姫先生のおめめ

25年間の養護教諭の経験と脳科学、波動理論から引き出すレジリエンス向上について書いています。

変化は静かに起きる

2007年05月13日 | 保健室コーチング
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 京都でのセミナー 第5講。 
 たくさんの気づき、そして人の温かさを感じた二日間でした。

 「変化は静かに起きる」・・・・これを実感しました。
 
 4月の第4講でのカウンセリングセッションでシートに書いていたことを、今回、次のカウンセリングセッションをする前に読み返しました。
 「あ・・・・」
 そこに書いていた内容、すっかり忘れていたのですが・・・そのとおりになっていることにびっくり。私と一緒にセッションを組んだ方も、同じことを言っていました。

 前回は二人とも、「日々の現場の毎日を大切にする」という一ヶ月の目標ができていたのですが、セッションでお互いがシートに書いていたことは忘れていました。
 
 今回、多くの方がこの一ヶ月にいろいろな変化を体験して医いらっしゃいました。どの方のどの変化も、「よい」とか「悪い」とかという価値判断はありません。「必要な変化がおきている」という事実があるだけ。
 意識と潜在意識には、タイムラグがある、ということがよくわかりました。

 さまざまなワークを通して、潜在意識がうけたものは、その場でスグに認識できるものではなく、知らぬ間に、静かにその変化が起きているということを実感しました。

 そのときに意識で感じた「感動」と潜在意識のなかで静かにおきる変化は、またちがったものがあるのですね。

 ふっと、このことを教育の場におけることに置き換えて考えてみました。
 
 その場ですぐに生徒に影響をあたえることができること。
 時間をおいて、潜在意識下で熟成されて、知らぬまにいい形で意識上に上ってくること。

 教育現場で、私たち教師が生徒に伝えて行くことは、この二通りがあるように思います。すぐに結果を出さなくてはならないことは、教育現場でたくさんあります。一方で、そのときには、すぐに形として現れなくても、いい種を植え付けて、ずっと深いところで熟成され、静かに変化を起こすたいせつな教育もある、と思うのです。

 ふと気がつくと、変化がおきていた。
 それが、深い部分で熟成されたものであるとすれば、そのことがその人の人生とかあり方にあたえる影響は、とてつもなく価値があるものだ思います。

 帰りのバスの中で、主催者の方が、
「知識を与えるものであれば、大きな感動とか感情を揺さぶる方法はとても効果的。でも、深い部分での変化をもたらすものは、実は、とても地味で静かなんです。」と話しておられました。

 今日の最後のワークで受けたものは、大きな感情の波ではなく、自己変化とかビジョンの達成のための「種」と「エネルギー」でした。いっしょにワークをやってくださった3人の方々の優しさとかはげましとか、そういう目に見えないものが、力強く私の中に「何か」を落として下さったような・・・そんな感じでした。

 終わったあと、自分のからだから、たくさんの芽が吹き出したような感覚がありました。「あれあれ、これって何?」・・・こんなのはじめて。
この感覚・・・。大事にしたいです。深い部分からの何かだったと感じています。

 自分の感覚を信じたいです。

 この1か月で、静かに変化が進行したように、仲間の気持ちが、からだの中にしみていったように、私も、生徒達に、「その子がもっている価値と可能性が引き出されていく」という静かな変化を起こすかかわりができるとうれしいなぁと思いました。

 目の前でどう反応した、とか何を言ったという表面に現れることだけに惑わされず、その子の深い部分におこっていることを見ることができるようなそんな「保健室の先生」でありたいなと思います。

 

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