姫先生のおめめ

25年間の養護教諭の経験と脳科学、波動理論から引き出すレジリエンス向上について書いています。

宣言する、決めるとは〇〇を持つこと

2022年06月08日 | 保健室コーチング

(一社)ハートマッスルトレーニングジム代表
主体的人生を構築する人材育成トレーナー 桑原朱美です。

 

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今日のテーマは
「宣言する、決めるとは〇〇を持つこと」です。

今回は、このメルマガでも何度かお伝えしている
「決める」「宣言」のお話をします。

私たちは、一人の人間として肉体は1つですが
たくさんのアイデンティティ(役割/立場)とともに
様々な性質/特徴も持っています。

学校では、教師としてのアイデンティティ
家に帰ると母親であったり、妻であったり、娘であったりと
違う立場/役割を持っています。

保健室コーチングでは、人間の意識の5段階をもとに
アイデンティティの切り替えの大切さをお伝えしています。


アイデンティティが変われば、
同じ人間であっても、価値観や能力、行動は
無意識に切り替わっています。


無意識の切り替えに任せるのではなく
意識的にしっかりと切り替えることで
自分のパフォーマンスや人との関係性も
変化させることができます。

学校を出るときは、
教師としてのアイデンティティをリセットし
自宅に入る前に、
母親のアイデンティティに切り替える

逆に、朝、学校に入る前は
母親としてのアイデンティティをリセットし
学校に入る前に
教師のアイデンティティに切り替える

これは基本中の基本です。

様々な切り替え方法は、コースの中などで
お伝えしていますが、興味深い事例があるので
紹介します。

学校に入る前に
「日本一の養護教諭になった」という宣言を
学んだある受講生さんの話を聞いた
お友達(受講生ではない)

やり方だけ、まねてみた!

アイデンティティの切り替えは
できているのですが
なんだか、大変なことがたくさん起きる。

おかしいな、おかしいなと感じたその方は
受講生さんに詰め寄ったそうです。

「あなたのやっているようにやったけど
変なことばかり起きる!ひどいじゃないの!」と。

驚いた受講生さんは
その話を桑原にしてくださいました。

桑原は次のように説明しました。

----------------

その人は、養護教諭として普段から
ちゃんと仕事してなかったんじゃない?

そんな人が、日本一の養護教諭になった!
なんて宣言したんだから、そりゃ、
日本一の養護教諭が対応できるほどの

課題が来るよ。

そもそも、そうやってやり方だけを真似して、
形だけやる人なんだから
そんな宣言したら、その人にとっては
逆にうまくいかない!と感じることが起きるよね。

私が、やり方ばかり求める人に
自分が学んできたことを安易に教えることが
その人のためにならない理由の1つは
そこなんだよ。

学ぶ覚悟、現実と向き合う覚悟のない人は
これからの時代には適応できないんだよ


----------------

こういう宣言をすればこうなるとか
これをすれば、自分の思ったようになるとか
その考え方こそが危険なのです。


宣言するということで
自分の思ったような現実を作るという
原理原則は変わりませんが、

そこにどんな想いがのっているかで
起きる現象は変わります。


宣言するということ、何かを決めるというとは
それによって起きることに対し
ちゃんと向き合って、そこでやるべきことをやるという
覚悟も必要です。


そこを理解せずに
楽して思ったようになるという考えこそが
その人がうまくいかない
根本的な原因なのです。
 

それでは今日も

素敵な1日を!

 

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