姫先生のおめめ

25年間の養護教諭の経験と脳科学、波動理論から引き出すレジリエンス向上について書いています。

二日連続の卒業生の襲撃★

2008年02月22日 | 学校生活

 昨日、一仕事終えて、廊下に出ると、むこうのほうから、何かが走ってくる・・・

 二つの影。明らかに私に向って突撃してくる・・・。

 


 「ひーーーーめーーーーーー。」



 ああああ。あの声は!!!

 昨年度の卒業生でした。 しょっちゅう来ている「中学校忘れられません隊」の1号機。


 実は2か月ほど前にも来たのですが、私がどうにもこうにも忙しく、

「聞いてほしいことがある。」と言っていたのを、どうしても相手してあげれなかったのです。



 で、今回の保健室襲撃。

 雑談すること2時間半。


 「むっちゃなつかしい~」・・って、しょっちゅう来てるじゃん・・・。

 この学年の子たちは、

 私が本校に転勤した2年目に1年生、2年生と学年付きでかかわった思い出が深い学年の子たちです。


 うちの下の子と同じ学年でもあり、わが子のように接してきた子たちです。

 高校生活もそろそろ1年目が終わろうとしています。

 遊びにきたうちの一人の卒業生。
 今抱えている悩みを話してくれました。

 彼女に、先日の豊田市の講演で使ったパワーポイントの資料で、ミニセミナーをしました。


 ポジティブな言葉のたいせつさと引き寄せの法則。

 
 先日の3年生の授業での反応と同じで、すごくよく理解してくれました。

 悩みそのものについてどうしようかというよりも、

 その根底にある思考の方向性を変えることっていうこと。


 そのために具体的にどうするのかってことが落ちたみたいです。

 「とにかく、やってみる!!!」


 そんなことばを残して、彼女たちは帰って行きました。



 そして、今日・・・。

 午後。再び、別の卒業生に襲撃されました。


 また別の高校に進学した二人です。彼らも昨年度の卒業生。

 なつかしい話をしながら、「今という時」の大切さを、話してくれました。


 
 「3年の頃、リーダーとして本当につらかった。何度もここで、泣いてたよね」



 そんな彼女の表情から悩んでいた当時の眉間のしわがとれ、

 すっきりとした笑顔に変わっていました。


 「進学高だから、勉強は大変だけど、充実している」とうれしそうに話してくれました。

 あの時、苦しんでいたからこそ、今、あたりまえのことにとても感謝できるといっていました。

 人の目の前に立ちはだかるハードルっって、超えてしまえばちゃんと意味があるってわかるんですね。


 二人が帰って、下校時刻近くになると、またまた廊下からドタンバタン、ガラッ!!

 「ひーーーーーめーーーーー」



 またまた、昨年度卒業の二人組 「中学校大好き隊 宇宙人戦隊」


 相変わらずのでーーーっかい声で、相変わらずのKYぶり 


 この子たちにも、再び、パワーポイントで、ミニ講義をする流れになってしまいました。


 「姫!!すごいじゃん。(なぜか上から目線)これ、すごくよくわかる!!私、これから、バイト先の店長さんに、叱られても、ありがとうございます!って言うよ。頑張る」

と宣言していました。



「ねーねー。姫。この話、すごいから、本にしちゃったら?」


だそうです。ははは。(*^_^*)

しゃべってしゃべって、下校時刻もとっくに過ぎて・・・・


「そろそろ、職員室に戻るから」と保健室を絞めて2Fにあがりましたが・・・・

再び、彼女たちは、年度末で忙しい職員室に入って大騒ぎ。

元担任の先生にべったりくっついて、先生の夜食まで食べて、元気に帰って行きました。

今年の3年生は、卒業して進学しても、こうやって帰ってくる中学校は閉校になっています。

新しい統合中学校に遊びに行くのかな?


こうやって最後の1年に「卒業生」として、遊びに来ることができる子たちは、それはそれで、幸せですね。 



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1 コメント

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Unknown (ubeyabura)
2008-02-23 10:23:07
経済的な理由で学校の統廃合が行われ、
100年以上の歴史のある自分の勤務校も変わっていく事を迫られています。

学校は地域のセンター的機能を求められますが、変わらずにそのままあることが、時間を越えてセンター的な機能を果たすのではないかとふと思いました。
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