(2008年 2月の記事)
昨日、卒業生が訪問してくれました。
「伝説の3年生」と言われた学年の生徒です。
荒れていた本校を立て直した学年の生徒です。中学校の時に、何度も保健室を訪れて、その時、その時の自分の気持ちを話してくれていた思い出いっぱいの女の子です。
久々に保健室を訪ねてくれた彼女。
「先生に、いろいろ話したいことがあって来たの!明日は卒業式なんだよ」
中学校時代の思い出。高校に行ってからの自分の変化。出来事。つらかったこと、楽しかったこと。そこで学んだたくさんのこと・・・。
彼女の話は、聞いていて飽きません。
すべての体験も、経験も、すべて自分の糧になっていると話してくれました。
「中学校の時、先生といろいろな話をして、先生からもらったことばは、全部覚えている。高校へ行ってからも友達に先生が話してくれたことを伝えていたよ」
そんなうれしいことばも言ってくれました。
彼女の話に、時折、NLP的な視点での質問をしたり、NLP的なセルフセッションの方法を伝えたりしました。
「先生、その質問をされただけで、自分の感覚がふっとかわるのがわかった。そうなんだ。。。わたし、勝手に自分で思い込んでいるだけのことってたくさんあるんだね」
彼女は、ビジョン型の子で、明確な目標を持つことで、それに向ってどんどん進んでいくことができるタイプです。
未来の視点に立って、実現している自分を体験し、その地点からそこに行きつくまでの自分を眺めてみる・・・というセルフセッションを伝えました。
「中学校の時に、先生が、時間は未来から流れているっていったのは、こういうことだったんだね」と、
視覚と体感覚の強い彼女は、すぐに飲み込んだみたいです。
この1年、中学生や高校生、大学生を対象に、授業や講座で、あるいは個人的に、NLPに基づいたいろいろなお話やセッションをする機会がありました。
そこでいつも思うのは、その純粋な感受性です。
大人よりずっと純粋に、自分とは何か?自分の価値は何か?自分の生き方は?・・
そう問い続けている彼らだからこそ、身近に感じている彼ら自身がもっている「テーマ」に、NLPやコーチングの考え方は、ちゃんと答えをくれるんでしょうね。
NLPがすごいのではなく、私がすごいのでもなく、彼らの求めている純粋な「生き方」への問題意識が、
彼らの脳の中の「RASのサーチ機能」を最大限に働かせているのでしょう。
学校現場にいると
「学びも気づきも、子どもたちからいただいている」
そんな感謝がわいてきます。
私はこの25年間の学校現場での生活の中で、
いったい何百人という子どもたちから、学びと気づきを頂いて来たのだろう。
そのことにすら気づくことができなかった時期もありました。
「人は、いつでも変化できる」
「人は、素晴らしい可能性をだれもが持っている」
「人は、みな自分の存在意義を持っている」
「人は、みな生まれながらにして光り輝く存在である」
それを教えてくれたのは、
テキストではなく、黒板に書かれた文字でもなく・・・
子どもたちの成長する姿とのかかわりなんだなぁと、感じています。
今日は高校の卒業式。彼女も次のステップに向ってすばらしい門出をしたことでしょう。
次は、私。
3月31日 新しい門出の日を迎えます。
NLPって凄いと思いました。
早速資料請求しました(o^▽^o)
ありがとうございます。