12月1日、「自己肯定感を科学する~目からウロコの教育実践」の講座を開催しました。
北海道、栃木、千葉、長野、福井、
広島、山口、愛知、岐阜から、ご参加いただきました。
自己肯定感って、みんなが知っていて
とても大切なことなのに
抽象的すぎますよね。
そのために
人によってとらえ方も様々で
自己肯定感に対する勘違いも起きています。
そして、そのことが
「生きづらさ」の原因になっていると
感じています。
例えば以下のような勘違いがあります。
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自信を持たせれば自己肯定感が上がる
失敗すると自信をなくす
成功体験をさせれば自信を持つ
前向き思考が大事
人に役立ったという体験が大事
自分のこと好きって言えるようにしたい
ポジティブになろう
短所を長所に言い変えてあげればよい
短所をなくして、長所を伸ばせばよい
マイナスな自分を全部消去する
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こんな勘違いを前提にもったまま
自己肯定感を上げようとしている・・・
という現状があります。
現代人の生きづらさは
こうした幻想から生まれているのでは?
と、桑原は考えています。
学校や家庭で
自己肯定感を高めるために取り組んできたことも
前提を間違えれば
脳科学的にはマイナスに作用してしまいます。
あなたは、誰かほかの人から
『自己肯定感が高い人ってどんな人なの?』
って、聞かれたら何と答えますか?
間違っても
「自分のこと好きって言える人のことだよ」なんて
説明してはアカンですよ。
Google先生や心理学の本に書いているものではなく
あなた自身のことばで
「自己肯定感が高い人」を表現するとしたら
どう言い表しますか?
説明文をそのまま答えるのは
アナウンス。
自分のことばで伝えることで、相手に伝わります。
自分の理解も深まります。
だから、あなた自身が考えて考えて考えぬく
ということをやめてしまってはいけません。
学校でも家庭でも
「自己肯定感」とは何ぞやということを
深く理解し、自分で考えることなく
ぼんやりととらえたままで
「どうやったら、自己肯定感を上げることができるのか」
という方法論ばかりに注目しています。
挙句の果てに
「ありのままであなたでいいの」
なんて、超スーパーきれいごとで
とどめを刺す。
きれいごとが
通じなくなる時代が
すでに始まっています。
そもそも自己肯定感ってなんでしょう?
自己肯定感が高い人って
どんな人ですか?
あなた自身のことばで説明してみましょう。
何事も
そもそも、それって何だろうと深い思考があって
方法論は始まるのです。
1月27日の徳島でも
自己肯定感とは何かを
深く深く理解したうえで
脳の科学に基づいた自己肯定感向上のための取り組みを
具体的にお伝えします。
https://www.heart-m-letter.com/selfesteemhm
【今日の記事は、メルマガ『可能性をあきらめたくない女性のための時間と思考の使い方」メルマガの記事を加筆修正して掲載しました】