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私が退職してこの仕事を始めようと思った時、
心の底から「保健室から学校を変えることができる」と信じていました。
でも、全国には、それができるであろう養護教諭と
そうでない養護教諭がいることがわかりました。
正直、そんな考えなら子どもの前に立つのはやめろと言いたくなるひともいます。
それは悲しいことでもありますが、
本当に大切なこと何かを理解し、実践できる養護教諭もたくさんいます。
この10年の間に
保健室コーチングを学ぶことで、学校に変化の波を起こしている受講生がたくさん生まれました。
そして、それは今も動き続けています。
数年前からは、一般の先生や管理職の方も、
保健室コーチングを受講してくださるようになり、
それぞれの立場で子どもたちの可能性を高め、生きる力を育ててくださっています。
保健室コーチングは一般のコーチングとは違います。
教育に特化し、生きる力、レジリエンスを高めることを目的としています。
原石としての子どもたちが自ら輝いていく力を高めること。
癒しやきれいごとはやりません。
その分、大人自身が自分と向き合うシビアな学び。
それでも、講座の中はいつも笑顔が絶えません。
人を助けることも癒すこともできない。
でも、きれいごと的な可能性や生きる力を引き出すことはできる。
それが保健室コーチングのスタンス。
道は まだまだ続きます。