姫先生のおめめ

25年間の養護教諭の経験と脳科学、波動理論から引き出すレジリエンス向上について書いています。

傾聴時における支援者の同一化は客観性を失わせる

2011年08月24日 | 保健室コーチング
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 19日から広島入りし、20日21日とベーシック最終講、そして その晩に 島根に向かい(アシスタントのりほさんの車で・・ありがとう!) 妹宅で一泊、22日の夜に 島根県安来市の PTA連合の講演。(担当してくださった教頭先生は私と同じ愛知教育大学出身、そして、私の地元頓原町で教員として4年間単身赴任されていたというご縁の深い方!) 22日は米子で一泊。翌朝の特急やくもで岡山経由で新幹線で愛知県に戻りました。ふーーーーー。4泊5日の遠征も終えて 久々に 自宅で眠りました。(となりにはかわいい孫ちゃん)

 そして、今日は、三重県桑名市の養護教諭さんの研修会にお邪魔しました。毎年1日日程の研修を組んでいらっしゃるそうです。私は午後からの研修をさせていただきました。ランチを一緒にということで、午前中の気圧療法士の先生と役員の方と一緒にランチさせていただきました。
 気圧療法士の先生のお話にとっても共鳴共感しました。ぜひ コラボをしたなと思いました。

 さて、午後には 2時間半の研修をさせていただきました。

 保健室コーチングベーシックコース名古屋2期生の M先生も参加してくださっていました。M先生がこのご縁をつないでくださったみたいです。本当にうれしいです。

 午後の研修は眠くなりがちですが、できるだけ ゲームやワークを取り入れての活動の場面を多く取り入れました。

 最近の講演や研修では、脳の基本的な性質をゲームやワークで体感していただき、その脳の性質があるが故に 私たちの日常生活ではどんなことが起きているのか?保健室の子どもたちの訴えとどうつながっているのかを、具体的にお話しています。

 そして、そこから、3~4つの「アプローチのための視点」としてまとめています。

 人を変えるのは「スキル」ではなく、それ以前のこちらの「在り方」や「相手に対する無意識での想い」であることを、いろいろな角度からお伝えしています。

 今回は 2時間半ということで、実践的ワークもできるだけ取り入れました。

 なんどもこのブログでもお伝えしているように「やり方」「この時はこうしましょう」的なマニュアルも大事ですが、

 スキルだけで対応しようとすると、壁にぶつかります。

 ちょっと遠回りでも、しっかりと人間のしくみ、意識と無意識の関係、脳の性質、コトバの影響力と脳神経系の関係など、本質的なことをしっかり理解し、スキルをその本質的理解のもとに活用するという学び方をした方が、より柔軟な対応力が身に付きます。

 さて、今日の 桑名市でのお話でも 触れたのですが、

 保健室コーチングにおける「傾聴」は これまでの「受容と共感」の聴き方から、もう一歩進んで よりニュートラルに、そしてコトバを「脳の情報処理の結果」として、相手の内的世界を受け入れながらも、同一化することなく 聴く、ということをします。

 共感能力が高すぎて、子どもたちの問題のスパイラルに一緒に入ってしまい、子どもの問題に自分が同一化してしまうタイプの人が非常に多いということが、この1年くらいのところで わかってきました。

 NLPでは、特に「ニュートラル」という状態を 支援者がもつことを大切にします。

 NLPには、アソシエイト、ディソシエイトという概念があり、保健室コーチングもこの概念を、養護教諭の状態管理、子どもたちの変化のために活用したりします。

 相手の感情と同一化して、自分もどっぷりと同じ感情に浸って、アプローチもできない状態は まさに 相手の問題に相手とともにアソシエイトしている状態です。

 この状態になってしまうと、まったく 客観的なアプローチができなくなります。

 問題の中にどっぷりつかっているクライアントを ニュートラルな立場から 焦点をかえ、客観的視点に戻していき、問題と認識したことに対しての全体像、認知の組み換え、リフレーミングをし、「思い込みはずし」をしていくことが できなくなります。

 辛かったね、大変だったね、の感情的共感も大事ですが、それだけでは、前に進まないことも多いのです。

 感情的に同一化して、一緒に泣いてあげることは、近所のおばちゃんにもできるのです。
(もちろん、段階的にそれが必要な子はいます)

 
 傾聴では 何を聴くのか?【保健室コーチングでは五感傾聴と呼びます】

 子どもたちが発する言語と非言語の両方を五感を使って感じる。

 ◆子どもたちの言っていることばより「どう表現しているか」「ニューロロジカルレベルの何と何をつないでいるか」のセンサーを高くして 彼らの思い込みを聴き取る。

 ◆「事実」と「解釈」を聞き分ける。

 ◆表面的に出ている問題のとらわれることなく 問題の本質を感じ取る

 ◆問題と認識していることの「肯定的意図」を探る

 などなど

 傾聴トレーニングもとても大切ですが、

 脳のしくみ、コトバのからくりを深く理解していくことも 大切です。
 
 そして、「傾聴」を「傾聴」として 機能するためには  ニュートラルに話を聴くための 「状態管理」「相手の尊重」という深い部分での支援者の在り方(BE)の追及が必要となってきます。

 保健室コーチングベーシックで取り入れている「傾聴トレーニング」は 状態に違いによる「傾聴」の違いを、体感していただいています。

 傾聴は知識でするものではなく 脳科学を背景理論とした「センサー」を高めていくことでもあります。


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