(一社)ハートマッスルトレーニングジム代表
主体的人生を構築する人材育成トレーナー
桑原朱美です。
今日のテーマは
「自己犠牲は周りの主体性を奪う」です。
以前、師匠からこんなお話を聴きました。
日本のボラティアと
諸外国のボランティアの違いについてです。
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諸外国のボランティアには
自己犠牲という気持ちでやっている人はいない。
諸外国では、主体性を持って行う行為として
行われている。
自分自身もある程度の収入の土台がある人が
主体的にやっている
日本では「善意」としてとらえられ、
「誰かのため」に「無償で」やる奉仕として
定着してしまった。
自己犠牲の精神が強い人は
自分も貧しいのにやってしまう人もいる。
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日本人がボランティアをすることが
悪いと言っているのではありません。
お金がない人がやるなと
言っているのもありません。
自己犠牲ということが美化されている
日本の文化に対しての話です。
その行為にどんな「意味」を持たせているか
その行為の裏にある「想い」の話です。
日本では、無償でやる、奉仕するのが
ボランティアと思われています。
諸外国では「有償」が基本。
日本に「ボランティア」という言葉が入ってきたときに
間違った意味で訳されてしまったということが
あるようです。
無償だろうが有償だろうが
「私が」という主語が、ちゃんと生きていればよいのです。
反応的にやってしまう人は
そこに「私が」という意志が乗っていません。
何が言いたいか?
どんな行動にも、善意より「主体性をもって」
行動するということです。
ボランティアのことを例に出しましたが、
日常の行動についても
対人支援についても
組織においても同じこと。
善意ばかりが前に出てしまうと
場合によっては、相手の主体性を
奪うこともあるということです。
自己犠牲の精神がある人は
困っている相手に何から何まで「やってあげよう」とします。
相手は喜びますが、どこかで手放して
自立できるようなかかわりが必要です。
相手の喜ぶことをすることで
自分の価値を感じている人は
手放すことができません。
中には、『してあげる人-してもらう人』
『助ける人-助けてもらう人』の
関係性を作ることで
自分の存在価値を感じてしまう人もいます。
自己犠牲で動くことは
周りにとっては決してプラスではありません。
善意とは「いい人」ではなく
「都合のいい人」になってしまう可能性も
含んでいます。
すると、いつの間にか相手の方が上位に立ち
要求ばかりしてくるという構図を作ってしまうことも!
(これは、桑原自身も体験あります。)
自分が作った指導案や自分が学んできた資料を
チームのメンバーに安易に提供する人も
同じです。
主体的に自分で学ぼうとしない人
人が時間と労力とお金をかけて
学んだ結果だけを手に入れればよいという
意識を作ってしまいます。
組織の中に、自己犠牲的に行動する人がいると
周りの人は「もっともっと」と欲しがるだけになります。
そんな「周りに求めるだけ」の人が、
子どもの教育にかかわるなんて
考えただけでもぞっとしませんか?
人の為にやらねば!自分のことは後回し!
という気持ちでやる人は
チームの主体性を壊します。
クライアントとの依存関係を作ります。
子どもの主体性を奪います。
ウクライナから逃亡してきた方々に
ポーランドでは、人道支援が行われています。
自己犠牲ではなく、主体的な行動であれば
必要なことをして、そうでないことには
手を出さない。自分たちでやらなければならないことは
自分たちできるように伴走する支援があるのです。
東北大震災の時の
松山千春の言葉にあります。
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知恵がある奴は知恵を出そう。
力がある奴は力を出そう。
金がある奴は金を出そう。
「自分は何にも出せないよ」
っていう奴は元気出せ。
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災害の時だけでなく、これは、日常の中でも
常に「自分はどうするか?」という
自分の主体性についての問いだと思います。
周りがこうしてるから、私もではなく
自分で考え、自分で決めて行動することの大切さを
ということを伝えているのだと思います。
それでは、
今日も、素敵な1日を!
p.s.
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