保健室コーチング基礎講座 京都会場が始まりました。
関西圏を中心に 遠くは 愛媛県や愛知県、鳥取県からもお越しくださいました。
養護教諭さんだけでなく、一般の先生や子育てママさん、
一般のOLの方も参加してくださって、
保健室コーチングは人生の様々な場面で活用できるということが
少しずつですが広まってきているようです。うれしいですね!!!
1日目は、保健室コーチングの概念とスキルは
どのようにして、人の悩みが苦しみを変化させていくのか
そもそも同じような出来事があっても必要以上に苦しんだり
そのことによって身体症状としてあらわれてしまうのかという基本的な仕組みなどを、
ワークや実験で理解していただきました。
そして、アプローチのための基本的スタンス、実際の基本的な言語アプローチなどを学んでいただきました。
何が、人間のパフォーマンスに影響するのかという実験ワークでも
過去と未来の時制を意識するだけで 体に影響が出ることを体感され
みんな びっくり!
そう、だからこそ、過去のことを掘り出すカウンセリングでは 子どもたちはかえって
動けなくなってしまうんです。
アドバンスコーチが3名、アシスタントとして参加してくださいましたので、
後半は 3つのグループに分かれて、
アシスタントさんに スキルの伝達やトレーニングをお任せしました。
やはり、現場で実際に使い続けている人は スキルを伝えるにしても 説得力がありますね。
「スタジアムビューイング」のスキルでは、各グループで驚きの声が上がっていました。
言語で自分の気持ちをうまく言えない子も、身体を使い、脳の仕組みを活用したこのワークで
「大変だ」「苦しいな」「どうしよう」という 自分の問題に同一化し、客観性を失った状態から
抜け出し、自分を客観的に見ることができるようになります。
その結果、自分の口から「大丈夫だ。そんなに気にすることない」と言い出します。
受講生さんからも
「たったあれだけの動きと時間で ものすごい気持ちの変化が起きた」
「これが、客観性を取り戻すということなんですね、すごい体験でした」
などの声をいただきました。
そう、言葉で説明できないんですが
保健室にやってきた子どもたちの問題そのものを解決するのではなく、問題だと感じている感覚を変え、元気に教室で勉強に取り組める状態に戻す、
このことが大切なんです。
その子の問題や悩みを解決しなければ、教室に向かえないという その思い込みこそが
子どもたちへの対応を難くしているのです。
さて、2日目は何が起きるでしょうか?
夜は、アシスタントの3人と福井から打ち合わせのために駆けつけたNさんとそのご主人と
宴会。
突然始まった 飲み会しながらの裏セッション。
面白すぎました。