姫先生のおめめ

25年間の養護教諭の経験と脳科学、波動理論から引き出すレジリエンス向上について書いています。

連携とは仲良くなることではない/無料コンサルに見る養護教諭の現場力

2023年05月25日 | 保健室コーチング

(一社)ハートマッスルトレーニングジム代表
主体的人生を構築する人材育成トレーナー 桑原朱美です。


今日のテーマは
「連携とは仲良くなることではない/無料コンサルに見る養護教諭の現場力」です。

 

毎月、コミュニティレギュラー会員向けに開催している「30分の無料コンサル」では
毎回、とても興味深いお話を聴かせてもらっています。

テーマは、会員さんがその時その時に話したいことでOKとしています。
超多忙な現場で、本気で取り組んでいる先生方のお話から「うわー、名言」と思うものがあります。
(本人はそんなつもりで言ってはいないことがまたすごい)

新学期が始まってから、すでに何名かのコンサルを終えていますが
その中から「なるほど」と思ったことをいくつかご紹介します。
 

 

■校長先生は凪の人(Kさん)

この4月、新しい校長先生が転任されてきた。
この校長先生は「凪」のような方で、感情のブレがなく、
周囲にも良い影響を与えてくださっている。

トップが変わると雰囲気が変わる、というが、
ふと思い起こすと、自分は今、どんなトップだろうが
それによって影響されることがなくなっている。

波動脳科学セルフアクセプトコースを受講したのは
本当に大きかった。

他人軸だったころは、上司が変わるたびに影響を受けていた。
なぜなら、「受け容れてほしい」と思っていたから。

今回、頼りにしてた保健主事が転勤してしまった。
母性の人だった。新しい保健主事は、父性の人。
いろいろなことが新しくなって、変化した。

大谷翔平は、新ルール「ピッチロック」で時間切れを2回取られたとき
こう話した。
「新しいルール、新しい状況に合わせる時が来た」
まさに、そうだと思う。
新しい状況になれば、それに合わせることが大事と改めて思う。

 

 

 

■宣言が間違っていたことに気づいた(TSさん)

新学期が始まり、とにかく忙しい。
帰宅しようとすると、呼び止められる。次々と仕事がやってくる。

ハッと気づいたのが、「なんでもきちんとこなす養護教諭」という自分の設定(宣言)
だから、どんどん、仕事が増えていた。

半面、子どもたちや保護者への対応には、「別の宣言」をしていた。
「瞬間に生きる自分」で対応し、保健室にも「瞬間に生きよう」と書いてある。
これが、宣言通りになっていて、たくさんの相談や保護者対応があるが
一つ一つ、ちゃんと対応できている。

宣言はとても大切だ。
過去はこうだった、未来こうなったらどうしようという思考は
今ここにいないということ。
これを、大切にしたい。


忙しくて、バタバタしていた時、保健室コーチング仲間のKKさんから
「やれば終わる」というシンプルな言葉を聴いて、はっとした。
この言葉が心強かった。
 

 

 

■やれば終わる(KKさん)
※TSさんのコンサルの3日後が、KKさんでした。このことについて聴いてみました。

生徒たちが「こんなにやることがある!」「まだまだ終わらない」と嘆くことがある。
でも、やれば終わるのだから、淡々と、文句言わずに、集中して取り組むしかないんだよと話している。
以前、先輩の先生に「あなたは、淡々と仕事に取り組める人」と言われたことがある。
そういうことなのかなと思う。

 

 

■連携とは仲良くなることではない(TMさん)

3月は、4月の健康診断の準備に力を入れた。
その結果、4月の健康診断では、養護教諭は司令塔として
先生方に役割分担をして全体把握を行った。

健康診断は養護教諭の仕事ではなく、
学校保健法に定められた「学校行事」なのだから、運動会と同じように、職員全体で進めるのが基本。
養護教諭が頭を下げて、先生方にお願いするのは違うと思う。

ちゃんと計画をすれば、何もトラブルなく先生方も協力してくれる。

別件で、
最近、教員がメンタルをやられて療休に入ってしまうケースが増えている。
原因の一つに、保護者との連携の「連携」の意味を間違えてしまっていることがあるように思う。
連携とは、必要以上に距離を縮めて仲良くなることではない。
善意からのことであり、いいことだと思っている人は多い。
そこを勘違いして、ケースによっては、相手に「何を言っても、何を要求してもOKなんだ」と思わせてしまうことがある。
その結果、相手を優位に立たせ、なんでやってくれないの!と攻撃され、やんでしまう教員を何人も見てきた。
「連携の本来の意味」をちゃんと知っておく必要があると思う。

 

 

コンサルというと、桑原が、あれこれアドバイスしていると思われがちですが
内容は、ほぼ「雑談」
その中で、時々、確認したり、自分の体験などを話すことがほとんどです。
アドバイスを求められるものに対しては、こちらが提案をすることもあります。

コンサルの時は、相手の力になろうとも思っていないですし、
気づかせてやろうという想いもなく、基本、ノーナッシングステートです。

話をするって、とても大切ですね。
話を聴くことも、大切です。楽しいです。自分の気づきにつながります。
 

それでは、今日も素敵ない1日を!


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この記事は、メルマガ「可能性をあきらめたくない女性のための時間と思考の使い方」
2023年4月19日号で紹介した内容に加筆修正した内容です。

 

 

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