとうございました。
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